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ランキングは7回のシリーズに分けてご紹介します。 機内編 ①おすすめのエコノミークラス7選 ②おすすめのビジネスクラス7選 ③おすすめのビジネスクラスシート7選 ④おすすめのファーストクラス7選 ラウンジ編 ⑤おすすめのスターアライアンスゴールドラウンジ7選 ⑥おすすめのビジネスクラスラウンジ7選 ⑦おすすめのファーストクラスラウンジ7選 |
| 2026年の「おすすめのビジネスクラス7選」では2025年に新規に体験したエバー航空のビジネスクラスを追加し、JAL最新鋭A350-1000の最新シートがとても良かったのでランクアップしました。
また、エミレーツ航空では2025年から積極的に中核機材であるボーイング777に新型のシートを刷新している事から、こちらもランキングをアップさせています。 エコノミークラスやファーストクラスのランキングと一点異なるのは、ビジネスクラスでは機材別に評価を分けていなく、各航空会社では全タイプのシートを対象としています。 |
| 2026 | 2025 | 航空会社 | 機材 |
| 7 | 4 | ANA🇯🇵 | 全対象 |
| 6 | 5 | エミレーツ航空🇦🇪 | 全対象 |
| 5 | 6 | JAL🇯🇵 | 全対象 |
| 4 | 3 | シンガポール航空🇸🇬 | 全対象 |
| 3 | ➖ | エバー航空🇹🇼 | 全対象 |
| 2 | 2 | スターラックス航空🇹🇼 | 全対象 |
| 1 | 1 | カタール航空🇶🇦 | 全対象 |
比較対象は実際に筆者が体験した2026年に現役の航空会社及びシートタイプで以下の18社です。
・国内線は含めません(ヨーロッパの場合はシェンゲン協定内の路線も)
| 航空会社 | 機材 |
| JAL🇯🇵 | A350-1000/787-8/787-9 |
| ANA🇯🇵 | 新777-300ER/787-9 |
| アシアナ航空🇰🇷 | A380 |
| エバー航空🇹🇼 | 787-10 |
| スターラックス航空🇹🇼 | A350-900/A330-900 |
| タイ国際航空🇹🇭 | 777-200 |
| シンガポール航空🇸🇬 | A380/A350/787 |
| マーハーン航空🇮🇷 | A310 |
| オマーンエア🇴🇲 | A330-300* |
| エミレーツ航空🇦🇪 | A380 |
| エティハド航空🇦🇪 | A340-500*/A340-600*/A320 |
| カタール航空🇶🇦 | 777-300ER |
| サウディア🇸🇦 | 777-300ER/A320 |
| エジプト航空🇪🇬 | 787-9 |
| エチオピア航空🇪🇹 | 787-8/737-800 |
| ターキッシュエアラインズ🇹🇷 | 777-300ER/A330-300/A321 |
| オーストリア航空🇦🇹 | 777/A319 |
| ルフトハンザ航空🇩🇪 | A340-300/A321 |
*機材自体は退役済みだけど、類似したシートは他機材で現役です。
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ランキングの評価基準 ・保有機材全体に座席のばらつきは無いか ・座席は快適か ・機内食・飲み物は充実しているか ・乗務員の対応は安定しているか ・アメニティーは充実しているか |
<7位:ANA>
ANAはJALと比較して近年大分差がついてきました。
まずは座席面から。
ANA自慢の「THE Room」は現在ほんの一握りの機材にしか導入しておらず、路線がとても限られています。
中・長距離路線の大部分がスタッガードシートですが2026年にもなるとちょっと時代遅れに差し掛かってきています。
JAL・ANA2社の長距離仕様機材限定で座席の快適性ランキングはこちらの記事に詳しく説明していますので興味があればご確認下さい。
機内食ではANAの深夜便では長距離路線でも簡略化が実施されますがJALは妥協しません。
唯一、ANAの強みは東南アジア等の中距離路線に関しては、JALよりANAが全体的なサービスが充実している事です。
中距離路線ではいつでも頼める軽食メニューが充実し、JALでは提供されないマットレスやウェルカムドリンクが用意され、チーズや果物が一緒に頼めるデザート等、ANAの方がワンランク上です。
2026年には新しいビジネスクラスの「THE Room FX」が導入され始めるので今後が楽しみです🎵
ANAの一番の良さは日系ならではの安心感と安定したクルーの対応でしょう。





