バンガロールと言えば南インドはデカン高原にある「インドのシリコンバレー」。様々なIT企業が集まり、今やインド有数の大都市となりました。
さて、昨日、JALが何とこのバンガロールへ就航するニュースを流しました。しかも、強気の毎日運航!日本人人口はデリー首都圏と比べるとその5分の1にも満たないと思うが、ここにはトヨタのインド法人本社がある。
参考記事はこちらから。
尚、正式名は「ベンガルール」ですが、地元でこの名前で呼ぶケースは少なく、通称イギリスが名付けた「バンガロール」の方が馴染み深いので当記事ではその様に呼びます。
本当に。。。1995年から訪れた事がありますが、当時は国際線なんて殆ど運航していなく、空港も市内中心部にあったこじんまりとしたターミナル。ITブームの前で高層ビルなんて殆ど無かった。そして、2010年に来た時は立派な空港になって国際線も多く就航するようにはなったが、まさか日本から飛ぶなんて考えられない。
運航開始予定は2020年夏までとの事。スケジュールは以下の通り:
毎日運航 成田(18:25発)→バンガロール(翌00:05着)
毎日運航 バンガロール(02:45発)→成田(14:55着)
機材はSS8搭載のボーイング787-8機
同社デリー路線と違って、現地は真夜中発着ですね。ANAのデリー線は似た様なスケジュールですが、これにはちゃんと訳があります。そもそも、ANAのデリー線も今回のJALのバンガロール線も対象顧客は成田で乗り継いで北米へ向かう人のためだからです。これだと、ちょうど北米からの発着に合わせて丁度良い乗継時間でインドと現地を結べる。
逆に、JALのデリー路線は日本発着のみだったら利便性の高いスケジュールだけど、北米を結ぶ際はとても乗継が悪く、成田で1泊しなければならない。だからデリー線は明らかに日本人客を意識している時間帯です。
いや~本当にあのバンガロールから日本まで直行便が飛ぶなんて信じられない!ましてや「保守的」なJALが!!
ちなみにバンガロール高原都市のため一年中「夏の軽井沢」と呼ばれる程、涼しい気候。とは言いながらも、3月と4月は35℃を超えますが(思いっきりカラッとしているけど)。8月は夜長袖が必要なほど寒くなる時もあるので、日本人が想像する「インド」の気候とはかけ離れているでしょう。