オーストリアは1泊だけの滞在。1日しかいないから、オーストリアを語るのもとても失礼な話ですが、感じた事を記載します。
ドイツもオーストリアも、同じドイツ語を話します。オーストリアは方言がありますが、基本的に言葉も人種も一緒です。でも、人の雰囲気は異なる様に感じます。
自分なりに感じた事をステレオタイプしてしまいますが、ドイツ人の方が一般的に:
○時間に正確
○よく働く
○効率化を求める
オーストリア人は:
○芸術や美学に気を配る
○落ち着いてのんびりしている
○オープンマインド
また言いますが、これはあくまで個人的な偏見です。
歴史を辿ると、両国は違う経路を持っています。ドイツの近代文化は、かなりキリスト教改革派ルーターによる影響が強いと思われ、ドイツはプロテスタント教発祥の地でもあります。プロテスタントは今までのカトリックの教えによるローマ法王から始まる教会内の組織ピラミッドに反発をし、個人と宗教との関係を強め、働く事の重要性を教えました。ドイツの人口は半数プロテスタント、半数カトリックですが、プロテスタントの影響がかなり強い雰囲気がします(特に北部辺り)。ドイツで信仰しているプロテスタント(福音ルーテル教)はデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、フィンランドでも信仰されており、デンマークでは国教ともなっています。これらの国に共通するのは充実した福祉システムと平等精神、そして最小限主義。シンプルなデザインが有名な国々ですが、プロテスタントの影響も強いと思います。「働く事への意識」が効率の良さを生み、時間の正確さに反映されているのかと思います。
それとは反対にオーストリアは人口のほとんどが昔から続くカトリック教徒です。華やかやきらびやかさを好み、ハプスブルグ帝国と言う中欧に巨大な帝国を築いてウィーンは正にその首都でした。美術や音楽が盛んに。その偉大な歴史が人々の心にゆとりができる雰囲気がします。また、帝国があったせいか周辺諸国の人々も多く見られ、オーストリア文化とは言っても旧東欧諸国の影響もある感じがし、多様な文化の組み合わせがオーストリア人の他文化へ対しての寛容さが伺えます。
さて、ウィーンの短い滞在記です。
ホテルはウィーン空港へアクセスの利便性が高い中央駅から徒歩圏内で探す事にしました。トリップアドバイザーで探すと、Hotel Schaniと言う3つ☆クラスの宿がとても評価が高く、お値段もウィーンにしてはお手頃だった事から(ちなみにウィーンはホテルが高い!)、ここにしました。ホームページはこちら。
中央駅から徒歩10分ぐらいの場所にあります。一言で言うと、モダンなお洒落ホテル!チェックインはカウンターがありますが、スクリーンがあってそこでセルフでやってくれとの事。名前や住所を入力すると、ペーパーキーが下からポトッと落ちてきます。そこに記載された部屋番号が自分のお部屋です。
お部屋はお洒落でびっくり!こんな雰囲気のホテルは初めてです。シンプルでエレガントの内装と清潔なお部屋やトイレ。ここでは、シャワーを浴びるところとトイレが別々でした。日本みたい。
この壁がとても面白く、ウィーンの地図です。ホテルの位置があり、そこからウィーンの見どころを地図と絵で表したとても分かりやすい観光地図になっています。その脇にテレビがあります。
テレビは、ウィーンの観光案内と普通のチャンネルなどがあり、マルチ対応しています。
いくらビジネスクラスの旅でも、やはり12時間のフライトはちょっと疲れたのか、ホテル着いたら爆睡してしまいました。本当は夜だけでもウィーンの市内観光へ行こうかと思っていましたが。
翌朝。
フライトが10:20発なので、07:00頃にはチェックアウトして空港へ向かいます。電車で行きます。片道、各駅停車で約40分程でウィーン国際空港に到着します。
中央駅にはSparと言う世界42か国で展開しているチェーンのスーパーがあり、ここで生ハムやサラミのソーセージ、そしてホワイトアスパラの缶詰等を買っていきました。さすが、ヨーロッパ、ハム類は安い!生ハムは300グラムのブロックで常温保存OK、値段は3ユーロ(約400円)。同じく、常温で保存できるサラミのソーセージも300グラムで3ユーロ(約400円)。ホワイトアスパラの缶詰は15本ぐらい入って1.5ユーロ(約200円)なので、とても安く感じます!本来は生野菜やチーズも購入したかったのですが、これからエジプト旅行も入っていたので傷まないために常温保存OKのものだけ購入していきました。
これから、エジプトのカイロへ向かいます!