すしまるのランキングシリーズに新たな分野を追加します。
ベストビジネスクラスラウンジの逆、ワーストビジネスクラスラウンジ。
今まで訪れたエアラインラウンジで、そこまで残念だったのは数える程度なので、通常の7選から5選に絞ります。
公平のため、今回は各航空会社のハブ空港に限定して、比較してみます。
結果から先にお伝えすると以下の通りです。
| 順位 | ラウンジ名 | 対象空港 |
| 5 | ルフトハンザビジネスラウンジ | フランクフルト🇩🇪 |
| 4 | アシアナビジネスラウンジ | 仁川🇰🇷 |
| 3 | ANAラウンジ | 羽田(T3)🇯🇵 |
| 2 | エバー航空ザ・インフィニティラウンジ | 桃園🇹🇼 |
| 1 | エジプト航空ラウンジ | カイロ🇪🇬 |
全部スターアライアンス系列でした(笑)。
比較対象は当ブログに訪問記として記載されている以下からの選択。
国際線ラウンジのみが対象となり、閉鎖もしくは新しいターミナルの開港によって移転した旧ラウンジは含まれません。
上級会員とビジネスクラス客用でラウンジが分かれている場合には、ビジネスクラスラウンジだけに限定します。
| 航空会社 | 空港 |
| JAL🇯🇵 | 羽田🇯🇵・成田🇯🇵 |
| ANA🇯🇵 | 羽田(T3)🇯🇵・成田(T1S5)🇯🇵 |
| アシアナ航空🇰🇷 | 仁川🇰🇷 |
| スターラックス航空🇹🇼 | 桃園(T1)🇹🇼 |
| エバー航空🇹🇼 | 桃園🇹🇼 |
| キャセイパシフィック航空🇭🇰 | 香港🇭🇰 |
| タイ国際航空🇹🇭 | バンコク🇹🇭 |
| マレーシア航空🇲🇾 | クアラルンプール🇲🇾 |
| シンガポール航空🇸🇬 | シンガポール🇸🇬 |
| エアインディア🇮🇳 | デリー🇮🇳 |
| エミレーツ航空🇦🇪 | ドバイ🇦🇪 |
| カタール航空🇶🇦 | ドーハ🇶🇦 |
| サウディア航空🇸🇦 | リヤド🇸🇦・ジェッダ🇸🇦 |
| エジプト航空🇪🇬 | カイロ🇪🇬 |
| エチオピア航空🇪🇹 | アディスアベバ🇪🇹 |
| 南アフリカ航空🇿🇦 | ヨハネスブルグ🇿🇦 |
| ルフトハンザ🇩🇪 | フランクフルト🇩🇪 |
| オーストリア航空🇦🇹 | ウィーン🇦🇹 |
| SAS🇩🇰🇸🇪🇳🇴 | コペンハーゲン🇩🇰・ストックホルム🇸🇪 |
| SNブリュッセル航空🇧🇪 | ブリュッセル🇧🇪 |
| ユナイテッド航空🇺🇸 | 成田🇯🇵 |
| アメリカン航空🇺🇸 | ダラス・フォートワース🇺🇸 |
5位:ルフトハンザビジネスラウンジ@フランクフルト空港(Bゲート、Zゲート対象)
ルフトハンザグループの航空会社(スイス国際航空、オーストリア航空を含む)は、珍しくスタアラゴールド以上の上級会員用ラウンジよりも、ビジネスクラス客のラウンジの方が格下になっています。
結構違いが明確になっていて、両者の比較は過去記事にまとめています。
個人的な体験上、ビジネスラウンジの方が食事の種類が少なく質素になり、仮眠室などの設備が限られ、混雑している傾向があります。
ラウンジ内装も上級会員用のセネターラウンジは多少お洒落だけど、ビジネスラウンジは無機質な印象です。
シャワー等の一通り設備は揃っているし飲食類はしょぼくは無いけど、特に感動も無いかな。



