航空会社:シンガポール航空
便名:SQ 836
フライト区間:シンガポール→上海・浦東
フライト利用日:2019年11月8日(金)
予定出発時刻:17:05発
実際の出発時刻:17:06発
予定到着時刻:22:20着
実際の到着時刻:22:13着
時刻表上のフライト時間:5時間15分
実際のフライト時間:5時間07分
機種:777-300ER
利用クラス:ファースト
座席番号:1K
機材番号:9V-SWU
機材導入日:2013年9月19日
結論から言うと、今まで乗った記憶ある700回以上のフライト経験の中でトップ2位を争う体験でした(ちなみに、もう一つはエティハド航空A380のファーストクラス)。
今回の搭乗記のキーワードは「一生の思い出に残る心温かいギフト」。
チャンギ空港SQファーストクラス専用入口
チャンギ空港の第3ターミナルには、メインのターミナル入口とは別に、建物の端に専用の入口があります。
車で来ると、メインの手前に左側に位置している。
僕の様に、公共交通で空港に到着する場合は、一度メインの建物の入口から外へ出て、真っすぐ車の流れとは逆さの方向へ歩き、そうすると、別館の様な建物が現れます(実際はメインターミナルと繋がっています)。


チェックイン時は乗客は僕一人だけでした。
スタッフは6人ぐらい居たので、至れり尽くせりで・・・無駄に広いです。
ここ、混雑する事なんてあるのかな。
深夜や朝のピーク時には需要があるのかもしれません。


搭乗券とラウンジパスをすぐにもらいました。
ラウンジはザ・プライベートルームの印刷が。
豪華に手書きの名前の部分は金色です!


あまり意味が無いけど、出国エリアまでスタッフが付き添ってくれました。
出国口一箇所だけなので、迷う事は一切有り得ないのですが・・・

他に利用者が居なかったので、スムーズに出国手続きを終え、目の前はすぐにラウンジへ直行できるエスカレーターがありました。
シンガポール航空のファーストクラス乗客限定のラウンジ、ザ・プライベートルームの訪問記はこちら。

たった4席の超限られた空間
シンガポール航空の777-300ERに搭載されているファーストクラスは、A380のスイーツ程豪華ではありませんが、たった1列合計4席しか座席数が無いので、とても限定感があります。
しかもトイレが2つもあるので、ほぼトイレは独占です。
スイーツの場合は旧型が12席、新型でも6席なので、777-300ERの方がエクスクルーシブなのです。









この中にアメニティーとノイズキャンセリングヘッドフォンがありますが、生憎中国路線ではアメニティーキットとパジャマは提供されません。
あるのは、スリッパ、アイマスクとソックスのみ。
5時間ちょいのフライトは中距離路線になるので、ファーストクラスとなるとやはりフルにアメニティーキットは欲しいですね。

このフライトは4席すべて満席でした。
ドア付きのシートではありませんが、隣の列の座席と少しずれているので、プライバシー感はあります。

新シャンパンに挑戦!
シンガポール航空のファーストクラスでは従来からドンペリとクリュッグの王道2種類を提供してきましたが、つい最近になって特定の路線限定で3種類目のシャンパンを提供する様になりました。
それがテタンジェのコント。
上海路線はこの路線に含まれるので、このフライトではドンペリとテタンジェの2種類を提供していました。
早速挑戦!
このフライトではLionelさんに非常にお世話になりました。
申し訳ないけどいきなりアップで撮影させて頂きました。



ドンペリの方がフルーティーで爽やかで飲みやすい、テタンジェの方がコクのあるほんのり苦さがある・・・
と前のフライトでソムリエさんが仰っておりましたのでその通りのお言葉を記載します(笑)。
個人的には、たぶんどちらがどっち、と言われても即答できないかも。
機内食メニュー拝見
メニューは中華のフルコースか、王道の洋風。





化粧室は至って普通
Lalique製の化粧品が置いてある以外は、至って普通のトイレです。
ただ、先ほども記載した通り、ファーストクラス4席に対して2つのトイレがあるので、基本的に好きな時に待たなくて使用できるのはプラスポイントです。



離陸の景色を楽しむ
水平飛行になるまでチャンギ空港とシンガポール市街の景色を楽しみました。







映画はシンガポール作品を2本
折角シンガポール航空に乗っているので、シンガポール映画を2本観ました。


The Teenage Textbook Movieはシンガポールでヒットした小説を元に1998年制作された映画。
所謂高校生のラブストーリーです。

正直、あまり記憶に残らない作品でしたが、次に観た映画は現代シンガポールの社会現象である、学歴競争と外見重視のライフスタイルを皮肉に描いたものでとても心に響きました。
あの超近代的で発展した都市国家の裏にある一般国民が抱える闇を表しています。
その名もSingapore Dreaming。
正に、「お金持ちになる」夢を追い詰めた先には幸せは待っているのか?

