個人的には、最も警戒しているのが旧西欧諸国の航空会社です。
①賃上げストライキが多い;キャンセルや空港封鎖はもう沢山!
物価高騰に伴い、最近はルフトハンザ航空を中心に賃上げストライキが結構目立ちます。
その場合、数日間多くのフライトが欠航となってしまう。
航空会社スタッフだけでは無く、空港職員も同様で、それが理由でフランクフルト空港が封鎖されてしまう事もありました。
あまり他の地域では考えられない出来事で、これが起きてしまうと予定が狂ってしまいます。
労働組合が強いのは雇用される側にメリットがありますが、利用者にとっては結構痛い時があります。
②単通路機材ビジネスクラスの座席は詐欺レベル
何と言っても、ヨーロッパらしい光景と言えば、地域内で活躍する単通路機材のビジネスクラス座席。
エコノミークラスの座席と同様で、ただ単に隣席だけをブロックした仕様。
機内食は悪く無いですけどね。
まだ1時間ぐらいのフライトなら我慢できますが、普通にヨーロッパからコーカサス、中東や北アフリカ等飛行時間5時間でもこのスタイルの場合があるので、他の地域では考えられません。
ターキッシュエアラインズだと、しっかり差別化されたゆったりとしたシートが提供されますが。
③国内線扱いでもラウンジの飲食は立派
ビジネスクラスの座席はく◯でも、ラウンジは結構充実している航空会社が多いです。
ヨーロッパの多くはシェンゲン協定を結び、批准国間の移動は国内線扱いになりますが、しっかりと食事や飲み物が提供されるパターンが多い。
例えば、コペンハーゲン空港のSASラウンジは例え、1時間以内のフライトであっても対象者にはこの様な食事が楽しめちゃいます。
フランクフルト空港T1にある国内線やシェンゲン協定国が発着するコンコースAのパノラマラウンジではそこそこ種類が豊富な食事オプションを始め、仮眠室まで用意されています。
④短距離仕様機材のエコノミークラスは質素;長距離仕様機材は座席が狭め
ULCC(ウルトラローコスト)の航空会社が活躍するヨーロッパでは、価格競争に付いていくために従来のフルサービスキャリアもかなりコストカット化を進めています。
地域内の路線では、一部を除いて機内食は基本有料になったし、せいぜい無料の水や小さな板チョコ一枚もらえるぐらい。
エンタメオプションは無く、座席のUSB充電等の設備も殆んどの機材に導入されていません。
長距離仕様機材はあまり期待はできません。
アジア系の航空会社と比較すると足元のシートピッチは31インチ※が定番と若干狭く、横幅に関してもボーイング777機材はアジア系に見られる横9席は存在していなく、横10席が主流になっている。
※31インチがどれぐらい広いかはこの記事に。
その分、セール時にはかなりお手頃価格になったりする場合があります。
⑤ファーストクラスの地上サービスが充実
ファーストクラスとビジネスクラスの差別化は地上サービスでしっかり別れます。
現在、欧州の航空会社でファーストクラスを提供するのは、ブリティッシュエアウェイズ、エールフランス、ルフトハンザ、そしてスイス国際航空のみ。
各エアラインのハブ空港では豪快なアラカルト式の食事が提供され、ルフトハンザに関してはファーストクラス乗客用の専用ターミナルまでフランクフルト空港に設置。
ターミナル内ではラウンジで寛ぐ以外はスタッフが飛行機に乗るところまで案内してくれ、ターミナルから飛行機は直接専用車での移動。
スイス国際航空のファーストクラスラウンジでは5つ星ホテルレベルのフカフカベッドが用意された仮眠室が利用でき、スイス料理のフルコースを頂く事ができます。
パリのシャルルドゴール空港でもチェックインから搭乗までエスコートが付き、ラウンジではミシュラン3つ星級のダイニングが楽しめる。
まとめ
マイナスポイントを多く触れてしまったけど、欧州系は成熟した航空会社が多いので顧客対応はそれなりにしっかりとしていると思います。機内サービスや快適を求めるのであれば一部アジアや中東系の航空会社には敵わないけど、安心感はあるでしょう。プラスのポイントとしては、ラウンジ等、地上サービスが充実している事。