デリーでベストなハンバーガーはやっぱりここ。

牛肉が貴重なデリー。

ビーフバーガーが好きな筆者ですが、中々インドではお目にかかる事ができません。マックではチキン、バーガーキングではチキンORマトン、ホテルでも、同じ様にチキンORマトンが一般的。チキンバーガーはまだそこそこ美味しく頂けますが、マトンは臭味があってだめ。ケバブとかは美味しいのに、ハンバーガーのパテになるとあまり美味しさが感じられません(臭味を消すスパイスが無いから?)。

そもそも、「ビーフ」と言うものはほとんどデリー近郊ではほぼ存在せず、大抵はバッファロー(水牛)肉が使われています。また、メニューでも「ビーフ」と記載せず、肉の部分であるテンダーロインと呼ばれます。最近のインドは保守政党が政権を握って以来、牛肉の提供に対しての制裁が厳しくなり、大都市ムンバイのあるマハラーシュトラ州は牛肉の販売だけでなく一般人による所持も禁止、日本人が多く住むグルガオンでは保持は厳密は罰則が無いもののレストランで提供する事が禁止。違法すると最大5年から10年の禁固になると厳しい。また、最近ではデリー近郊でイスラム教徒の住民が牛肉を所持されていると疑われてヒンドゥー教徒から集団リンチを食らって死亡する事件など、昔ではあまり聞いた事の無いニュースが飛び交います。今では、デリーでも牛肉禁止令が出るのでないかと新聞で噂されています。それほど、「牛肉」に対して抵抗感がある国なのです(でも、南部のケララ州へ行くと、ヒンドゥー教徒でも普通にビーフカレーを食べているのですがね)。

その中、米系のチェーンレストランでは、一応水牛の肉が使われたハンバーガーを提供する所があります。Johnny Rockets、TGIF、ハードロック・カフェ等がその例です。と言うか、この3つしかよく行かないのですが(笑)。この中でベストはハードロック・カフェのLegendary Burgerです。ハンバーガー専門のJohnny Rocketsも美味しいですが、ハードロックのこのバーガーがキング・オブ・ザ・キングです。

デリー 美味しい ハンバーガー
Legendary Burger

ボリュームたっぷり、中身は、レタス、トマト、チェダーチーズの他に、ベーコンとオニオンリングも。パテもほとんど牛肉に近い味です。もしかして、水牛と言う名の実は牛肉?と思えるぐらい。コストパフォーマンスも高い。Rs. 480+税。

あとは甘党の筆者にとって、ハードロックのデザートはチョイスが沢山。特に、お店自慢のアップルコブラーはアップルクランブルにアイスクリームが載ってキャラメルソースが掛かって、ボリュームたっぷり(と言うか、ありすぎw)。軽く一つで2~3人前はあります。Rs. 330+税。

アップルコブラー
アップルコブラー

ハードロック・カフェはバックグラウンドのミュージックが少しうるさいけど、味は結構好きです。余談ですが、ハードロック・カフェの創設者(アメリカ人)は熱心なサッティヤ・サイババ(アフロヘアで有名な聖者で2011年に死去されました)の信者で、命の恩人でもあるらしく、自社株を売却して得た100億円相当をサイババ財団へ寄付をされたというお方です。ニューデリーのカフェ店内、トイレの入口の上には大きく「Love All Serve All」とスローガンがプリントされていますが、これはサイババが良く信者に教えていたモットーです。ただのビジネス中心の世界だけでは無く、この様なスピリチャルな世界に入られているからなのか、従業員もちょっと個性ある感じで店内の雰囲気が気に入っています。

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