豪勢な機内食フルコース!
実は当初、事前に中華料理のフルコースで上海の料亭シェフ監督によるShi Quan Shi Meiを頼んでいましたが、ラウンジで腹がいっぱいなので軽めのが良かったのと、普通に西洋料理のフルコースが美味しそうでした。
Lionelさんに変更が可能かどうかを聞くと、他の乗客の希望を確認してからとの事。
その後、すべて希望通りのメニューのオプションがすべて頂けるとの報告を受けました。
良かった。
まずは名物の突き出し、サテーから。
ラムとチキンの2種類が提供されました。
ビジネスクラスと異なり、予めお皿に盛りつけられて提供されます。
味はビジネスクラスと変わりはありません。



そしてテーブルセットアップ。

まずは前菜。サーモンを選びました。

残念ながら、サーモンはドライでいかにも「解凍されました!」という味で、新鮮味がありませんでした。

次はスープ。カリフラワーのクリームスープ。
こちらは濃厚で美味しかったです。

そしてサラダ。
ペッパーを振りかけてくれました。
新鮮でシャキシャキして、お口の中もさっぱり。


次はメインです。
エビのトマトバジルラグーソースを。
付け合わせが茹でた野菜のみで、炭水化物が無かったので胃に優しかった。
エビはぷりぷりでした。


デザート時には、なんと中華と西洋の2種類を持ってきてくれました!
あれ、甘党って伝えてあったっけ?
しかも、煙がでるグラスの演出まで!
すべてLionelさんが気を利かしてくれています。
他の乗客にここまでしていない(というか、いかにもファーストクラス旅慣れていますって感じで殆ど機内食は食べられていない)ので、何だか自分だけここまでしてくれて申し訳ないです。


中華系のデザートは温かいクルミ汁にタピオカが入ったもので、上品なお味でした。

まだまだ機内食は続きます・・・
次はチーズ。


そして〆にルイボスティーとチョコレートを。

シートをリクライニング+ベッドモードに
食後、座席をフルリクライニングしてみました。
ちなみに、フラットにはなりません。
何故かというと、ベッドモードでは背もたれを前に倒して完全水平にするからです。
これには、クルーにベッドメーキングしてもらわなければなりません。



ベッドメーキングをしてもらうとこんな感じ。


敷布団はちゃんとシートベルトが着用できるようになっています。



飛行機体験最大のサプライズが!
ベッドで映画鑑賞している時に、Lionelさんがシンガポール航空のテディベアを持ってきてくれました。
「後ろを見てほしい」と言われ、テディベアを回転させると・・・
何と、僕の名前が刺繍されているではないですか!!!
刺繍ですよ、刺繍!(その写真は最後の写真にご紹介)
何と、もう一人の男性クルーである、Chinさんが編んでくれたらしい!
もうこれは記念撮影をしないと!!!
てな訳で、ひと段落した着陸前にギャレーに集まってくれました。

左から、Chinさん、Lionelさん、そしてLingさん。

こんな心のこもったプレゼント、一生ものです!エアラインマニアとして、ずっと大切にしていきます!!!
これは金では買えない付加価値がものすごくあるもの!
前の香港→シンガポールのフライトでもかなり思い出に残る体験でしたが、今回のは次元が超えている・・・
着陸前にスパークリングウォーターとミントのキャンディーを。

そして定刻より少し早く上海の浦東空港到着。
隣には、エミレーツ航空のA380機が停泊していました。

こちらが頂いたテディベアのセット。

男女ペアの中の一つ、後ろを確認すると・・・ほら、結構上手な刺繍ですよね。

【搭乗評価】
チェックイン:☆☆☆☆☆
機内クルーの対応:☆☆☆☆☆+
アメニティー・エンターテインメント・シートの設備:☆☆☆☆
シートの快適度:☆☆☆☆☆
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆
<フライトの印象>
とにかく最高の思い出を残してくれたフライト。
SQのクルーは最高です。
少し点を下げさせてもらったのは、5時間のフライトでアメニティーキットの提供が無かった事と、前菜のサーモンに鮮度が無かった事。
その他はパーフェクトです!






