モバイル搭乗券より紙の方が便利な場合

最近ではスマホからQRコードで搭乗券としての役割を果たすので、便利になりました。

でも、今回ANAの香港発羽田行きでEメールを通じてモバイル搭乗券を受領した際、違和感を覚えたので空港のチェックインキオスクであえて紙の搭乗券を発行しました。

正解でした。

<理由①:モバイル搭乗券にはスターアライアンスゴールド会員である事が表示されていない>

筆者はターキッシュエアラインズでスタアラゴールドステータスを維持していますが、搭乗券には反映されていない。

モバイル搭乗券
モバイル搭乗券

一番下のTKから始まる数桁の番号は記載がありながらも、通常の搭乗券に記載されている「*G」が無い。

エコノミー利用なので、これだけだとゴールド会員の特典であるラウンジ利用ができない可能性が高い。

因みにこちらが印刷した搭乗券。

紙の搭乗券
紙の搭乗券

印刷バージョンだと、しっかり「*G」の記載があります(TKはターキッシュエアラインズのコード)。

<理由②:提携ラウンジが不明>

通常、スタアラゴールド会員だと、写真の下部の様に紙の搭乗券ではラウンジ名が印字されている事があり、これが招待券の役割を果たします。

モバイル搭乗券にはラウンジについて一切案内はありません。また、ANAホームページの情報は古いです。

ANAホームページのラウンジ案内
ANAホームページのラウンジ案内

ホームページ上は香港空港での提携パートナーはユナイテッド航空のラウンジとなっていますが、現在閉鎖中。

紙の搭乗券を確認すると、プラザプレミアムラウンジと親切に記載されています。

また、ラウンジ招待券としての役割も果たすので、スムーズに入室の際にチェックインができます。

モバイル搭乗券だけであれば、全く分からない情報でした。

<理由③:本来スタアラゴールド会員であれば搭乗グループは3ではなく2のはず>

システムエラーなのか、規定が変わったのか知りませんが、本来スターアライアンスゴールド会員はビジネスクラスと同じグループ2になるはずなのですが、何故か搭乗券にはエコノミーの窓際席であるグループ3となっている(写真青枠を参照)。

もし、搭乗券にスタアラゴールドが印字されていれば、万が一列に並んでいる時に係員の事前チェックによって何か言われた時に、説明がスムーズになる。

スタアラゴールドの印字が
スタアラゴールドの印字が

まとめ

あくまでANAの事例でしたが、モバイル搭乗券は情報不足でした。紙の搭乗券は最強です。チェックインカウンターが開いていなくてもキオスクがあればすぐに発行ができるので、この様にエコノミー利用だけどステータスを保持している場合には印刷した方が便利な場合があります。

「モバイル搭乗券より紙の方が便利な場合」への3件のフィードバック

  1. こんにちは。電子搭乗券のQRコードに「この方はスター・アライアンス・ゴールド会員です」という情報が含まれているので、ゴールドの記載がなくても問題ありませんよ。エバー航空のエコノミー・モバイル搭乗券にも、ゴールドの記載はありませんが、私はいつもそれを読み取り機にかざして問題なくラウンジに入ってます。英語で「メンバーシップ・ステイタス」と書かれた部分が省かれている航空会社もあります。全日空の国内線搭乗券もそうでした。でもそれをかざせばラウンジに入れました。一度お試しあれ!

    1. 補足:電子搭乗券でエラーが出たら、スマフォに入っている電子ゴールド会員証のQRコードを読み取ってもらえばいいのです。最近じゃあ搭乗券でエラーが出て電子会員証を提示しなければならないような展開になることがないので、会員証を出す機会すらなくなりましたね。どうしても弐番目に乗りたければ、乗る必要があるのなら、それも電子ゴールド会員証を見せたらお望みの順番で通過できます。紙の搭乗券は時代遅れですよ。私は三年前から紙の搭乗券は全く使っていません。紙切れ一枚をもらうためだけに時間に縛られたり受付に行ったりするのもうざいですしね。搭乗券は自宅やホテルのベッドでゴロゴロだらだらしながら自分で「悠々と」発券するのが通好みのやり方なんですよ(笑)

      1. コメントありがとうございます。返信が遅くなり失礼しました(今気づきました!)。

        最近はよりQRコードによる電子搭乗券が普及してきたので、紙の搭乗券は更に需要が無くなりましたね。

        既にこの記事を掲載してから2年が経過しているので、確実に世界中でスマホ搭乗券が進化しているでしょう。

        特にエランさんがご体験された様に台湾や日本等のデジタル先進国であれば、紙の搭乗券が無くても全く問題無いのは同感です。

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