エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスに乗る際にどうしても気になる点は座席のリクライニング。
背もたれを倒す事は善?それとも悪?
こればかりは個人それぞれの意見に分かれますが、今回はリクライニングについて語ります。
リクライニングを嫌がれる理由
<①足元のスペースが狭くなる>
当たり前ですが、エコノミーとプレミアムエコノミーは足元のスペースが限られるのでリクライニングをされるとただでさえ狭い空間が更に狭くなり、圧迫感が生じます。
<②通路に出にくい>
これは特に通路側座席に当てはまるのですが、前方の背もたれが倒れていると奥に座っている乗客がトイレ等通路側へ出る際、体を斜めにしないと出られない場合があります。
体が大きいと特にそう。
シートピッチによっては通路側座席の乗客が一度立って通り道を譲っても、です。
<③シートテレビが近くなる>
背もたれが倒れるとシートテレビが顔に近くなり、ちょっと見にくくなります。
最近のシートテレビは大型化されているので、こちらも目の前に現れると子供の頃によく言われた「近すぎるからもっと距離を置いて見なさい」が聞こえてきそうになりますw。
リクライニングをする際のマナー
<①食事中は必ず起こす>
リクライニングに関して最低限のマナーは、皆が食事をしている時間帯は必ず背もたれを元の位置に戻す事。
シンガポール航空等航空会社によっては有り難く注意をしてくれますが、注意しない航空会社も多い。
エコノミークラスで唯一の楽しみであると言っても過言では無い食事の時間ぐらいはできるだけ快適に食べたいです。
<②できれば機内照明が暗くなったらが望ましい>
中・長距離フライトになると、大抵日中のフライトであっても窓のブラインドを閉める指示があり(もしくは自動)、機内の照明が暗くなるのでそうなれば多くの乗客が寝始めるのでチャンスです。
<③後ろの乗客の様子を探る>
エコノミークラスであれば座席間にアームレストを収納スペースがあるのでちらっと後ろへ振り向きやすくなっています。
その際、例え機内の照明が暗くなってももし後ろの乗客がパソコン作業をしていたりテレビを楽しんでいた場合、筆者の場合であれば背もたれを全開に倒さず、例えば半分ぐらいに抑えるなど工夫します。
もし、同じ乗客が寝ているのであればこちらも遠慮なく全開で倒します。
もう一つ結構意識をしているのは後ろの乗客が立ち始めてトイレやスペース譲りのために通路に出ようとする時。
それを察した場合、一時的に背もたれを元の位置に戻す事がありますね。
本当に丁寧な人は一言後ろの乗客に聞く人もいますが、僕はそこまでの事をやったことありませんw
飛行時間よる
筆者の場合、短時間のフライト(〜3時間)は基本的にリクライニングはしません。
ただし、深夜便で多くの乗客が寝ている様なフライトは例外ですが。
地域による
飛行地域や、その航空会社のベース国によって結構リクライニングをするかしないかを判断します。
例えば、インド路線では座席のリクライニングは当たり前でいつでも堂々と倒してくる事が多いです。
その場合は例え短距離であってもあまり躊躇しないで自分も倒す事はありますね。
日本や欧州、北米路線などでは結構リクライニングは気を使うので、機内照明が暗くなったりしない限りはできるだけ背もたれを元の位置にしたままにします。
シートピッチによる
航空会社によって足元の広さは様々です。
例えば、日系のJALやANAの長距離仕様機材は業界で最も広いレベル(最大34インチ)なので背もたれを倒してもそこまで罪悪感が無いです。
反対に、同じ長距離仕様機材でも欧州や北米系は31インチが一般的でそこまで広くないので、結構後ろの乗客を意識します。
LCCは論外です。
まとめ
短距離路線であればあまり座席のリクライニングを意識しなくても良いですが、中・長距離路線では結構気になるところです。基本皆が食事中は背もたれを戻し、機内の照明が暗くなれば遠慮なく倒しても良いかなぁ、というのが筆者の見解です。もし後ろの乗客が作業中であれば、少し配慮して半分だけ倒す、とすればスマートかもしれません。