4位:アシアナビジネスラウンジ@仁川空港(T1西ラウンジ対象)
2026年1月14日にアシアナ航空の全便が現行の第1ターミナルから第2ターミナルに移転するので、それに伴い現在のラウンジも閉鎖されます。
大韓航空との統合が決まってから、アシアナ航空はあまり元気が無い様に伺えます。
ラウンジ飯やドリンクは同ターミナル内にある複数のプライオリティパス対象のラウンジの方が種類が豊富だし、シャワー室は案内された時しっかり清掃されていなくてイメージダウンしてしまいました。
唯一良い点は、ラウンジの広さとゆったりとした座席の配置。
ただ休憩するだけの場所として考えれば悪く無いです。



3位:ANAラウンジ@羽田空港(T3対象)
成田空港の同社ラウンジは結構ゆったりとして快適なのに、ここ羽田空港の第3ターミナルのラウンジは真逆です。
幸い、第2ターミナルのANA専用国際線ターミナルが開港して多くのANA便がそちらからの出発になったので、混雑具合が若干解消されたでしょう。
食事内容は他のANAラウンジ共通ですが、ヌードルバーはここ10年ほぼメニューが変わっていないし、むしろかまぼこ等の具材が減らされているので、いい加減改めても良いかも(笑)。
ビュッフェのメニューも今はJALとかなり差が付けられている印象です。
午前中のラッシュ時はシャワー室の待ち時間が酷く、2時間待ちなんてのも珍しく無いので事前にアプリから予約が必須。
ラウンジ自体のモダンでシンプルなテーマの雰囲気は悪く無いですけどね。



2位:エバー航空ザ・インフィニティラウンジ@桃園空港
上空では素晴らしいサービスを提供するエバー航空なのに、地上ではあまりにもラウンジがしょぼくてこの差に愕然としました。
いや、同じ地上でもアウトステーションにも関わらずバンコク・スワンナプーム空港のエバー航空ラウンジは結構良いのに、何で本家のラウンジはこんなにやばいの、と思うぐらい!
良い点は、食事のオプションが豊富で、シャワー室のアメニティーが充実している事。
目的が飲食やリフレッシュする事であれば、満足すると思います。
悪い点は、ハブ空港のラウンジとは思えない程狭いし、密集した配置になっている!
しかも美的要素が無く、安っぽい椅子が並びます。
午前中のピーク時は空いている座席を探すだけでも苦労。
お隣にある、スターアライアンス・ゴールド会員専用のザ・スターの方がまだ多少雰囲気が良いかもしれません。



1位:エジプト航空ラウンジ@カイロ空港(アルメイサンラウンジ、アリオスラウンジ対象)
エジプト航空の国際線が発着するカイロ国際空港の第3ターミナルには同社のラウンジがいくつか点在しますが、この中で2つ訪問しました。
多少広めのアルメイサンラウンジと、こじんまりとしたアリオスラウンジ。
前者は若干ゆったりとしていますが、直近に訪問した後者は、結構ヤバかったです。
2023年にもなってWi-Fiは繋がらなかったし、ホットミールであるはずのパスタや肉は完全に冷えていて、毒々しい色のケーキが並ぶ。
ビュッフェの半数以上を占めるベーカリー類はどれもパサパサで鮮度無し。
深夜に近づくと結構混雑も酷くなり、座る場所が無かったです。
エジプト航空はドライエアラインなのでラウンジ・機内共に酒類は一切提供されません。
また、どのラウンジにもシャワー室はありません。
かろうじて良かった点は、前菜のサラダ類がまぁまぁだった事ぐらい。



まとめ
順位の5位〜2位までは一通りシャワーや飲食類が揃い、ビジネスクラスラウンジと名乗ってもまぁ理解できますが、1位のエジプト航空ラウンジだけは桁違いに質素です。
全く期待しないで行けば、少しは満足できるかもしれませんが(笑)。
スターアライアンス系は北米系、シンガポール航空とターキッシュエアラインズを除いてはラウンジ面はあまり強く無い印象です。






