イスタンブールはボスポラス海峡を境に西がヨーロッパ、東がアジアに属するという世界にも類を見ない2つの大陸に跨ぐ大都市です。
ほとんどの観光地や見所はヨーロッパ側にあります。
今回はトランジットで時間が限られた訪問なので、事前に行きたい場所を3つピックしておきました:
行きたい場所①:世界で2番目に古い地下鉄(たった二駅を結ぶだけ!)、チュネルに乗る。
行きたい場所②:青いタイルが美しいルステム・パシャ・モスク。
行きたい場所③:イスタンブールの丘の上に建つ巨大なスレイマニエ・モスク。
まずアタチュルク空港からバスでイスタンブールの中心、タクシム広場まで移動。所要約1時間です。
途中、道路が整備されていてバスもとても綺麗で日本レベルだし、やっぱりここはヨーロッパに来たと実感させられました。イスタンブールを観る限りトルコは思ったよりかなり先進国です。
ここから地下鉄で一駅動きます。ちなみにイスタンブールの地下鉄は一駅乗ってもどんなに遠くまで乗っても、一律4リラ。日本円で約200円です。一駅乗るだけでは東京メトロとほぼ同じ料金ですね(苦笑)。全体的に物価はインドと日本の間ぐらいの印象です。
ちなみに目的の地下鉄はこの新しい方ではなく、次の駅から乗る路線です。
イスタンブールの地下鉄でとても驚いた事がありました。それは。。。
東京と一緒で、エスカレーターはしっかり片側通行となっているのです!日本以外で、あまりこの様な光景は見たこと無かっただけに(ヨーロッパの他の都市でも見たことありません)、ちょっと意外でした。ずらっと一列にエスカレーターの片側に並ぶのを見た時ここは東京かと思いました(笑)。
目的の一つ、チュネルというケーブルカーの様な世界2番目に古い地下鉄の駅を探すのに少し苦労しました(ちなみに一番古いのはロンドンの地下鉄)。
チュネルの開業は1875年。東京で一番古い銀座線でも1927年なので、銀座線より50年以上前に出来た地下鉄となります。そう考えると、イスタンブールって昔から文明が発達していた事が判ります。
乗車時間はわずか1分半!遊園地のアトラクションみたいな感覚です(笑)。
カラキョイ駅はイスタンブールの景色が美しく見渡せるガラタ橋の近くにあります。駅を降りて、ガラタ橋を徒歩で散策する事にしました。その先には次の目的地、ルステム・パシャ・モスクとスレイマニエ・モスクがあります。
2つ目の目的地、ルステム・パシャ・モスクは青いタイルが美しいと有名なモスクで、旧市街の一角にある結構分かりづらい場所に入り口があります。所謂ブルーモスクやアヤソフィアの様な他のメジャーなモスクでは無いです。
モスクが完成したのは1563年。建設されてから450年も建っています。タージマハールより古いモスクです。
次は徒歩でスレイマニエ・モスクへ向かいます。結構な小高い丘の上にあるので歩きも一苦労です。途中、バザールを抜けて行きます。生活感たっぷりで面白い^^。
坂がちょっと思ったよりきつかった。。。でも登りきりました。スレイマニエ・モスクは世界遺産に登録されていて完成はなんと1557年とこれも450年以上の歴史があります。かなり巨大!
バザールで大好きなトルコ菓子、ロクム(ナッツの入った硬いゼリーみたいなもの)を大量に購入し、今度は路面列車と地下鉄を乗り継いでアタチュルク空港へ向かいました。所要1時間15分。停車駅が多いせいか結構時間がかかりました。
次は待ちに待った世界で一番豪華なビジネスクラスラウンジがある事で知られるイスタンブール空港のラウンジ散策です。