概要
ラウンジ総合評価:98点
感想:日本一のビジネスクラスラウンジ。正直、日系ファーストクラスラウンジよりも快適。雰囲気、食事、飲み物、座席どれをとってもトップクオリティーです。
<利用詳細>
空港都市:東京(TYO)
空港名:羽田(HND)
ターミナル・コンコース:第3ターミナル
ラウンジ名:キャセイパシフィックラウンジ
ラウンジ利用月:2025年9月
ラウンジ利用時間:09:30〜10:00頃
ラウンジ利用時の混雑状況:空いている
<利用資格対象者>
*ワンワールド出発便のビジネス・ファーストクラス利用者
(ワンワールド・ファーストクラス利用時はJALファーストクラスラウンジも利用可能)
*ワンワールド出発便利用でワンワールドサファイア・エメラルド会員
(ワンワールドエメラルド会員はJALファーストクラスラウンジも利用可能)
<ラウンジ営業時間>
2025年10月時点:
毎日07:30〜17:00
<ラウンジの位置>
114番ゲート付近のラウンジエリア、6階に位置します。

訪問記
・6年ぶりの再訪
今回はJALファーストクラスラウンジ、JALサクララウンジに続いてハシゴをしている上に、これからJALファーストクラスに乗るために機内食が控えていたため、食事はしていません。
2019年に訪問した際には食事メニューをほぼ全て試す事ができたので、興味のある方は当時の訪問記を参考下さい。
・期待を外さない素晴らしいラウンジ
相変わらず素晴らしいラウンジです。
2024年に訪れた同空港のデルタ航空のラウンジも良かったけど、快適さで判断するとこちらの方が上かな?
どの座席もとてもゆったりとしていて、隣との間隔も広い。
この余裕は、ビジネスクラスというよりも、ファーストクラスラウンジに近いです。
・真下のJALサクララウンジ・スカイビューと同じスペースを確保しているのに、座席の密度は半分以下!
ゆったりとした配置である事が証明できるのは、その座席数。
真下の5階に位置する、JALサクララウンジ・スカイビューはキャセイパシフィックラウンジと同じ三方に窓が面してあり、前者は403席に対して、こちらはたったの190席しか設置されていません。
そりゃ快適です。
・朝は9時半頃から空く
ラウンジの営業時間はキャセイパシフィック航空の出発時刻に合わせて営業しています。
2025年10月時点、当社は1日あたり2便、午前と午後にそれぞれ運航。
10:00前後に出発するCX 543便と、16:30前後に出発するCX 549便です。
午前中はCX 543便の搭乗時刻になると、利用者が殆どいなくなります。
JALサクララウンジに入室できる対象者だって、ステータスの無いプレエコ利用時を除いてこのラウンジが使えるのに・・・というのは、あまり大々的に言いたく無いのでこれ以上は黙って行こう🤫 (笑)。








窓際に面した一人用のソファーは、なんと足置き場(オットマン)まで用意されています。
因みに、足置き場は靴を履きながら載っけても良い場所です。
羽田空港で最上階に位置するラウンジだけあって、景色は抜群!
ちょうどこれから搭乗するダラス・フォートワース行きのJAL機が真下で待機していました。

丁度窓から出発したばかりのCX 543便が走行していました。

・バーが本格的
キャセイパシフィックラウンジではバーテンダー常駐のバーがあり、様々なドリンクが注文できます。



フレンドリーなバーテンダーのマリアテレサさんにおすすめカクテルを聞いたら、とても丁寧に説明してくれました。
アペロール・スピリッツを作って頂きました。
「写真撮っても良いですか?」とお尋ねしたら、丁寧にボトルも置いてくれた。

こちらがバーメニューです。
日本語のメニューは確認できませんでしたが、バーテンダーの方が助けてくれると思います。

・ヌードルバーとダイニングエリアは広々している!
ヌードルバーでは、ホットミールが提供されています。
午前中のメニューでは和朝食、中華粥定食、洋朝食、ビーフカレーライス、定番のホテルオークラ監修と言われているフレンチトースト、そして麺類3種類(担々麺、ワンタン麺、トムヤム麺)が用意されていました。


ダイニングエリアの印象はとにかくゆったりとしている!
プライベート感あるし、座席も広い。
ボックス席はペア仕様になっているし、これなら落ち着いてレストラン感覚で楽しめますね。


ラウンジエリアとダイニングエリアの境目に、前菜やデザートが並ぶビュッフェコーナーがあります。




なんだか並び方もお洒落ですね〜
・洗面所はバンフォード製のスキンケア類が並ぶ
キャセイパシフィックラウンジではトイレも手を抜いていません。
お洒落な洗面台には、市場価格だと結構良いお値段がするバンフォード製のハンドソープとローションが用意されています。
本当にビジネスクラスラウンジとは思えない充実さです。

・シャワーは無い
このラウンジの唯一の欠点は、シャワー室が設置されていない事。
元々自社利用客を対象としたラウンジであるため、東京からわずか4時間足らずで到着する香港行きフライトに乗る前にシャワーは必要無いという考えでしょう。
もしシャワーを浴びたい際には、2階真下に位置するJALサクララウンジでお世話になると良いです。
評価
スタッフの対応:5/5(明るくフレンドリーな方が多い;特にバーテンダーのマリアテレサさんはとても印象が良かった)
ラウンジの清潔さ:5/5(頻繁に片付けや掃除をしている光景を見かけた)
ラウンジの快適さ※:10/10(ソファーが超ゆったり、配置間隔も広く、ものすごく寛げる)
※訪問時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。
ラウンジのデザイン:5/5(邸宅のリビングルームに居る様なインテリアや、落ち着くボックス型のダイニングスペース等結構力が入っている)
設備・アメニティー:4/5(シャワー設備だけ無いのが残念だけど、その代わり洗面所のアメニティーは結構豪華;電源設備充実)
食事・飲み物の種類:10/10(ビジネスクラスラウンジでは珍しいテーブルダイニングスタイルやバーテンダー常駐のバーで様々な飲み物が注文できる;前菜やデザート、ホットミールオプションも豊富)
食事・飲み物の質:試していないので対象外
総合評価:39/40 = 98点
まとめ
とにかく脱帽です。
日本一だけで無く、今まで訪れた世界の中でもトップレベルのビジネスクラスラウンジです(カタール航空のラウンジの次ぐらい)。
総面積に対して座席数が少ないため、ソファーがゆったりしてとても快適。
食事や飲み物はとても充実。
羽田空港をワンワールド系で出発する際には迷わずこのラウンジが僕の最優先でしょう(JALファーストクラスラウンジ以上に快適です)。