このシリーズでは、世界各地のエアラインを地域別の特徴としてハイライトしてみたいと思います。
まずは日本を含む、東アジアから。
ただし、中国本土系はまだ体験していないので、対象外です。
①エコノミークラスが充実している
何と言ってもこれに尽きます。クルーはエコノミークラスの乗客を邪険に扱わず、しっかり対応をしている印象がある。
そして、座席が広い。
例えば、世界で最も主流になっている大型機材のボーイング777-300ER機。
エコノミークラスでゆったりとした横9席配列を導入している航空会社は殆どが東アジアに集中しており、今でもJAL、大韓航空、アシアナ航空、エバー航空、タイ国際航空、シンガポール航空はこの配置です。
反対に、欧州や米国系の航空会社では同機材だと横10席のみのタイプになるので、狭さを感じさせられるでしょう。
また、横幅だけでは無く、足元のシートピッチも日系のJALとANAだと国際線ボーイング777では34インチもあり、業界最大級です。
34インチになると、欧米系の航空会社は「エキストラレッグルームシート」扱いになり、有料で時には数百米ドルを徴収する場合があるぐらい、貴重な広さなのです。
②短距離路線用機材でもビジネスクラスでフルフラットシート!?
一部の航空会社では、全機材か、ほぼ全機材のビジネスクラスでフルフラットシートが搭載されている場合があります。
例えばスターラックス航空は、短距離用で単通路型航空機のA321でさえ、フルフラットシートを提供。
シンガポール航空でも、一部737機材を除けば全て独立型のフルフラットシートです。
③ビジネスクラス以上だと乗客の名前で呼ばれる事が多い。
シンガポール航空が代表的ですが、ドリンクや食事の注文に来る際に大抵Mr. 〇〇やMs. 〇〇で呼ばれる事が多いです。
日系のJALやANAも〇〇様、と呼ぶ事がありますね。
他の地域の航空会社では、ビジネスクラスだと珍しい現象です。
④ファーストクラスを搭載している航空会社が多い
米系航空会社は近々完全に国際線ファーストクラスを廃止するし(現在はアメリカン航空のみ)、欧州系ではたった4社のみ。
その点、まだ東アジアでは日系二社を始め、大韓航空、キャセイパシフィック航空、タイ国際航空、シンガポール航空等、規模は縮小されてきていますがファーストクラスが活躍しています。
通常ファーストクラスは有償チケットだと非常に高額ですが、貯まったマイルを活用して特典航空券で発券すればお得感はあるでしょう。
まとめ
中東系の一部と共に、世界トップクラスのエアラインが集まる東アジア。至れり尽くせり系が目立ちます。
特にエコノミークラスでも快適で質の良いサービスが受けられる航空会社が多いので、一般人には嬉しいですね。ビジネスクラスでも短距離路線でフルフラットシートが提供されていたりするのでプチ極上気分を味わう事ができます。