パンデミック下で、JALの787-9(SSIII搭載)に変化がありました。
従来、ビジネスクラスは機材の半分のスペースを確保してありましたが、今は前方のドア1とドア2の間だけに収めてエコノミークラスの座席を大幅に増やしている傾向にあります。
当初、2022年末にデリー→羽田便をビジネスクラスで予約した際、上記では無いAPEXスイート搭載(SS)の機材が運行される予定でした。その時は後方の窓際を確保できました。
このAPEXスイートは広々としたシートでビジネスクラスとしては業界内で最も贅沢なレイアウト。とても楽しみにしていたのですが、生憎、2月に機材変更となってSSIIIのリバーズヘリンボーン型となりました。
上記シートマップを比較すると、前方のキャビンは同じ空間に前者がシート24席に対して、後者はシート28席+トイレ2つが詰められるレイアウトになります。どれだけ前者がゆったりとしているか確認できるでしょう。
機材変更と同時に、座席が真ん中に変わっていた。窓際を強く希望する者にとってこれは嬉しくない。
でも、おかしい。Expertflyer(有料プラン)で調べると、窓際に結構空席は確認できる。
Expertflyer上だと、最初の3列窓際は「Blocked」となっているので、これは理解できる。ただ、4列目〜7列目の窓際に関してはその様な記載が無い。
JALに確認の電話をしました。せめて、6A、7A、4K、5K、6K、7Kなら大丈夫だろうという期待で。
ところが、窓際は「満席です」と言われてしまう。
窓際は全てJAL・ワンワールドの上級会員だけにブロックしている、という事が推測できる。最初の3列に限らず。
幸い、2023年3月末まで有効なカタール航空(ワンワールド系)のゴールドステータスがあったので、ホームページでJALの会員番号を削除してカタール航空の番号を入力をしよう、きっと何か違うだろう!と思ってJALのサイトへ。
なんじゃーこれは!!会員番号(お得意様番号)がJALしか受け付けていなーい!
英語サイトで確認しても同じ。乗客が全てJALの会員番号で乗るわけではなーい!他社でマイル貯めたり今回の様に他社のステータスを活用したい人もいるんだよ、JALさん!!
またJALへ電話するという手段もありましたが、待たされる時もあるので、これは出発74時間前あたりになればどこかしら空くだろう、という軽い気持ちで期待を持ちました。
ところが、次第にビジネスクラスは満席になる。Expertflyerで確認すると、見事に窓際座席は皆埋まってしまった。しくじった!
運が良い事に、出発4日前ぐらいにExpertflyerで1K(窓際)の座席に空席があるのを確認しました。キャンセルが出ましたね。
そして、全ての座席が開放される時、無事この窓際を確保できました。
<上級会員を優遇するのは分かるがやりすぎ!>
7列もある窓際座席。全28席の内14席は窓際に当たる半分を事前にブロックするのはやりすぎ。これをすると、ステータスが無い、窓際が好きな航空ファンにとっては楽しみが無くなってしまう。筆者はこの区間何度も乗っているのでまぁ通路側でもしょうがない、と受け入れるが、もし初めてのルートであれば残念にしか思えなくなる。
JALさん、ここは改善して下さい!