20年前のデリー。当時はまともな日本食レストランすら無い時代で、ケーキと言えば、バタークリームをたっぷり使用したオイリーなケーキしか手に入りませんでした(かろうじてまだ食べれたのはザ・オベロイ・ニューデリーに当時あったSugar & Spiceと言う店のケーキでした)。
20年後の今。凄いです。日本人パティシエによるケーキが購入できるようになり、IROHAを始め、ダイヤパークホテルの来富のケーキやアヴァロンホテルの喫茶室もみじのケーキ等、本格的な日本人向けのスイーツが購入できるようになりました。
先日、喫茶室もみじでショートケーキを売り始めたという事で、買って試してみました。
味はかなり本格的な日本のケーキ屋のケーキです。生クリームが命ですが、ほど良い甘さ&クリームの味が良く出ているので、輸入物のクリームを使用しているでしょう。日本のケーキと遜色はありませんでした。
ただし、お値段もそれなりです。このショートケーキは一切れ税前でRs. 300(約600円)なので、日本だったら同じ料金でかなり高級なケーキが食べれます。でも、高いのが当たり前です。材料はほぼすべて輸入物だと思いますし、インドは輸入物の食材は関税が高いです。コストは明らかに日本より高いはずです。この厳しい環境の中でこれほど美味しいケーキができるだけでも、価値は高いですね。