元ANA地上職員に聞く無料アップグレード対象客とは

先ほど、日本の空港で長く勤めていた元ANAの地上職員の方と食事をしました。エアラインマニアとして話が面白くて色々聞いてしまいました。。。一応企業秘密では無いらしいという事で、許可を得て情報をこのブログでシェアさせて頂きます。

そう、やっぱりチェックインカウンターで働いていた、と聞くと一番気になるのが無料アップグレードですよね。正直正規運賃を払っている人にとっては大変図々しい考え方ではあるのですが、やっぱりアップグレードは嬉しいですよね。僕は何百回も飛行機に乗っていますが、残念ながら一度も空港での「無料アップグレード」は体験した事がありません。

ANA アップグレード 対象
ANAのB767エコノミークラス

元ANA地上職員の方曰く、無料アップグレードが適応される条件として、以下のパターンが有力らしいです。

ステップ1:オーバーブッキング状態になり、次の予約クラスへのアップグレードが必要になる。

ステップ2:アップグレード客の候補が予約システム上にあがる。例:マイレージ会員のステータスが高い人、高い運賃のチケットを持っている人、等。

ステップ3:当日のチェックインカウンターで、チェックイン担当官の判断でそのアップグレード候補の客がアップグレードに適しているか決める。この場合、アップグレード判断の権限はこのカウンター担当官にあるという事。基準があって、その候補の客が適していれば、アップグレードが適応される。その判断基準とは、服装がラフでは無い客の態度が良い、等。例えマイレージ会員のステータスが高くても、ここで短パンにビーサンだったら、アップグレードは難しいという事です。

ステップ4:もし候補者が事前にオンラインチェックインを済ませていた場合、搭乗ゲートを通るときに、呼び止められて、担当官がその場でアップグレードをするか判断をするらしい。

これを聞いたときはなるほど!と思いました。よく、遅くチェックインするとアップグレードの可能性が高くなると聞きますが、これは神話状態(少なくてもANAでは)らしいです。実際は候補リストが出来ているので、あくまでそのリスト内に入っていた場合のみ、あとは空港担当官の判断で決まるとの事。逆に、早くチェックインをした方が、可能性は高いと言う事も言えます。

これを聞くと、次回アップグレード対象のクラスがあったら「ちゃんとした」服装で行きたいですね。。。服装は結構大切だという事が判りました。。。もっとも、リストに載ったら、でしたら。もし、ステータスが高ければ、その確率は高くなる訳です。

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「元ANA地上職員に聞く無料アップグレード対象客とは」への2件のフィードバック

  1. 10年以上前台湾ー香港ーパリのエアフランスでファーストクラスへのアップグレードを経験しました。そのとき住んでいた台湾の地元にエアフランスが就航したキャンペーン中だったのですが、自由旅行でフランスに行く台湾人はほとんどなく、一人旅のわたしが選ばれました。前日夜中まで仕事をしていたので、洗濯ものを乾かしている時間がなく旅行に持って行く予定の濡れたTシャツ数枚を機内に手持ちで持ち込む直前でのアップグレイドで、ファーストクラスのハンガーにかけてかわかしてもらいました。いまとなってはいい思い出ですが、その後はちゃんと身なり正しく旅行できるまではファーストクラスは乗らなくていいと思いました。ひさしぶりにこの記事を見てこのことを思い出しました。

  2. コメントありがとうございます。ファーストクラスへのアップグレードとは羨ましいですね。エールフランスのファーストクラスは、朝食のクロワッサンが非常に美味しいと聞いた事があります。無料アップグレードは特別感があるかと思います。是非一度体験してみたいものです!

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