率先的には乗りたく無いかな?ベトジェットエアA320ラグジュアリーシート搭乗記:ハノイ→成田(VJ 934)

概要

搭乗総合評価:73点

感想:良かった点は美味しいホットミールぐらい。非常口座席と同じ金額であるラグジュアリーシートはごく普通の座席で全く特別感が無かったのが残念。

<利用詳細>

フライト利用月:2024年10月

予定出発時刻:07:55発

実際の出発時刻:08:02発

予定到着時刻:15:30着

実際の到着時刻:15:00着

時刻表上のフライト時間:5時間35分

実際のフライト時間:4時間58分

座席番号:4A

機材:A320-200

機材番号:VN-A663

機材導入日:2015年10月7日

<チケット代>

利用の約3ヶ月前に予約しました。

一番安い運賃から二番目のデラックス運賃を指定して一人あたりUSD 121.55。

この運賃にはスカイボスシートを除く機内全ての座席(非常口座席を含む)を指定可能、20kgsまでの預け荷物可、変更手数料が無料など様々な特典がある。

この路線での同運賃はホットミールは含まれないはずだったが、提供された。

当時の為替レートで19,661円でした。

搭乗記

・ホームページの不具合で出発まで不安が多々あった!

詳しくは、「ツッコミどころが多いベトジェットエア」という題名で記事を投稿したので詳細はそちらで。

まず最初の問題は事前予約していた座席と、実際オンラインチェックインで搭乗券を発行した際の座席番号が異なっていた事。

これは空港のチェックインカウンターで解消ができました。

ベトジェットエアチェックインカウンター
ベトジェットエアチェックインカウンター

・ノイバイ空港ではソンホンプレミアムラウンジで寛ぐ

ベトジェットエアのスカイボス運賃対象だった際の指定ラウンジでもあり、プライオリティパス対象でもあるソンホンプレミアムラウンジは食事が充実していてかなり良かったです。

・ノイバイ空港で飲食店を利用する場合

出国前と出国後では物価水準が何倍も異なります(笑)。

出国前のフードコートは街中より若干高いぐらいでまぁまぁ許せますが、出国後は全てドル表記となり、フォーがいっぱいUSD 10(約1,500円)などベトナムの物価からすると法外です。

なので、出国前にフードコートやレストラン街(出発ロビーからエスカレーターで上へ)があるので、そこで済ませる事をお勧めします。

・機内へ;本来なら普通席で一番高額なラグジュアリーシートなのに何がラグジュアリー?

搭乗です。

搭乗口
搭乗口
成田行きA320
成田行きA320
最前列のスカイボスシート
最前列のスカイボスシート
最前列のスカイボスシート
最前列のスカイボスシート

最初の3列はスカイボスと呼ばれる座席でした。

こちらは普通席と変わりありませんが、最前列が足元が広いのとラウンジアクセスなどが追加された運賃です。

かなり金額に開きがあったので、普通席と変わらない座席であればコスパはかなり悪いのでは?と思います。

このフライトでは一人も座っていませんでした。

さて、指定した座席は4A。

4列目と5列目はラグジュアリーシートとして販売され、もし最安値の運賃を指定した場合はここは有料価格となり、その金額は足元の広い非常口座席と同額です。

どう見ても、前方に位置しているというだけで他の座席と全く違いがありません!

座席は使用感たっぷりあるけど、汚く無いので気になりません。

ラグジュアリーシート
ラグジュアリーシート
ラグジュアリーシートのシートピッチ
ラグジュアリーシートのシートピッチ
ラグジュアリー感ゼロ!
ラグジュアリー感ゼロ!
リクライニングボタン
リクライニングボタン
調整可能な空調設備あり
調整可能な空調設備あり

・エンタメは機内雑誌あり

何気に機内雑誌ってありがたいです。

特にその航空会社のネットワークマップとか結構面白いんですよね。

国際線マップ
国際線マップ

ベトジェットエアってカザフスタンにも就航しています!

