セブパシフィック航空:非常口座席のメリット・デメリット解説(写真付き)

2024年10月時点、セブパシフィック航空では大まかに3種類の機材を運行しています:

*A330-300(二重通路;3−3−3配列;主に成田・関西⇄マニラ間を運行)

*A321neo/A321/A320neo/A320(単一通路;3−3配列;セブ路線やその他日本の地方都市⇄マニラ間を運行)

すしまるの調べによるとざっとこれらの機材には合計で2種類の非常口ドアと、3種類の非常口座席が存在します。

それぞれ解説していきましょう。

<非常口ドアは大型OR小型>

まずはA320系とA321系の説明から。

A320は一番前に大型の非常口ドアがあり、真ん中に片面2箇所小型の非常口ドアが存在します。

A320系非常口ドア
A320系非常口ドア

A321系は従来のタイプと新型のneoで若干異なりますが、両方とも共通しているのは大型の非常口ドアが前方だけでなく、中央部あたりに片方2つ(従来タイプ)か片方1つ(neoタイプ)存在します。

新型のA321neoでは更に、機体の中央部にA320系と同じ小型の非常口ドアが片面2箇所に存在します。

A321系非常口ドア
A321系非常口ドア

A330は大型の非常口ドアのみとなり、一番後ろのドアを除くと前方に1箇所、主翼の前後のそれぞれ1箇所の計3箇所設置されています。

①大型非常口ドアの前(壁なし)

最前列の左側3席ブロック(座席番号1A、1B、1C席)と、後方の3席ブロック両サイドに設置されている、一番足元が広い座席です。

メリットは、ドア一個分を優先できるので、足を思いっきり伸ばせます。

デメリットとしては、収納スペースが正にゼロで不便なのと、シートポケットが壁側に設置されて3席共用なのでA席に座っていなければメニューや機材雑誌を取るのが面倒くさいです。

もう一つのデメリットは、テーブルが脇の座席から取り出す仕組みなのでその分厚みが出てしまい、一般座席より若干狭くなります。

最前列の座席
最前列の座席

こちらは後部の大型非常口ドア前の座席。

こちらのデメリットは、窓際でも窓が無い事です。

あくまでA321neoではこうですが、他の機材(A321やA330)は状況が異なるかもしれません。

A321の後部大型非常口ドアの前
A321の後部大型非常口ドアの前
A321の後部大型非常口ドアの前
A321の後部大型非常口ドアの前

②大型非常口ドアの前(壁あり)

A320系とA321系の場合、最前列の右側3席ブロック(座席番号1D、1E、1F)はドアとの間に壁があります。

写真は反対側の1A、1B、1Cを利用して線を引いてみました。

反転させたイメージです。

シートポケットは各座席前に設置されているので共有ではありません。

最前列左側3席ブロックイメージ
最前列左側3席ブロックイメージ

足は伸ばせるけど、最前列左側や後部ほどではありません。

③小型非常口ドアの前

大型非常口ドアよりは狭いけど、それでも十分な足元が確保できます。

フルサービスキャリアで比較するとプレミアムエコノミーかそれ以上に匹敵するでしょう。

小型非常口ドアの座席(前方)
小型非常口ドアの座席(前方)
小型非常口ドアの座席(後方)
小型非常口ドアの座席(後方)
小型非常口ドアの座席(前方・後方)
小型非常口ドアの座席(前方・後方)

こちらのメリットとしては、テーブルは前から下げるタイプなので横のアームレストは上げ下げすることができ、他の非常口座席の様にシート幅が狭くなる事がありません。

前方の座席の下に収納スペースはありますが、基本的に離着陸時はそこを使用する事はできないのでそこが普通座席と比較すると小さなデメリットでしょう。

個人的には無駄に広くない、丁度良い足元スペースかな、と思います。

<非常口ドアの種類が大型か、小型か見分ける方法>

小型の非常口ドアは2つずつ並んで設置されているので、並行して2列とも前後に非常口座席として表示されます。

もしシートマップで機内真ん中に2列全て(6席×2列=12席)が対象となっていれば、それは小型の非常口ドアになるでしょう。

まとめ

同じ航空会社でも、非常口座席は微妙にそれぞれ異なります。セブパシフィック航空では大まかに3種類の非常口座席が確認でき、それぞれのメリットとデメリットを解説しました。まだA330機材には乗っていないので、もしご経験ある方は追加で何か必要情報があれば、是非ともお知らせ下さい!

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