シンガポール航空の公式サイトには記載がありませんが、以下のケースが当てはまる方は、チャンギ空港で到着の際にシンガポール航空ファーストクラス利用者専用の出発ラウンジが利用できる様です。
*シンガポール航空でシンガポール・チャンギ空港到着(他社は不可)
*乗り継ぎ・シンガポールが最終目的地だろうが関係無し
旅慣れた方だと、え、一体到着の際に出発ラウンジが利用できるってどういう事?と思うかもしれません。
良い質問です。
チャンギ空港は出発と到着が同じ階の共有エリア
日本を含める多くの国際空港では、出発と到着では階がはっきり分かれいる為、出発ラウンジはあくまで出国手続きをしないと利用できませんが、チャンギ空港は珍しく共用エリアになっているので
飛行機到着→出発ラウンジ利用→入国審査手続き
といった事が可能なのです。
ネット上で非公式な情報としてシンガポール航空のファーストクラス利用者限定で、到着の際に同社ファーストクラス専用のザ・プライベート・ルームが利用できます。
まずは、シンガポールを代表するエアラインブロガー、THE MILELIONの参考記事。
訳すると、「シンガポール航空の公式サイトには記載が無いのであくまで航空会社の担当者と他人の経験談に確認した話だけど、ザ・プライベート・ルームはシンガポールが最終目的地であっても、利用が可能」
と記載されています。
航空系の掲示板FlyerTalkでも詳しく体験のスレッドが確認できます。
もし到着の際に利用する場合は、到着便の搭乗券を見せれば良いです。
ザ・プライベートルームは第3ターミナルに位置しますが、もし利用便が第2ターミナルに到着した場合は無人のスカイトレインを利用すればスムーズにアクセスができます。
預け荷物がある場合はラウンジの受付に告げると良い
シンガポールが最終目的地である場合、ラウンジに寄ってしまうと預け荷物の受け取りが遅れてしまうので紛失してしまうのでは?という心配がありますよね。
問題無さそうです。
その際には、ラウンジ利用の際に受付で預け荷物の情報を伝えておけば、航空会社側で個室に保管してくれます。
こちらの利用者は、到着の際4時間ラウンジに滞在した様ですが、事前に受付に伝えておくことで受取ベルトの近くにある別室で保管してくれていたそうです。
到着ターミナルはしっかり把握しておこう!
チャンギ空港ではシンガポール航空は第2と第3の両ターミナルから発着します。
両ターミナルは繋がっているし、制限エリア内を徒歩でも移動できますがとても広いのでお互い行き来する無人のスカイトレインが便利です。
ザ・プライベートルームは第3ターミナルに位置します。
もし預け荷物がある場合には、対象ターミナルの手荷物受取場のみの受取になるので、必ず第2か第3を把握しておきましょう。
第2の場合は、入国審査を第3では無く第2ターミナルで行わないとややこしい事になります。
ビジネスクラス利用者はシンガポールが最終目的地の場合は利用できない
この到着の際にラウンジが利用できるのはファーストクラスの乗客のみで、ビジネスクラスは対象外です。
ただし、もしシンガポールに滞在予定でも24時間以内に乗り継ぎがあり、次の目的地の搭乗券が発券済みの場合は、例え到着後これから市内へ向かう場合でも一旦ビジネスクラス専用ラウンジであるシルバークリスラウンジが利用できます。
詳しい事は以前の記事に取り上げています。
或いは、エコノミークラス利用者でもスタアラゴールドであればクリスフライヤーゴールドラウンジが同様に利用可能です。
筆者も過去にシンガポールで1泊予定で既に到着時点で次の目的地の搭乗券がある際に、宿泊前にラウンジへ寄らせてもらいました。
出発と到着エリアが共有であるからこそできる事ですね。
シンガポール行きに乗れば、出発空港と到着空港両方のファーストクラスラウンジを堪能できる!
もしシンガポール航空のファーストクラスを最大限に堪能するのであれば、シンガポール発よりもシンガポール着の方が、出発と到着両方でラウンジが利用できるのでメリットが大ですね。
例えば、成田→シンガポール便に乗れば、成田のANAスイートラウンジとチャンギのザ・プライベートルームの両方が満喫できますが、逆区間だと後者のみになってしまいます。
まとめ
チャンギ空港の出発と到着が同じ制限エリアという特殊な条件だから提供できる到着の際の出発ラウンジ利用。シンガポール航空では自社ファーストクラス客限定で、到着の際にもザ・プライベートラウンジへ入室する事ができます。このラウンジはレストラン式のアラカルトダイニングが充実している上に完全個室の仮眠室もあるので、滞在価値は大です。