概要
ホテル総合評価:88点
感想:スタッフのサービス、食事、ロッジから眺める景色は最高!ただし、部屋の設備に関してはかなり原始的。
<利用詳細>
市町村名:フォートポータル郊外
宿泊施設名:Ndali Lodge
部屋のカテゴリー:スタンダード
宿泊施設利用日:2022年4月
宿泊数:1泊
宿泊代:パッケージに含まれていたため算出不可
<ホテルの位置>
ウガンダの三大名所の一つ(って勝手に筆者が名付けていますがw)である、野生のチンパンジーを観察できるキバレ森林公園の近くに位置します。
因みに、もう二つは野生のゴリラに会いに行くブウィンディ原生国立公園と、前回の記事でご紹介したマーチソンフォールズです。

この辺りは火山湖がポツポツと点在しており、アフリカで最も標高の高い山脈であるルウェンゾリ山地が見渡せます。
滞在記
・100年間の歴史があるイギリス人が代々家族経営する風情ある空間
イギリス人経営者のAubrey氏とウガンダ人妻が経営する、山の尾根に位置するロッジ。
Aubrey氏の先祖の代から続く、フォートポータル周辺では老舗の宿泊施設です。
1920年代に、最初は紅茶農園として建てられ、後ほどロッジとして開放される様になりました。



・時間の止まった様な客室
各客室は窓がルウェンゾリ山地に向いています。
恐らく何十年も変わらない内装とスタイル。
一歩部屋に入ると、時間が止まった様です。
悪く言えば古臭い、良く言えば歴史を感じ貴重な体験でもあります。



・ベッドは硬め;あまり快適では無かった
マットレスは硬めで、今まで泊まってきたロッジと比較すると少し抵抗がありました。
硬めが好きな方には悪くないかもしれません。


・照明はかなり限られる
夜、客室ロッジ内は非常に暗いです。
唯一の灯りがスタンド。
これはこれで風情がありますが、本当に昔にタイムスリップしたみたいでした😅
・Wi-Fiは客室では使えない;共有エリアのみだけどこれでも遅すぎた!!!
ここのWi-Fiは、共有エリアにあるポケットルーターのみ。
それぞれの客室には届かないので、ラウンジやダイニングホールのみで使用できます。
これが遅い!
インスタで写真のアップさえもできませんでした。
・滞在中一番困った事:電源が無い!!!
人が住む集落から離れているせいもあるかもしれませんが、客室では何と充電するところがありません!
辛うじてUSB充電ができるテーブルが用意されていますが、これだとカメラの電池の充電は無理。
ACコンセントが必要な場合には、共有エリアにある「充電室」に行かなければなりません。
客室ロッジによっては共有エリアから離れている場合があるので、これが面倒くさかったー。
・バスルームから眺めるルウェンゾリ山地が最高!
ンダリロッジで最もインパクトがあるものと言えば、バスルーム(バスタブ)から眺める数々の火山湖とルウェンゾリ山地の景色!
お湯は幸いふんだんに使用できて水圧もこの地域としては申し訳なかったです。


↑木製の便座と、洗面台の水とお湯の蛇口が完全に2つに分かれるところがブリティッシュ!
夕方はこんな絶景・・・

心が洗われます。
・バスルームのシャワーはカーテンがちょっと抵抗あった
バスルームにはバスタブの他にシャワーブースがありますが、ここのシャワーカーテンがプラスチック製でちょいぬるぬるしている感じで直には触るには抵抗がありました。
・反対側は一周回れる火山湖がある
ルウェンゾリ山地とは反対側には、火山湖があり、周りはハイキングできる一周コースにもなっています。
この辺りの火山湖には住血吸虫がいないので、遊泳にも適しています。
ただ、標高1,500m以上あって年間ちと肌寒いですが・・・

・アウトドアジムがある!
景色の良いバスルームともう一つインパクトある施設はアウトドアジム。
火山湖を眺めながら、マシンやウェイトが揃います。
ただ、どれもかなり年季が入っていますが・・・そりゃこんな湿度の高い外に出しっぱなしだと劣化しやすいでしょう。
現にマシン数台は操作が固くなっていたり、ヒビが入っていて使いにくいものもありました。
地上から2メートルぐらいの高台に木造の柱で支えられているのも、衝撃とかで崩れ落ちないか心配です。

・昔ながらの雰囲気があるラウンジ・バーエリア
夕食前にはラウンジでカクテルタイム。
もうここは完全にイギリスです(笑)。

ラウンジエリアには現地の特産品を購入できます。
無農薬のウガンダコーヒー豆やカカオニブが販売されていたのでお土産として購入しました。
・ウガンダで最も美味しかった食事だった!
ンダリロッジでのハイライトは、食事でした。
10日間の視察旅行で食べた中で一番美味しかったです!

この宿では、更に別の旅行会社出身のアメリカ人3名が参加して、我々のグループ4名と、現地協力会社の営業スタッフ1名の計8名のビッググループになりました。
宿のオーナーのAubrey氏と奥様も食事に同席。
まずはトマトスープでスタートです。

次にイタリア式?にセコンディのパスタ(イタリアでは、パスタはメインディッシュの前に提供される品になります)。
これが超美味しかった!!!

更に、メインディッシュはタイ風フィッシュカレー。
魚はとてもしっとりしていて新鮮で味付けがとても優しい!
こちらも非常に美味しく頂戴しました。

デザートもとても良かった!
なんと自家製アイスクリーム!
そして付け合わせにチョコレートブラウニー。

いやー、最高の夕食でした。
・朝食はブリティッシュスタイルで!
翌朝はチンパンジー・トレッキングをするために日の出前の出発。
フルーツとイングリッシュ・ブレックファストを頂きました。
普通に美味しかったです。
他の参加者のエッグベネディクトの写真も載せておきます。



・オーナーとスタッフは最高!
オーナーを始め、ンダリロッジのスタッフは皆とてもフレンドリーで洗練されていました。
しっかり教育がされている印象です。
皆自然の笑顔で対応してくれ、とても安心して過ごせました。
評価
スタッフの対応:10/10(親切でフレンドリー)
部屋の清潔度:4/5(バスルームのシャワーカーテンはちょいぬるぬる感あった)
部屋の快適さ:8/10(ベッドが硬かったが、その他は問題無し)
部屋の雰囲気:5/5(景色の良いバスルームやアンティーク調の家具は味があった)
設備・アメニティー:7/10(Wi-Fiが部屋で使用できず、共有エリアでも遅すぎた;部屋の照明が暗く少ない;部屋で充電ができない!;でもお湯がふんだんに使用できたのはとても良かった;ジムのマシンは年季が入っていたがアウトドアの発想は面白い)
食事:10/10(家庭的な味付けで優しくどれも非常に美味しかった!)
総合評価:44/50 = 88点
まとめ
とても対応が良くてアットホーム的なサービス、ウガンダで一番美味しかった食事、敷地内や部屋から眺めるルウェンゾリ山地の絶景とめちゃポテンシャルが高いです。ただし、残念なのは設備が50年ぐらい歴史を遡っている事:部屋に充電ができるコンセントが無い事やWi-Fiが使用できない事など、現代人として不便な点は多く見られます。