高地に優れた伝統技術が継承されているドルゼ族の村へ🇪🇹〜S2EP3

エチオピア滞在2日目。

アワッサのホテルをチェックアウトし、この日はオモバレーの拠点となる街、アルバミンチへドライブ。

途中、アルバミンチ郊外にある織物と優れた建築技術を持つドルゼ族の村に寄ります。

本日の移動ルート
本日の移動ルート

ドライブインにて朝食タイム:主食はやっぱりインジェラ

アワッサを出発後、朝食を済ませていないガイドのアシューさんとドライバーのビルハンさんの食事タイムで、ドライブインに寄りました。

Ethiopia ArbaMinch Mobile 1
ガイドのアシューさん(左)とドライバーのビルハンさん(右)

エチオピアを代表する国民食と言っても良いインジェラとティブス。

ティブスは、ヤギ肉のステーキやひき肉を独特の辛味パウダー(ベルベレ)で味付けしたもの。

インジェラとティブス(ヤギ肉のステーキ)
インジェラとティブス(ヤギ肉のステーキ)

そしてエチオピアのドライブインでは確実に欠かせない濃厚なコーヒー!

何故か、どこへ行ってもコーヒーを淹れる担当をするのは美女が多いのですよね。

エチオピア人の多く(特に北部や中部の人々)はセム族に属し、アラブ人やユダヤ人の方が遺伝子が近いので顔の彫りが深いのが特徴です。

エチオピア美女
エチオピア美女

エチオピアコーヒーには欠かせないハーブのルー

エチオピアでコーヒーを注文すると必ずトッピングに載るのがミカン科ハーブのルー。

エチオピアではテナダムと呼ばれています。

殺菌や虫除け効果がありますが、何と言っても独特な甘い香りがあり、地元では砂糖を入れない代わりにこちらのルーをほんのり甘さ効果として利用する様です。

エチオピアコーヒーとルー
エチオピアコーヒーとルー

山道を登るドルゼ村の手間まではグレートリフトバレー(大地溝帯)を走りますが、荒野が続き特に景色に感動はありません。

エチオピア正教会
エチオピア正教会
グレートリフトバレー(大地溝帯)の景色
グレートリフトバレー(大地溝帯)の景色

険しい山岳地帯に入っていく

アルバミンチ手前から、U字カーブの道路をひたすら上がっていった標高約2,500メートルの場所に、このドルゼ村に辿り着きます。

気温は下がり、灼熱に感じた荒野のグレートリフトバレーとは変わって森林地帯とコントラストが面白い。

観光名所にもなっているので、村人は旅行者に慣れていますが、生活とも溶け込んだ感があるので観光地化によってすれているイメージはありません。

到着時、アディスアベバから訪問した国内の観光客が居たせいか、歓迎セレモニーの様なダンス披露がされていました。

後でお話を聞くと、アディスアベバで医者をしている方々とか。

ドルゼ村の歓迎セレモニー
ドルゼ村の歓迎セレモニー
ドルゼ村の歓迎セレモニー
ドルゼ村の歓迎セレモニー

↑後ろの布地がカラフル〜

この地域は良質な綿花が栽培されているため、ドルゼ族はエチオピアを代表する織物や刺繍を作る事で有名です。

村は自由にある事は推奨せず、村人のガイドを付ける事を強くお勧めします。

今回は既にアディスアベバから専属のガイドが付いていましたが、更に現地では地元経済の活性化のためにローカルガイドが別に付きました。

象の形をした伝統的な建築物

ドルゼ族は細長い、竹を編んだ小屋に住む事で知られています。

象の顔の様でもあり、目の部分にあたる左右の穴は通気性を良くする為。

ドルゼ村の伝統的な家
ドルゼ村の伝統的な家

こちらは家畜小屋。

家畜小屋
家畜小屋

牛の目の優しさ・・・かわいいですね。

村を散策すると、女性の方が綿から糸を作っていました。

ドルゼの村人
ドルゼの村人
ドルゼの村人
ドルゼの村人
民芸品
民芸品

南部エチオピアの主食の一つ:偽バナナ

エチオピアではテフ粉から作られる栄養満点のインジェラが主食となっていますが、あくまでこちらは北部の高原地帯での話。

標高が低くなる、南部エチオピアではインジェラよりも、エンセットと呼ばれる、バナナの葉に似た植物から採れる澱粉が主食となっています。

だから、名前が偽バナナ。

偽バナナから可食部分を集める作業
偽バナナから可食部分を集める作業
偽バナナの澱粉からパンをこねる
偽バナナの澱粉からパンをこねる
偽バナナの澱粉からパンをこねる
偽バナナの澱粉からパンをこねる
パンを焼く
パンを焼く

出来上がりがこんな感じ。

偽バナナのパン、自家製蜂蜜とベルベレスパイス
偽バナナのパン、自家製蜂蜜とベルベレスパイス

もちもち感ゼロのパンですが、焼きたてでとても美味しかった。

自家製のハチミツと、辛味のあるベルベレソースと一緒に食べると甘辛で塩分もあり、とても合いました。

一緒に、めっちゃアルコール度数の高い自家製蒸留酒と一緒に乾杯!

