何故真夏の旅行先でカシミールがお勧めか

まだ、日本のガイドブックには触れられていないインドの絶景地カシミール。反対に、隣のラダックは、専門のガイドブックが出ていたり、訪れられる日本人旅行者も多いですが、まだカシミールをご訪問される日本人旅行者は少ないと思います。でも、実はカシミールはとても最適な旅行先なのです。特に、涼しい今。

○湖の美しいスリナガルには空港があり、デリーから1日15便以上もフライトが飛んでいます。フライト時間もたった1時間たらず。アクセスがとても便利です。これだけ本数も多いので、夏のラダックの様に異常に飛行機運賃が高騰する事があまりありません。

○スリナガルの標高は約1,700メートル前後なので、高山病にはならない。そこから2時間半車で走ると、7月までだったらヒマラヤの氷河の上を歩ける絶景ポイントを訪れられる。また、1時間半別の方向へ走ると、今度はゴンドラを利用して世界で最もゴンドラで行ける高い場所の一つ(富士山より高い標高約4,000メートル地点)までいっきに上がれる。晴れていれば、ここからの景色は最高。すぐに戻れば、高山病の心配も無い。

ナギーン・レイク
ナギーン・レイク
渡り鳥も沢山生息します
渡り鳥も沢山生息します
ハウスボートの内部
ハウスボートの内部
スリナガルの公園
スリナガルの公園

○果物(モモ、さくらんぼ、リンゴ、キウィなど)がとても豊富。

夏のフルーツ
夏のフルーツ

○森林地帯で、緑が綺麗。車窓から見える雪山とのコントラストも美しい。

真夏 カシミール:真夏のソナマルグ
真夏のソナマルグ
真夏のソナマルグ
真夏のソナマルグ
真夏のソナマルグ
真夏のソナマルグ

○デリー発早朝、現地発夕方のフライトがあるので、1泊2日でも十分楽しめる。

今まで、何十組の駐在員のご家族を手配させて頂きましたが、地域別に見るとインドで最もお客様より高い満足度を得て頂いている場所の一つです。大体「景色が綺麗で行っておいて本当に良かった!」と申してくれております。

H2トラベルズのカシミール参考モデルプラン:
https://h2travels.com/gurez-and-kashmir/

ただ、一点、お勤め先の企業によっては、渡航制限をされているところもあります。それは、カシミールは昔から政治的に不安定な地域でもあり、パキスタンが領土を主張しているので国境で何度も戦闘が繰り広げられている事と、カシミール自体独自にインドからの分離独立を目指している動きもあり、インド軍と地元住民の衝突は絶えません。

とはありながらも、パキスタンとの緊張地域はスリナガルなどの観光地から離れていますし、住民によるストライキやデモも、観光客が巻き込まれる様な事は稀です(市内中心部や観光客が訪れる地域でこういう事はあまりない為)。

過去4年間、H2トラベルズでは専門的にカシミールの手配をさせて頂いておりますが、今現在では一度も現地の情勢による旅行の支障はありませんでした。

治安面に関して100%の保証はありませんが(インドの他の場所だってそうですが)、少なくてもとても美しい場所であり、独自の歴史と文化がある事は確かです。

良く、駐在員の方々から「一度はレーやラダックへ行ってみたい」と聞きますが、カシミールは違う意味で、同じ様に魅力的で訪問しやすい場所である事は確かです。カシミールは、住民のほとんどが敬虔なイスラム教徒です。日本だと今はちょっとネガティブなイメージがあるイスラムですが、ここのイスラム教徒は本当の意味で寛容な人が多く、旅行者に対しても基本親切でホスピタリティーがあります。女性は、あまり肌の露出しない服装で行った方が良いでしょう(まぁ、インドどこにでも言える事ではありますが)。古い木造のモスクは風情があります。

スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク
スリナガルのモスク

カシミールと言えば、伝統工芸品が有名。パシュミナのショールや紙を何重に重ねたペーパー・マシェ、クルミの木でできた家具、絨毯など、色々。インテリアコレクションにはとても良いものが産地のカシミールです。

パシュミナに刺繍を施す女性
パシュミナに刺繍を施す女性

是非、一度インド在住中はまだガイドブックに載っていないカシミールを満喫してみて下さい。確かにラダックはとてもお勧めのヒット地でもありますが、カシミールも同様に魅力的です。特に夏!

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