4月は休暇で南アフリカを訪れます。
南アは友人が多く暮らす国です。真っ先に南アと言うと「治安は?」と考えますが、はい、それは僕もかなり気を引き締めます。でもインフラは整備され、ワインや肉は美味しく、美しい大自然等観光資源は非常に豊富な国です。
さて、その南アへはエチオピア航空で行きます。近年成田からも直行便が飛び始めましたね。最近は最新鋭の機材をどんどん導入し、最新機材はほぼすべて揃います。日系航空会社では採用されていないエアバスA350も。
アフリカの航空会社はどれもほとんどが赤字を抱えていますが、このエチオピア航空だけは昔から成長率が高い航空会社。アディスアベバと言う地理的にもそこそこ有利な立地を条件に、エミレーツやカタール航空みたいに「トランジットポイント」として栄えています。
例えば、日本からだったらブラジル、アフリカ諸国は幅広いネットワークを展開してほぼ主要空港はすべてエチオピア航空がカバーし、そこからヨーロッパやアジア、中東、北米、南米へ乗り継ぎ時間を良くして運航させていてます。
僕も既に8回乗っています。最初ウガンダからアディスアベバへ飛んだ時には、2時間以内の短距離ながらもエコノミーでは機内食がかなり充実し、メイン2種類やサラダの他デザートやチーズ、クラッカーまで付いていたのはビックリしました。クルーもテキパキ仕事をこなし、気分が悪くて乗務員コールボタンを押してもすぐに駆けつけて炭酸飲料を持ってきてもらった体験もあります。
決して豪華な航空会社では無いですが、他社と比べると安価な料金設定に体験からして定刻率が高く、しっかりしている航空会社だと感じさせられます。失礼ながら国の一人当たりのGDPと照らし合わせるとちょっとびっくりします。
前置きが長くなってスミマセン。
主題に戻って。。。
実は、エチオピア航空を選ぶ際に悩みの種がありました。それは、チケット手配の際に、乗り継ぎ時間が非常に短かった事。なんと、インドからのフライトがアディスアベバに到着して、25分後にケープタウン行きが出発します。そして、航空会社はこんな短い乗り継ぎ時間でも発券をさせてくれるのです!
スケジュールはこれ:
ET 611 ムンバイ(05:25発)→アディスアベバ(08:00着)
ET 847 アディスアベバ(08:25発)→ケープタウン(13:55着)
2つの中距離路線の間でこんな短時間で乗り継ぎが可能な航空会社なんて聞いた事がありません!
アディスアベバ空港はエチオピア航空の成長に追いつけず、小さく非常に混雑する空港です(将来的には中国の援助によって大きなターミナルが完成するらしいですが)。しかもボーディングブリッジは10個もありません。普通に考えると絶対無理ですよね。
飛行機の悩みでいつもお世話になっているのがFlyertalk.com。ここでこのスケジュール問題を投げかけてみました。
そうしたら、この超短いアディスアベバ乗り継ぎを何回も利用している方のコメントで、
「エチオピア航空はここはしっかりしていて、まずムンバイから飛行機が到着したら、ターミナルへ行くバスには乗らず、ケープタウン行きの専用バスが飛行機の出口で待っている。セキュリティーも通らなくていいし、いちいちターミナル内も歩かなくていい。そのまま次の飛行機への直行できる。」
いや、預け荷物は?
「今までの体験からしてしっかりと乗り継ぎできている。」
これは楽でいい!でも、ムンバイからのフライトが万が一少しでも到着が遅れたら乗れません。
ここで過去フライトの定刻状況を調べられるFlightradar24で検索してみると:
緑色が定刻より15分の遅延まで;黄色が15分から30分の遅延まで;赤色が30分以上の遅延ですが、見事オールフライト定刻通りの着陸です。
インドのとある国営航空よ、是非これを参考に如何?同じスターアライアンスだぜ!
リスクはありますが、これだったら安心感が増します。インドから一番早く現地まで行けるのがエチオピア航空なので、これでチケットを取りました。
どうか、無事に預け荷物と共にケープタウンまで届けて下さい、エチオピア航空様☆