どの旅行でも、マイルが貯まっていたら一度は、「せめて片道はビジネスクラス(もしくはファーストクラス)にしようか」と思うはずです。
ここで、上級クラス効果をフルに活用するためのアドバイスを少し。
例えば、デリー⇔成田の往復フライトをANAで見てみましょう。
現在冬のスケジュールはこんな感じです。
往路:NH 828 デリー(01:25発)→成田(12:45着)7時間50分
復路:NH 827 成田(17:15発)→デリー(翌00:05着)10時間20分
皆さんだったらもし片道エコノミー、片道ビジネスだとしたら、行きと帰りのどちらをビジネスとして選びますか?深夜便でゆっくり寝るためデリー発の方を選ばれる方も居れば、飛行時間の長い復路便を選ばれる方両方居るかと思います。
まず、3つの重要なポイントを挙げます。
①昼食か夕食時を挟むフライトを選べ
往路のフライトでは、深夜発のため離陸後のすぐの機内食は軽いスナックとなります。ANAの場合は中・長距離になるとビジネスクラス以上ではいつでも好きな時に選べるメニュー(一風堂のラーメンやカレーライス等)がありますが、こじゃれた前菜等はありません。また、デザートも同様。このフライトは着陸前の朝食が唯一のがっつり系ですが、正直朝食っておかゆとかオムレツ等が多く、あまり大した事ありません。朝食の内容はエコノミーとあまり変わらない場合も。もし、コースメニューのちょっと良い素材を使用した機内食を本格的に味わうなら、昼食か夕食時に飛ぶフライトを選ぶ事です。
注意しなければいけないのは、この昼食時や夕食時というのは出発空港の時間を拠点としています。例えば、往路の成田到着は12:45で既に昼食時間ですが、出発のデリーの時間を合わせているのでちょうど朝食時になる訳です。これが例えばニューヨーク路線の場合、東京を夕方出発して実際ニューヨークには夕方の到着になりますが、日本時間の早朝という事で1回目は夕食が提供されますが2回目は朝食となる訳です。
デリー線の場合、東京へ行く路線は基本朝食だけなので、あまり機内食は楽しめません。その反面、帰りの東京発の場合には、ちょうど出発空港(=成田)の夕食時間なので、ちゃんとしたビジネスクラスらしい機内食を召し上がれます。
②出発空港のラウンジで判断しろ
往路のデリー発のフライトでは、デリーのラウンジ利用になります。正直、デリーのラウンジは悪くありませんが、別にそんなにすごい訳でもありません。その反面、成田のANAラウンジは様々な種類の食事やお蕎麦やカレーライスが食べれるヌードルバー、日本酒各種、そして生ビールサーバー等食事も豪華ですし、シャワー室もちゃんとアメニティーが。圧倒的に、デリーのラウンジより成田のANAラウンジの方が楽しめます。ビジネスクラスの体験の一つは地上でのサービスでもあるので、この点は成田出発のフライトの方が、よりビジネスクラス感が楽しめますね。
③フライトの飛行時間で判断しろ
せっかく上級クラスに乗るなら、少しでも長いフライトが良いと思います。特に、気流の関係で行きと帰りで大幅に飛行時間の違う場合は、より体験を楽しむなら2.5時間も長い東京発の方ですね。
上記はあくまで僕の基準値で、①が一番優先度が高くなって②、③の順です。片道エコノミー・片道ビジネスや、片道ビジネス・片道ファースト等往復で別々のクラスを予約する場合には、上記をベースに慎重に判断しています。