アラスカ航空でJAL特典航空券が発券できるようになってから3年近くが経過します。
今まで、アジア内のビジネスクラス特典航空券が非常にお得で、アジア内ならどの地点から第3都市まで東京でストップオーバー(24時間以上の滞在)をしても片道航空券扱いとなっていました。
例えば:
〇シンガポール→東京(24時間以上の滞在可)→クアラルンプール
〇デリー→東京(24時間以上の滞在可)→ジャカルタ
〇バンコク→東京(24時間以上の滞在可)→ホーチミン
これらのルートは2区間合計で25,000マイルで、50%ボーナス時に購入したとしても最安値で50,000円前後。これなら、エコノミーより安いですね。そもそも、3年近くもこんな状況が続いたのも奇跡に近いのですが。
改悪その①:JL東京でのストップオーバー不可
上記の様な3つの例でのルート発券は引き続き可能ですが、アジア圏内ルートの際、東京で24時間以上の滞在が不可になりました。すなわち、24時間以内のトランジットなら、引き続き発券可能。
例えば、デリー→東京→ジャカルタで検索。
以前と同じ様に同じマイル数で、全区間合計25,000マイルで予約が可能です。
これを、東京で24時間以上のストップオーバーで指定して検索すると。。。
これは、日本人にとっては痛いですね。。。例えば、以前デリー在住の日本人が一時帰国する時、デリー→バンコクまで別途航空券を購入し、バンコク→東京(一時帰国)→デリーをビジネスクラスで50,000円前後で可能だった。
今ではもし同じ様に発券をすると、バンコク→東京、デリー→東京と2倍にかかってしまいます(それでも、かなり実際の有償航空券より安いですが)。これだったら、逆にデリー⇔東京を単純往復にした方が便利ですね。
まぁ、今までが異常に価値がありすぎる裏技だったので、「普通」に戻った今でも、まだ十分に改悪後の価値はあります。
そしてもう一つの改悪が、先週予約が可能となったシンガポール航空の特典航空券。
改悪②:SQ中国路線の必要マイル数大幅増加
昨日まで、中国の都市は「東南アジア」として扱われたので、北京や上海等飛行時間が5時間以上あるルートとしてはかなりお得でした。今では、日本や韓国と同じ地域扱いになり、アラスカ航空のホームページでも反映されています。
この1週間、多くのエアラインファンが発券をしたと思われるシンガポール⇔中国路線のファーストクラス特典航空券。35,000マイルから、一気に2倍以上の75,000マイルまで跳ね上がり、そこまでお得では無くなりました。
ただし、香港や台北は東南アジア扱いのまま。特に香港路線は最新のスイートクラスが導入されているので、まだ以前と同じ35,000マイルで乗る事ができます。また、シンガポールを経由して、マニラやジャカルタ等のファーストクラスがある路線を足して、香港→シンガポール→マニラのルートが35,000マイル(最安値時8万円前後でマイルの購入可)で発券可能です。
ただし。
改悪③:SQシンガポールストップオーバーが不可に
これは①のJALと同じ状況。シンガポールに24時間以上の滞在だと、第3都市への区間付け足しが不可になります。
おまけ:35,000マイルで20時間のSQファーストクラス旅行が可能だったのが不可に(笑)
実は、今朝まではシンガポール航空を利用してこんな珍ルートも発券が可能でした。
〇シンガポール→ロンドン(24時間以内の滞在)→シンガポール(24時間以内の滞在)→台北
ファーストクラスでたったの35,000マイル(笑)。これは、シンガポール発ロンドン+シンガポール経由台北行きと意味の解らないルートですが、これが現に発券できていたのです。結果的には、シンガポール→台北の超大回りバージョン。全区間にファーストクラスに空席があれば、ファーストで予約する事が可能でした。
こちらは、似た様な感じで香港発シンガポール・オークランド(ニュージーランド)経由シンガポール行き。
〇香港→シンガポール(24時間以内の滞在)→オークランド(24時間以内の滞在)→シンガポール
検索時にシンガポール⇔オークランドは往復共ファーストクラスに空席があったので、もし予約していれば20時間以上もファーストクラスに乗れていました。これも35,000マイル(8万円前後~)。
システムのバグでしょう。
ま、NG発言だけど所詮いくらファーストクラスとは言え、自宅のベッドルームと食べなれた家庭料理の方が上。あまりやり過ぎるとありがたみもありません。程々にするからこういうファーストクラスの旅行も楽しいもの。
改悪があったとしても、以前が異常に条件が良かっただけで、今でも十分にアラスカ航空のマイルを使用してオトクにビジネスクラスやファーストクラスに乗れるのは事実です。
こういうのを探す事ができるから人生面白い!?