先日、プシュカルとアジメールから帰ってきました。1泊2日の弾丸視察。
プシュカルはラジャスタン州のヒンドゥー教の聖地。ヒンドゥー三大神の一人であるブラーマ神がここを創られたと言われています。ここには世界のヒンドゥー寺院でも珍しい、ブラーマが祀られた寺院があります。
デリーから手っ取り早く便利なアクセス方法は、特急シャタブディ・エキスプレスに乗ってニューデリー駅からグルガオンとジャイプールを経由して行く方法。6時間45分は掛かります。始発から終点までです。アジメールが終点となり、そこから車で30分ぐらいでプシュカルに到着します。
雰囲気はリシケシュに近い聖地ならではの風情があり、外国人旅行者(特にバックパッカー)が多いです。ゲストハウスが多く、結構安くて美味しい外国人向けの食事があります。今回宿泊した宿はインド料理も美味しく、薄味であまり辛く無く、家庭料理的な味でした。近所のルーフトップレストランで食べたパスタやピザも結構本格的で、ここだったら長期で滞在できそうでした(笑)。聖地のため、酒と肉類は法律で禁止されています。
ラクダサファリが有名だと聞いて、試してみました。。。が、ちょっと期待外れ。「砂漠」を想定しましたが、あくまで街に近いため、砂漠の周りには建設物があったり、これだったらジョードプルの砂漠の方がまだ本格的でした。ちなみにジャイサルメールはまだ行ったことが無いのでそこがインドでは一番本格的な砂漠かとは思いますが。。。
ドバイやアラビア半島の本当の砂漠を体験すれば物足りなさがありました。
今回宿泊した宿はロンプラでもお勧めされているInn Seventh Heaven。デラックスホテルの無いプシュカルでは、ここが一番まともだと思います。昔のハヴェーリ(古い民家)を建て替えたゲストハウスで、サービスもしっかりしてとてもコスパが高い宿でした。
尚、最低2泊からの宿泊のみしか事前に受け付けていません。一応各オンラインホテル予約サイトで1泊からでも宿泊は受け付けているらしいですが、その場合同系列の湖から少し離れた建物へ「左遷」されると受付の人が言っていました(いやいや、左遷は嘘で、実はここよりもっと部屋が広い落ち着いた宿です)。予約無しのウォークインの場合のみ、部屋があれば1泊でも受け付けるという事で、事前で予約無しで。
プシュカルの街並みを少し。
次はアジメール。アジメールは中規模サイズの都市で、ここはイスラム教の聖地でもあります。旧市街は人、人、人で正にその光景はオールドデリー!活気があって、落ち着いたプシュカルとは反対にカオスと混沌とした、イメージする「インド」がありました。
生憎一番の見どころであるダルガ(モスク)は写真撮影禁止のため、写真は特に無し。その代り、ダルガの奥にある古い、2日半で建てられたと言われているモスク(これがまた長い名前:アダイ・ディン・カ・ジョンプラ)や、古いジャイナ教寺院、ゴールデンテンプルの内部は撮りました。
でもここのハイライトは遺跡では無く、人懐っこい肉付きの良いヤギさん達でした。触っても逃げないし毛並みも良い。奈良の公園のヤギバージョンって感じ。
ゴールデンテンプルは寺院内に黄金の模型があり、日本のプラモ好きも圧倒される理想世界の細かい芸術作品!巨大です。1800年代に25年もかかって造られたそうで、見ごたえあります。
ちょっと駆け足旅行でしたが、視察したいホテルも含めて一通り主要ポイントは抑えました。ジョードプルみたいにグッとくる場所ではありませんが、プシュカルは長期滞在するには面白そうですしアジメールの活気は元気をもらえる様な気がします。
「プシュカルとアジメール1泊2日観光」への4件のフィードバック
こんにちは!ダルガー撮影禁止でしたか?私が訪問した際はカメラは禁止だが、携帯カメラはOKとのことでデジカメは持たずに撮影しました。あのカオスっぷりはインドだなと思います。インド人とパキスタン人にとってのイスラム教の聖地は何処も神秘主義の雰囲気で、アラブのムスリムに写真を見せてもイスラム教と頭の中で結びつかない様でした。ラクナウーにも良く分からないイスラム教の祈りの対象があり、案内してくれたヒンドゥー教徒までもそこで祈っていて驚きました。
あやのさん、こんにちは!携帯カメラで撮影している人は多かったです。インドは携帯電話の撮影は「撮影」にあたらない事が多いですね(笑)。インドのイスラムは他の地域と比べて寛容な部分があると思います。だから、ヒンドゥーと融合している場合もありますね。
わーここも行ってみたくなりました!ゴールデンテンプルも今まで行く気無でしたが、模型を見に行ってみたくなりました☆
Hiromiさん、模型の規模が凄すぎて圧倒されますよ^^