最近ちょこっとファーストクラスを体験し始めたばかりなのであまりえばって言えませんが、ファーストに乗る楽しみの大部分はラウンジでの体験です。
機内はもちろん大切ですが、近年はビジネスクラスがかなり快適になってシート面で見ると差が縮まって来ている事からビジネスの2倍の料金を払ってファーストに乗る価値って正直そんなにありません。
ファーストクラスの方がビジネスでは無いキャビアの提供やシャンパンの銘柄が豪華になる等機内食面では確かに差を感じられますが、一番大きな違いはプライベート感あるサービスです。その中で、特に空港でのサービスはとても重要になります。
僕はまだ近年ですとファーストクラスはエティハドとインド系のジェットしか乗っていませんが、出発空港での体験が「あ、ファーストだな」と思わせる事がありました。機内まで待たなくても、地上から幸せの気分にさせてくれるのがファーストだと思います。その地上で大切なのがラウンジです。
個人的に感じたファーストクラスラウンジの印象とビジネスクラスラウンジの違いの傾向は:
〇アラカルトメニューが充実。レストラン形式で注文してシェフがそれに応じて料理を作ってくれる。ビジネスは基本ビュッフェ形式が一般的。
〇提供している料理の質が高い。
〇ラウンジ内は常に誰かがお世話をしてくれ、何か他に必要無いか色々聞いてくれる。ビジネスは基本セルフサービス。
〇利用客が少ない!
〇アットホームな気分。ビジネスラウンジは「ビジネス」感がある。
〇バスルームのアメニティーが豪華。
美味しい食事にフレンドリーな従業員と会話をするとラウンジ内の時間なんてすぐに過ぎてしまいます。更にはスパでマッサージを体験すると天国です。
航空会社によっては、ファーストクラスの乗客には空港で専用のエスコートが付きます。これはチェックインから飛行機に乗るまでと、場合によっては飛行機を降りてから空港を出るまで。このエスコートサービスのある航空会社は知っている中では:
〇タイ国際航空(世界各地の出発・到着両方)
〇ガルーダ・インドネシア航空(世界各地の出発・到着両方)
〇エアインディア(インドのハブ空港のみ)
〇ジェットエアウェイズ(インドのハブ空港のみ)
〇エールフランス
<ファーストクラスを選ぶなら自社ハブ空港出発がベスト>
各社ともファーストクラスと言えば自社のプライドでもあるので、本拠地の空港出発するのが一番その本領発揮を体験できる。JALやANAだったら成田・羽田、タイ国際航空だったらバンコク、エールフランスだったらパリの様だと、最大限にファースト体験が味わえる。各航空会社の空港でのサービス内容を検証すると:
ANA:スイートチェックイン、ラウンジのスイーツやファーストだけのどんぶりメニュー
タイ国際航空:1時間の全身マッサージと半個室ラウンジでの細かいサービス、そして広いバンコク空港では専用カートでゲートまで移動
エールフランス:パリのミシュラン3つ星レストランの食事と繊細なサービスにスパメニュー
ルフトハンザ(フランクフルト):ファーストクラス専用ターミナルでゆっくりしてそこから出発時間ぎりぎりに高級車で飛行機まで送迎
キャセイパシフィック(香港):シャンパンバーとペニンシュラホテルの食事にバスタブ付きのお風呂でまったり
逆に、ハブ空港でない出発の場合にはビジネス・ファースト兼用ラウンジに通されたり、ビジネスクラスとの差が無く特別感を感じさせられない事があります。これだと、ファーストに乗る楽しさは半減しますね。