そして中国本土は上海、成都、西安だけの路線であるのも意外でした。

国内線マップ
国内線マップ

・快晴のノイバイ空港を離陸

ノイバイ空港の第2ターミナルは日本の技術によって建設されたもの。

大成建設が関わっています。

拡張工事がされていました。

ノイバイ空港第2ターミナル
ノイバイ空港第2ターミナル
離陸
離陸
ハノイ郊外
ハノイ郊外

・機内食は含まれていないはず?でも無料で提供された!

本来デラックス運賃では、カザフスタンとオーストラリア路線を除きホットミールは含まれていないはずです。

その様に運賃詳細で明記がされています。

そこで、事前にベトジェットエアのサイトで購入を試みましたがどうしても決済時にエラーが起こる。

理由が分かりました。

元々含まれていたからですね。

配られたホットミール
配られたホットミール
ホットミールの内容
ホットミールの内容

マレーシアやインドネシアの朝食定番であるナシレマッ(ココナッツミルクで煮た米と付け合わせ)でした!

ベトナムの航空会社でナシレマッが提供されるのは面白い!

大好きな食べ物なので、これは嬉しかったです。

付け合わせに鶏肉、卵、ピーナッツ、煮干しが入っていて具沢山で満足です。

別途ペットボトルの水とカシューナッツの袋も渡されました。

・機内販売飲食メニュー

機内食のメニューは以下の通り。

本来ホットミールは事前に注文した乗客のみが受け取れるものですが、このフライトでは数品有料で用意されていました。

食べ物・飲み物は結構充実しています。

機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー
機内食メニュー

そして何故か上記とは別にインド路線用?メニューもあり。

インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー
インド路線用メニュー

・トイレは比較的清潔

前方のトイレを中心に利用しました。

フライト中は清潔に保たれていた印象です。

前方のトイレだけには造花が飾ってありました(笑)。

ベトジェットトイレ
ベトジェットトイレ
造花つき
造花つき

・クルーの印象は軍隊調

恐らく人生初のオール男性クルーです。

「ビキニエアライン」としてブランドイメージを獲得したのに、体格の良いちょいマッチョ系の男性クルーが活躍していたので全くイメージとは真逆でした(笑)

笑顔はあまり無かったですが、物腰は柔らかく、テキパキとゴミを頻繁に集めたり機内を行き来していました。

着陸前にはクルーが乗客へ向かって挨拶と共に敬礼したのが印象的で、まるで軍隊の中に居る様でした(笑)。

・高知の海岸と着陸の景色を楽しむ

飛行中外は殆ど曇り空でしたが、高知県付近上空で晴れていました。

高知市
高知市
高知県の海岸
高知県の海岸
成田空港着陸
成田空港着陸
成田空港第2ターミナル
成田空港第2ターミナル

評価

機内クルーの対応:7/10(笑顔はあまり無かったけど、不快な感じは無い)

機内の清潔感:4/5(古いけど、汚さはあまり感じなかった)

シートの設備:対象外(LCCのため特に無し;調整可能な空調があるのは良い)

シートの快適度:4/10(ラグジュアリーシートとして販売しているけど全くラグジュアリー感無く普通席と遜色無し、サイトにも説明無かった;これで非常口座席と同じ価格で販売しているのは詐欺)

アメニティー:対象外(LCCなので無し)

機内食・飲み物の種類・量:5/5(具沢山で付け合わせにカシューナッツもあったので満足)

機内食・飲み物のクオリティー:9/10(ホットミールは結構美味しい分野に入る)

エンターテインメント:7/10(機内雑誌が置かれているのは嬉しいが、特に面白いコンテンツは無かった)

コスパ:8/10(デラックス運賃の条件の緩さが魅力ではあるが、ラグジュアリーシートは損した気分ではあった)

総合評価:44/60 = 73点

まとめ

ベトジェットエアの難点はコミュニケーション能力が微妙。ホットミールが含まれていないとなっていながら含まれていたし、実際予約した座席と搭乗券の座席が異なっていたり、サイトに全く情報が無いラグジュアリーシートを指定したら全くラグジュアリー感が無かったし、結構謎が多く、不安要素がありました。余程価格が魅力でない限り、できるだけ選びたくないLCCかな。

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