ドバイ国際空港が攻撃された:復旧までどの様な対策案があるか検証

先日始まったイスラエル・アメリカによるイラン攻撃の報復措置として、米軍が拠点を置く湾岸諸国各国のインフラ施設が狙われました。

2026年3月1日時点では、クウェート、アブダビ、そしてドバイの国際空港が砲撃されています。

その中でも国際線利用客が世界ナンバー1のドバイ国際空港が、現在どれぐらい被害があったのか、そして早急に復旧できる可能性がどれほどあるのか分析していきます。

被害に遭ったのは第3ターミナルのコンコースBが有力

公式に空港のどの辺りが攻撃の対象になったか明確になっていませんが、SNSを確認すると「B12」ゲートで撮影された動画が見かけるのでこの付近である事は間違い無いでしょう。

ドバイ国際空港第3ターミナルコンコースB
ドバイ国際空港第3ターミナルコンコースB

常に賑わうそのコンコースBの様子が一変。

このB12ゲートは、正にハブであるエミレーツ航空の発着するコンコースのど真ん中に位置します。

ドバイ国際空港の心臓部と言っても過言では無いぐらいです。

詳しい地図はこちら。

ドバイ国際空港の地図
ドバイ国際空港の地図
コンコースBの拡大図
コンコースBの拡大図

地図でお分かりになる通り、ドバイ国際空港は少々複雑な作りになっていて、第3ターミナルは大まかに3つのエリアに分かれています。

・エリア1:出発・到着ロビー

独立した建物になっていて、地上では飛行機が発着する各コンコースとは繋がっていません。

地下でトンネルの様になって繋がっています。

・エリア2:コンコースA

エミレーツ航空が発着する3つのコンコースの中で、最も搭乗ゲートの数が少ない大型機専用のサテライト。

エアバスA380の多くがこのコンコースを利用します。

アクセスするにはコンコースBから地下を走る無人モノレールを利用する必要があります。

・エリア3:コンコースBとC

こちらは両方とも建物が繋がっています。

今回イランから発射されたと想定されるドローン攻撃はエリア3に着弾されている可能性が高いです。

コンコースBに並ぶエミレーツ航空777機
コンコースBに並ぶエミレーツ航空777機

コンコースBは恐らく長期に渡って閉鎖される可能性が高い;場合によってはコンコースCも

動画で撮影された映像はコンコースB内ですが、実際の被害状況が全体にどれぐらいあるのか現時点では把握できていません。

コンコースCがもし影響されていなかったとしても、空港の入口・出口を結ぶには映像内のコンコースBを突き進まなければならないので、本館からコンコースC間はバス移動などの手段が必須になるでしょう。

場所からしてエミレーツ航空のコンコースBに位置するビジネスクラスラウンジは残念ながら直撃の可能性が高いです。

因みに、コンコースAとCにもそれぞれ同社はラウンジを設けています。

被害にあったと想定されるエミレーツ航空のモエシャンドンシャンパンラウンジ
被害にあったと想定されるエミレーツ航空のモエシャンドンシャンパンラウンジ

第1ターミナル(=コンコースD)、第3ターミナルのコンコースA、及び第2ターミナルは影響される可能性は低い

エミレーツ航空以外のフルサービスキャリアが利用する第1ターミナル(コンコースD)は着弾の場所からかなり離れているので影響は無いはず。

同様に、エミレーツ航空の大型機が発着するコンコースAも。

そして、滑走路の反対側にある小さなフライドバイを中心に発着するLCC専用の様な第2ターミナルは無事である可能性が高いでしょう。

第3ターミナルコンコースAの無人列車降り場
第3ターミナルコンコースAの無人列車降り場

主に影響するのはエミレーツ航空の発着

もしコンコースBが使用できないとなれば、エミレーツ航空にとってはかなりの大打撃です。

消去法で考えると第2ターミナルは全てバス専用ゲートでエミレーツ航空の様な大型機の発着には適していないし、第1ターミナル規模が小さく、既にエミレーツ航空以外の航空会社の使用でパンク状態。

残る第3ターミナルのコンコースAはゲートの数が少ないので、コンコースBの修復が完了するまでは大幅に減便しなければならないでしょう。

ドバイにはもう一つ巨大な国際空港があるので活用が可能

市街のど真ん中に位置するドバイ国際空港は既に成長に追いついて行けるほどの土地が限られるので、将来的に全ての運用を移行する予定の巨大なアル・マクトゥーム国際空港が機能しています。

現時点ではまだ建設途中ですが周辺国のLCCを中心に既に使用はされている。

立地的には不便ですが少なくてもドバイ国際空港のキャパオーバーした分はここで臨時的に活用できるかもしれません。

まとめ

現時点で限られた情報のみを頼りにして、世界的にも需要が高いドバイ国際空港が復旧までにどの様なプロセスが考えられるか自分なりに検証してみました。

一個人の勝手な推測でありますが、世界的に需要が高いドバイ国際空港という事でひとまず今後の方向性を考えるのはありだと思います。

これ以上、情勢が悪化しない事を願うばかりです。

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