概要
搭乗総合評価:87点
感想:座り心地が良くて快適性高く、シートテレビが大きいのでエンタメがとても楽しみやすい。それ以外はごく普通と言った印象です。
<利用詳細>
| フライト利用月 | 2025年12月 |
| 予定出発時刻 | 16:50発 |
| 実際の出発時刻 | 17:00発 |
| 予定到着時刻 | 19:05着 |
| 実際の到着時刻 | 19:31着 |
| 時刻表上のフライト時間 | 2時間15分 |
| 実際のフライト時間 | 2時間31分 |
| 座席番号 | 50D |
| 機材 | 787-10 |
| 機材番号 | JA981A |
| 機材導入月 | 2024年3月 |
<チケット代>
総額12,450円
搭乗記
| この記事は体験の全て語ります。
同区間をJALの普通席と比較した記事はこちらです。 |
出発空港での体験
・グループ5まで分かれた搭乗手続き
筆者はステータスを持っていないので、搭乗グループは3以降に属する事になります。
このフライトでは:
普通席窓際:グループ3
普通席真ん中:グループ4
普通席通路側:グループ5
と分かれていました。

・搭乗時にクルーがおしぼりとイヤフォンを用意
搭乗時、クルーがおしぼりとイヤフォンが入ったバスケットを用意して乗客を歓迎していました。

キャビンの内観と座席の印象
・雰囲気の良いキャビン
個人的には地味でグレー調のJALよりも、和風な濃い青色のANAの座席の方が好みです。
初印象としては、まずシートテレビがデカい!
シート自体はとてもシンプルです。






今回は真ん中の通路側座席を確保しました。
・ファブリック座席は座り心地が良い
JALの座席は革製もしくは合皮でつるつしているので個人的にはあまり好きでは無いです。
ANAは布製なので気持ち良いですね。
・シート幅はボーイング787のスタンダードで狭め
シート幅は47cmでした。
JAL国際線仕様機材を除き、ANAを含めた全ての航空会社ではボーイング787で3−3−3配列の横9席配列を導入していますが、これが結構狭いのですよね。
まぁ国内線では問題無いですが、長距離路線ではあまり乗りたく無いです。

シートピッチは想定31インチぐらい。
欧米系航空会社だと長距離仕様機材の標準値なので、国内線仕様でこの広さはとても良心的です。

シートポケットは2重になっています。
スマホや小物は小さい方のポケットに収納できるのはありがたいですね。

ヘッドレストは一切ありません。

座席の設備
・各座席にPC電源とUSB-A電源が設置されている
普通席であっても各座席にPC電源が設置されているのは良いですね。
場所は前方の座席下。
USB-A電源はシートテレビの下に位置しています。

・シートテレビのサイズは日系航空会社の業界最大
座席のハイライトと言えば、シートテレビの大きさ。
13.3インチのモニターは日系航空会社としては最大です(ライバルJALのA350-900は10インチ)。
これだけ大きいとエンタメもより楽しめます。

アメニティーとエンターテインメント
・おしぼりのサービスはANA独自
JALの普通席ではおしぼりは配られた事が無いので、ANA独自ですね。

・イヤフォンは・・・結構粗悪品・・・
配られたイヤフォン、一見するとJALで配られるものと見た目がとても類似していますが、実際使用してみると品質の違いが明らかでした。
JALは結構聴き心地が良かったのに対して、ANAのバージョンは音が割れていました。
あまり長時間は装着したくないです。

・国内線仕様としては申し訳ない程のプログラム数
様々なジャンルの映画、テレビドラマ、ドキュメンタリー、ライブテレビととても豊富です。
まず機内で退屈する事は無いでしょう。



・飛行マップはインタラクティブ
飛行マップ好きの人には嬉しい、インタラクティブ式。
タッチ画面で、方向やスクロールが指で自由自在に変わっていくスタイルです。
ズームインしたり、ズームアウトしたり、方角を転換させたりと結構これが楽しいのですよね。
JALは固定画面で切り替わる仕組みなので、こちらの方が進化しています。

