JALマイル徹底攻略①〜自社よりも提携航空会社の特典航空券がおすすめ

近年、JALマイレージバンクでは自社運行便の特典航空券を発券する際には変動性に変わり、需要に応じて必要マイルは大幅な開きが出る様になりました。

①JAL便だと人気ルートの必要マイル数はかなり先の日程でないと恐ろしく高い

必要マイル数は同一ルートの同一クラスであっても6倍近くの開きがあります。

例えば、JALマイルを利用して自社便のビジネスクラスでロンドンへ行く計画をするとしましょう。

今から約3ヶ月先の2025年1月を確認してみます。

羽田→ロンドンの片道必要マイルは以下の通りです。

羽田→ロンドン必要マイル
羽田→ロンドン必要マイル

2025年1月15日から前後1週間で空席状況を確認すると、必要マイル数は83,000マイル〜255,500マイルとかなり開きがある事が確認できます(便によっては300,000マイル以上もあり!)。

本来、この区間の最低必要マイル数は55,000マイルです。

この最低必要マイル数で空席を確認するには、1年先の2025年10月で無いと空席は確認できません。

羽田→ロンドン必要マイル
羽田→ロンドン必要マイル

あまりにも差が極端なので、ロンドンやニューヨーク便等の人気路線は、大分先の日程で無いと自分の希望日に都合良く最低マイルで渡航する事は厳しくなります。

そこでおすすめなのが、提携航空会社の特典航空券発券。

②必要マイルは固定制で距離ベースなので公平

変動性の自社便と異なり、提携航空会社の必要マイルは固定制なのであくまで移動距離ベースのみになります。

JMB提携航空会社ビジネスクラス特典航空券必要マイル
JMB提携航空会社ビジネスクラス特典航空券必要マイル

先程比較した東京→ロンドンの移動距離は直行便で6,220マイルです。

マイル計算はJALホームページのこちらのサイトで調べる事ができます。

上記チャートを確認すると、6,001〜8,000マイル内の枠に入るので、必要マイルは80,000マイルです。

再度、3ヶ月後の2025年1月で上記のJAL必要マイルを照らし合わせると、どれも80,000マイル以上必要です。

もし1年先の様にJAL便の必要最低マイルの枠を確保できれば55,000マイルだけなのでお得ではありますが、この枠はかなり限定されてしまうので直近で旅行計画をするのであれば、提携航空会社での移動が現実的です。

提携航空会社の特典航空券発券にはもう一つのメリットがあります。

それは:

③燃油サーチャージが加算されない航空会社がある

提携航空会社の一部では燃油サーチャージが加算されません。

その例がエールフランスです。

同社のビジネスクラスで東京→ロンドンを検索してみましょう。

パリ経由になるので、距離は2区間合わせて6,427マイルとなり、必要マイル数は一律の80,000マイルです。

東京→パリ→ロンドン距離
東京→パリ→ロンドン距離

2025年2月18日の出発で検索してみましょう。

エールフランスオプション
エールフランスオプション
エールフランス必要マイル数と諸税
エールフランス必要マイル数と諸税

燃油サーチャージが無いので、マイル以外の諸税等はたったの6,800円で済みます。

JALの直行便で同日を比較してみましょう。

JALのオプション
JALのオプション

必要マイル数は220,000マイル、そして燃油サーチャージ等を含めた諸税は39,500円です。

前日2月17日であれば、83,000マイルと下がりますが、それでもエールフランスの80,000マイルより多くなります。

<東京→ロンドンの片道ビジネスクラス必要マイル数及び燃油サーチャージを含めた諸税>

必要マイル数 諸税等
JAL 83,000〜307,000

(55,000※)

39,500円
エールフランス 80,000 6,800円

※このマイル数で特典枠をゲットするのであれば1年先で無い限り厳しい

<提携航空会社発券の際のデメリット>

これだけ比較すると提携航空会社で発券する方が確実にメリットが高そうですが、一点残念なのは提携航空会社で発券する際、ビジネスクラス以上になると空席枠を見つけ出すのが結構困難であること。

例えば2025年2月中旬で検索してみた東京→ロンドンの例でも、JALは大体どの日付でも特典枠は確認できますが、提携航空会社になるとエールフランスを除くと結構厳しいです。

一律である分、需要が大きいと見込めるのでチケット探しは結構念入りに検索をしなければいけないですね。

エコノミークラスであれば、特に心配は無いです。

まとめ

JALマイレージバンクでは自社の特典航空券を発券する際は変動性になってしまったため、日付によって必要マイルの差に何倍もの開きがあります。提携航空会社は一律距離ベースのため、自社よりも大抵低いマイル数での発券が可能の上に、燃油サーチャージがかからない場合があるので更にお得感があります。

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