<6位:エミレーツ航空>
「豪華」で有名なエミレーツ航空ですが、実はビジネスクラスの座席に至っては「普通」か「劣悪」です。
個室型のシートが主流になってきている航空会社が増える中、エミレーツ航空は2024年に導入が開始された新型シートでさえドアが付いていません。
また、長距離機材としても活躍するボーイング777の一部は、フルフラットにもならない2−3−2配列の座席ですが近年の刷新と共に1−2−1のスタッガード式が主流になりつつあります。
エミレーツ航空の強みは座席以外。
質の高い機内食やアメニティーキット、そして快適なマットレスが自慢です。
アメニティーキットは男女で内容が異なり、ブルガリ製のポーチや同社のローションや香水、そして男性用には旅行用サイズには最適のシェービングフォームやなんとデオドラントまで(!)含まれてあり、コンテンツの充実さは他のどの航空会社よりもダントツでベストです。
アメニティーキットは基本中距離路線以上の夜行便のみに提供されます。
そしてA380に搭載されている機内バーは、例え内向的な人でも、訪れると楽しいエリアです。
エミレーツ航空の弱点はクルーがあまりにも多国籍すぎて、出身国によってサービス対応のばらつきがある傾向があります(特にフィリピンを始めとするアジア人クルーは丁寧な場合が多いです)。





<5位:JAL>
え、エミレーツ航空よりもJALの方が上?
長距離路線の主流になってきているA350-1000の座席は今まで体験したシートの中でもトップレベルの快適さを誇ります。
また、777や787の一部に搭載のSSIもかなり贅沢な配置です。
残念ながらSSIIIは今流行りのリバースヘリンボーン型の中でも、他者と比較すると同スペースに更に座席を詰めているので圧迫感があり、あまり快適では無いので「ハズレくじフラットシート」と筆者は呼びます(笑)。
機内食のクオリティーはかなり高い印象です(特に和食)。
ビジネスクラスの前菜にも若干キャビアが使われる事がありますし、ハズレは無いでしょう。
弱点は独特な堅苦しい雰囲気があり、何故???という点がいくつかある事。
例えば、快適な座席なのにひらひらの枕が一つだけしか提供されない事、A350限定の機内リラクシングウェアが訳の分からない分厚いワンピーススタイルで誰も着ているのを見かけなかった事、10時間を超えるフライトでもフルフラットにならないシェルフラットシートを提供する事(2026年1月運航開始の成田→デリー線)等、あれ?と思う要素が結構あります。
全体的にクルーの対応がとても丁寧なので安心感は半端無いですね。





<4位:シンガポール航空>
シンガポール航空は座席があまり強みではありません。
長距離仕様機材では横幅が広いですが、小さい前方のボックスの中に足が食い込む形でフラットにして寝るには体を斜めにならなければいけなく、人によってはそこまで快適に感じさせられないでしょう。
座席の表面が硬く、ベッド状態にしても薄いシーツを敷くだけ。
これだけ高い評価を得ている航空会社でありながらも未だに個室型のシートが導入されていません(ニューヨークノンストップ便仕様の超長距離路線は今後予定されていますが)。
それでも、何故ランキングではこれだけ上位に?
それは「ビジネスクラス」としてのブランドが確立しており、ステータス保持のエコノミークラス利用者と差別化を徹底しているからです。
そして全機材にフルフラットシートが搭載されています。
機内食にもいろいろな配慮がされています。
例えば、日本⇄シンガポールの様な中距離路線の深夜便。
食事を離陸直後が、到着直前かで乗客は選択をする事ができ、メニューも夜食と朝食のパターンをいくつか用意されています。
日中や夕方のフライトでは、フルコースメニューが充実しています。
多くの路線で、事前に最大何十種類のメインディッシュも選択できるのも大きなプラスポイントですね。
シンガポール航空の一番の強みは、クルーのサービス。
今まで何度か同航空のビジネスクラスに乗っていますが、毎回感心するのは、サービスのスピード感と、乗客への気配り。
日系もサービス面は手厚いですが、どうしてもスピード感が遅いと感じる事が多々あってしまいます。
このシンガポール航空の高品質なサービスの安定感は、世界各国から採用しているためか乗客への対応にばらつきのある中東系(エミレーツ航空やカタール航空等)と対照的です。