・機内雑誌はリクエストベース
JALと異なり、ANAでは機材雑誌「翼の王国」が全席に常備されておらず、リクエストベースです。
個人的には環境フレンドリー的な要素で考えるとこれで全然ありだと思います。
特にこれだけエンタメが充実しているので機材雑誌を読む人はほんの一部じゃないかな。

・機内安全ビデオはポケモンカラー
ANAの機内安全ビデオは遊び心があって面白いですね。
以前の歌舞伎バージョンは結構好みでしたが、今はポケモンが現れるようになりました。
観ていて飽きません。


・機外カメラは2種類:前方と下方
ボーイング787-10には2種類の機外カメラが搭載されています。
那覇離陸後は夕方であるにも関わらず珊瑚礁がくっきり映像として映っていました。
でも、エアバスA350の機外上方カメラには敵いません!

・無料Wi-Fiの接続はとてもシンプル;速度はまぁまぁ
JALだと各座席にWi-Fiの接続案内板が用意されていますが、ANAには無いのかなぁ、と思っていたらエチケット袋に記載がありました。
これはエコで良い!
QRコードで読み取ればすぐ接続できるのでとてもシンプルで分かりやすいです。

速度は離陸直後、フライト半ば、着陸直前と3回に分けて測定してみました。
まぁ安定して遅いですが、LINEチャットが辛うじてできます(画像を送る時はエラーか時間がかかる)。
無料なので文句は言えないです。



ドリンクサービス
・ドリンクはコールド4種類とホット3種類
JALの様にメニューの案内板と共に回ってこない代わりに、メニューが機内放送でアナウンスされます。
JALではオリジナルドリンクの「スカイタイム」が普通席で注文できますが、ANAの同バージョンである「香るかぼす」はプレミアムクラスのみでしか提供されないが残念です。
ドリンクサービスは1回のみでした。


・着陸前に飴玉が配られる
ANAでは着陸前にクルーがフルーツ飴各種類が入ったバスケットを持って通路を回ってきます。

化粧室
・至って普通だけど嬉しいアレがある
化粧室は至ってジェネリックな印象ですが、この機材はコロナ禍を経てからの導入されたこともあり、足でゴミ箱を開け閉めできるフットペダルががついています。
何だかいちいち手で押すの衛生的に気になる場合、これは嬉しい配慮です。




評価
| 地上での対応(/5) | 5 | スムーズな搭乗手続き。 |
| 機内クルーの対応(/20) | 20 | 親切で丁寧。文句無し。 |
| 機内の清潔感(/5) | 5 | 機材自体がまだ新しくとても清潔だった。 |
| シートの快適さ(/20) | 16 | シートピッチは国際線レベルで座り心地はとても良い。ただし、横幅は狭め。ヘッドレストが一切無いので頭が垂れやすい。 |
| シートの設備(/10) | 8 | 電源設備が充実しているのは嬉しい。調整可能な空気孔が無いのは残念。 |
| エンターテインメント(/10) | 10 | 2時間のフライトには申し訳ない程チャンセル数が豊富。大きな画面にインタラクティブな飛行マップは◎。 |
| アメニティー(/10) | 8 | おしぼりとイヤフォンで十分だが、イヤフォンは品質が悪かった。 |
| 機内食・飲み物(/20) | 15 | ドリンクがコールドとホットから選べるのは良いけど、特にサプライズ要素は無いかな。 |
| 総合評価 | 87 |
まとめ
国内線仕様機材としてはかなり充実しています。
特にエンタメの豊富さやゆったりとしたシートピッチは感覚的には国際線と遜色無し。
ただし、JALと比較してしまうとどうしても劣る部分が多い印象です(まぁJALが頑張りすぎているとも思いますがw)。






