【11日目(最終日)】
今日はラダックともお別れ。早朝ホテルのベランダから美しいレー周辺で最高峰ストック・カングリ(標高約6,200メートルから昇る朝日を眺める。
朝9時にホテルをチェックアウト。空港へ向かう。
今日のデリー行きは朝11:15発のエアインディア。デリー行きの最終便だ。前日に携帯電話でオンライン・チェックインをしておいたので、良い窓際座席も確保できていた。
空港に着く。ところが、なんとチェックインカウンターで女性が、
「今日はパソコンの調子が悪いから、何も確認できないの。自由席よ。」
と言われ、せっかく良い席確保していたのにこれじゃ意味ないじゃんと思いながら、この時代で手書きの搭乗券を渡される。エアインディアらしいハプニングだよ。
レー空港は小さい。お土産物など買えるような場所ではないし、売店も1、2件あるぐらい。腹が空いていたので、マギーのカップヌードルを買う。インドでは日清のカップラーメンもあるが、どこでも見かけない。インスタントヌードル=マギーになってしまっている。
さて、搭乗時間に近づく。自由席という事は、他の搭乗者も窓際を狙っているはず。案の定、搭乗時間になったら一斉に列を作り出す。そして、なぜか女性が優先搭乗になっている(女性と男性の列が別になっていた)。僕達が並んでいたのは20番目ぐらいかな。ちょっと窓際を確保できる
可能性が薄くなった。
ところが、今回は飛行機までバスでの移動。僕達はバスに乗るのが最後の方だったので、ドアの前に立つ事ができた。という事は、到着したら真っ先に降りて機内に入ることができる。
ドアが開いた途端、一斉に皆さん機内に向かった。僕達は、なんとか機内後方の座席の窓際を確保できた。一番後部座席の一つ前の列に座った。
そして、誰かが一番後部座席に座った。すると太ったきつい感じのエアインディアのおばちゃんCAが客に向かって「ここは指定されているの。ここに座らないで!」とどちらが客か分からない感じで怒鳴っていた。何故?と僕も思ったが、いやいやながらその乗客は席を移った。
しばらくして出発する前、前の客が携帯電話で話していた。でてきたおばちゃんCA、彼に向かって「もう離陸よ。さっき放送で携帯電話はだめっていったでしょ!」ってまた結構きつい感じで注意する。確かに、あまり言う事聞かないインド人は多いからそれほど強く言ってくれた方が効果があるし聞いているこっちは気持ちいいけど、言い方強すぎ(笑)。そう言えば、前ムンバイへ行った時のエアインディア便も、おばちゃんCAが客に携帯電話のことで強く注意していたのを思い出した。
離陸後、レーからまず西の方向へ移動する。大旋回だ。そして、角度を変えて、デリー方面へ。今日は晴れているから景色がとても良いはず。
さて、エアインディアではどの便でも無料の機内食が出る。この便は1時間以内の短いフライトだったので、ジュースとクッキーのみ提供された。
サービスが終了するとおばちゃんCAが後ろの席で機内雑誌を読みながら座っている。だから、空けときたかったんだ。パイロットが乗客席に座るのは分かるけど、CAが乗客席に座るなんて初めて見た。
このフライト、この典型的エアインディアのおばちゃんCAはまぁ普通だが、キャプテンの挨拶も一切無かったし、やっぱり行きに乗ったジェットエアウェイズの方がすべてにおいてサービスはプロで洗練されていると思う。なんで同じ国の航空会社でこれだけ違うのかと思うぐらい。
エアインディアは正直別に悪くない。CAによってはサービス旺盛な時もあるし、少し長いフライト(2時間以上)になると、立派な機内食が出てくるし、インドカレーは結構美味しい。でも、このフライトは至って普通だった。
デリーには定刻通りの到着。第3ターミナルは立派だ。
オフィスへ戻る前に、日本食が恋しくなったので田村さんでハンバーグ定食。久しぶりの日本食はうまい!
デリーは38度。レーと比べて30度も違う!
10日間のラダック視察旅行も充実。今まで読んで頂きありがとうございました!