国内旅行者と村人と一緒に乾杯
国内旅行者と村人と一緒に乾杯

ドルゼ村付近唯一の宿泊施設を視察:うーん、ちょっと簡素すぎるかな

視察旅行という事もあり、ドルゼ村に一番近い、唯一のロッジを訪れてみる事にしました。

その名も、ドルゼロッジ。

実はエチオピア滞在初日にここに宿泊する予定でしたが、道路封鎖のためアワッサへ迂回する事になったため、ここでの滞在は実現しませんでした。

でも、正解だった・・・

ドルゼロッジ外観
ドルゼロッジ外観
ドルゼロッジ外観
ドルゼロッジ外観

山の上に建てられて景色は素晴らしいのですが、施設自体はかなり簡素。

ドルゼロッジ客室外観
ドルゼロッジ客室外観
ドルゼロッジ客室外観
ドルゼロッジ客室外観
ドルゼロッジ客室内観
ドルゼロッジ客室内観
ドルゼロッジ客室内観
ドルゼロッジ客室内観
ドルゼロッジ客室バスルーム
ドルゼロッジ客室バスルーム
ドルゼロッジ客室バスルーム
ドルゼロッジ客室バスルーム
ドルゼロッジダイニングエリア
ドルゼロッジダイニングエリア

観光客向けでもあり、見た目よりコスパは良くない。

前日宿泊したハイレリゾートの方が断然快適(値段もあまり変わらない)。

更に、高地にあるため、気温も低く、夜はとても寒そう。

Wi-Fiも訪問時は提供無し。

深夜便で到着してめっちゃ疲労が溜まっていた初日にここに泊まらなくて良かった〜。

景色は本当に良いのですけどね。

ドルゼロッジから眺めるアバヤ湖
ドルゼロッジから眺めるアバヤ湖

これから、宿泊予定のアルバミンチへ移動です。

アバヤ湖
アバヤ湖

アルバミンチはドルゼ村から車でわずか1時間半ぐらいなので、先ほどのドルゼロッジに宿泊するなら、山から降りてこちらの宿に宿泊した方が全然コスパが良いと思います。

ボーナス:アルバミンチのパラダイスロッジ視察報告

この日に宿泊予定のハイレリゾートへチェックインする前に寄った、パラダイスロッジ。

アルバミンチでは老舗のリゾートです。

結論から言うと、かなり気に入りました。

パラダイスロッジ外観
パラダイスロッジ外観
パラダイスロッジ敷地内
パラダイスロッジ敷地内
パラダイスロッジ客室
パラダイスロッジ客室
パラダイスロッジ客室バスルーム
パラダイスロッジ客室バスルーム
パラダイスロッジ客室バスルーム
パラダイスロッジ客室バスルーム
パラダイスロッジ客室テラス
パラダイスロッジ客室テラス
テラスから眺める景色
テラスから眺める景色

↑このテラス、最高じゃないですか??

グレートリフトバレーの湖2つが眺められるこの贅沢さ。

左がアバヤ湖、右がチャモ湖。

しかも何、この景色を眺める用のベッドは!!!???

こんなところで朝寝とかできたら最高(昼寝は暑そうだからw)!

ここはダイニングエリアも爽快。

パラダイスロッジのダイニングハット
パラダイスロッジのダイニングハット
パラダイスロッジのダイニングハット
パラダイスロッジのダイニングハット
パラダイスロッジのダイニングハット
パラダイスロッジのダイニングハット
抜群の景色
抜群の景色

いやー、この景色心が洗い流されますなぁ。

この日に宿泊する、新しいハイレリゾートも悪くなかったので次に紹介します。

まとめ

南部エチオピアのハイライトとなればオモバレーに重点が置かれますが、もしアルバミンチを訪れるならドルゼ村はとてもお勧めです。

エチオピアでは比較的整備のされた村で落ち着いていて、村人と一緒に酔ったり、伝統技術を確認できたりと面白い。

結構今回の旅行の中では思い出に残る素朴な場所でした。

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