<3位:エバー航空>
エバー航空は座席こそはビジネスクラスですが、提供内容は他社ファーストクラスです(長距離路線限定)。
毛布は家庭用の軽い羽毛布団みたい、アメニティーはトップブランドとのコラボでアルマーニ製のキーホルダーやコインケース(!)まで含まれていたり、ビジネスクラスでも良質のコットンパジャマを無料配布し(もちろん持ち帰り可)、シャンパンはJALファーストクラスラウンジでクリスマス限定のような時にしか提供されない、かなりプレミアム価値の高いものを頂けます。
機内食はとても優しい味付けで食べやすく、そして何と言ってもクルーによるサービスのスピード感が半端ない!
それでも、日台路線に関して比較した際、スターラックス航空の方があらゆる面でレベルが高かったので、両社の中ではエバー航空を格下げしました。
エバー航空の弱点は座席にあまりプライバシー性が高く無い事と、一部日台路線で運行しているA321が普通の2−2配列のリクライニング座席である事。
もしここがクリアできれば、スターラックス航空やカタール航空にマッチするでしょう。





<2位:スターラックス航空>
短い日台路線でしか体験していませんが、あまりにも一つ一つのサービス内容が繊細すぎて、驚きました。
ハイライトは機内食とドリンク。
日台路線でも分厚いメニュー(ワイン用とそれ以外用)が渡され、とにかく数多くのオリジナルカクテルやお茶メニュー(タピオカミルクティーもあり!)が用意され、食事はプレゼン、味両方ともトップレベル。
シンガポール航空と並び、保有機材全てにフルフラットシートのビジネスクラスを搭載しているのも評価が高いポイントです(ヴァージンアトランティック航空も全機材フルフラットシートを搭載しているが短距離路線を運航しない)。
中距離路線用のA330でさえ、他社の長距離路線仕様機材よりも快適と言えるレベルです。
うーん、弱点あまり無いかも!





<1位:カタール航空>
カタール航空のビジネスクラスはもはや他社のファーストクラスレベルかそれ以上です。
まずは自慢のQスイートは完璧すぎる!
プライバシー性、座席のクッションの柔らかさ、収納スペース、テレビ画面の大きさ、コントローラーの配置等、この世界に完璧は無いという概念を覆しています(笑)。
これでさえ素晴らしいので、更に進化した次世代バージョンが最近発表されました。
食事も時限を超えています。
ファーストクラス並みの量とコース料理、プレゼンの仕方、そして重要な味。
更には、乗客の好きな時間に、メニューから好きなだけ選べるダイン・オン・ディマンド方式。
そして特定路線には、キャビアがメニューのオプションにあります!
アメニティーキットは市場価値10,000円以上はありそうな、ディプティック製のコスメ類のセット。
そして数少ない、ビジネスクラスでも夜行便ではパジャマが配布され、日系の様に回収して使い回しされたものではありません(笑)。
カタール航空の弱点は、直前に機材変更が頻繁にされる事。
そして機材毎にビジネスクラスの座席が異なるので、Qスイート搭載であればあたりですが、旧型シートではプライバシーの無い2−2−2配列の座席も多くの777機材に存在します。





まとめ
Qスイートが搭載された機材であれば、カタール航空だけレベルが突出しています。
安定的にバランスの良いのはアジア系のスターラックス航空、エバー航空、シンガポール航空や日系二社ですね。
エミレーツ航空は機内食やアメニティーは豪華ですが、座席はそこまで感動するレベルでは無いかもしれません。






