オリジナルは2023年8月24日の記事
2025年4月1日更新:エティハド航空が新たに対象となったので追加で記載します。
もしかしたら、これから新たなトレンドが主流になるかもしれません。
それは・・・特定ビジネスクラスの運賃はラウンジアクセスが含まれない、という事。
①最安値の割引運賃である場合
現在、わずか三社ですが、最安値の割引運賃であるビジネスクラスチケットではラウンジに入室する事ができません。
それは、意外にもすべて豪華さを競い合う中東御三家のエミレーツ航空、カタール航空とエティハド航空。

ラウンジアクセスがチケットに含まれているかは、予約時点で画面に表示されます。
エミレーツだと「Special」運賃が対象。

カタール航空は「Business Lite」が対象。

エティハド航空は「Value」運賃が対象。

エティハド航空の場合は成田→アブダビのビジネスクラス片道運賃ですが、たった4,800円をケチるだけで、払い戻し不可、ラウンジアクセス不可、事前座席指定不可、そしてアブダビでの無料送迎のサービスも適応外になります。
全く価値が無いですね。
再度、以下のビジネスクラス運賃には気をつけましょう。
航空会社 | 対象運賃 |
エミレーツ航空 | Special |
カタール航空 | Business Lite |
エティハド航空 | Value |
・購入前にしっかり条件を確認しよう!
上記の様にエアラインサイトで直接購入する際には条件にしっかりラウンジのアクセスが不可である事を明確に記載しています。
僕がどうして、エアラインの運賃比較サイトやオンラインの代行業者は手を付けずに、航空会社のホームページから極力購入する様にしているのは、前者の場合は大事な条件を提供せずにこういうトラブルが発生しやすいからです。
詳しくは過去記事に。
ラウンジ利用が可能な運賃は記載の運賃タイプより一つ上以上を指定すれば良いでしょう。
②エコノミーからアップグレードされたチケットの場合
こちらも同じくエミレーツ航空とカタール航空が対象。
現金もしくはマイルでエコノミーからビジネスへアップグレードした場合、ラウンジ利用が不可です。
ドバイやドーハのハブ空港では、有料で入室する事はできます。
フィンエアーは、事前にアップグレードされた場合はラウンジの利用が含まれますが、空港のチェックインカウンターで当日実施した際にはラウンジ利用の権利が無いなど、タイミングによって条件が異なる場合もあり。
③提携ラウンジが無い空港
対象運賃やアップグレードに関わらず、提携ラウンジが無い空港というのも稀にあり。
近年では、世界最大級の空港の一つであるインドのデリー空港で、各航空会社が契約していたプラザプレミアムラウンジが当局と問題があり閉鎖を余儀なくされたことにより、様々な航空会社が乗客にラウンジ案内をする事ができませんでした。
キャセイパシフィック航空もその一つ。
その際、空港内バーやレストランで使用できるバウチャーを代わりにもらえ、記載先の中から食事やドリンクに充てがう事が可能になります。

この様な場所ではラウンジと異なり飲食が無制限では無い事が多いので、若干損した気分にはさせられます。
まとめ
ラウンジ利用はビジネスクラスに乗る時の楽しみの一つ!近年はビジネスクラスにも格安価格設定のトレンドが発生してきているので、今後対象者が限られる様になるかもしれません。既にZip Airの様なLCCにも快適なビジネスクラススタイルのシートが搭載される様になり、基本料金にラウンジは含まれなくなりました。