世界の様々な航空会社のシートマップを無料でオンラインで確認できる、便利なSeatguru.com。
色別でどの座席がおすすめか、注意が必要か、NGかと親切に分けてくれます。
筆者も、このサイトを参考にしてよく座席選びを決めていますが、実は一貫して適当な判断をされている部分があります。
それは、ほぼ高確率で、最後列の座席を赤色のNG指定している傾向が強い事。ギャレーやトイレに近いという理由もありますが、リクライニングが限られるもしくはできない、という事由が最も大きな要因だと受け止められます。
これ、事実なのか?
<シンガポール航空>
例えば、2022年10月に世界最長フライトのプレミアムエコノミーに搭乗した際、往復共に、一番後ろの座席、かつトイレの前で、ギャレーに近い席に座っていました。
真後ろはトイレでしたが、防音がしっかりしているので、ドアが閉まっていれば全く音は気になりません。
同社のプレエコは何度も乗っていますが、リクライニングの深さも全く他の座席と一緒。
Seatguru.comで確認すると、この座席は「Bad Seat」扱いです。
デフォルトで、最後列の座席はリクライニングができないか限られるという文章がほぼどのシートマップに適応されています。
でも、実際そんな航空会社はLCCでない限り、遭遇した事はありません。
<キャセイパシフィック航空>
こちらは777。
後ろの壁と少し余裕があり、リクライニングはできる設定です。
はっきりとリクライニングが限られると記載されているけど、そんな風には見えないけどなぁ。トイレはすぐ近くに無いのに、何故かトイレ付近で不愉快かもしれないという記載もある。
<ターキッシュエアラインズ>
こちらも777で見てみましょう。
しっかり最後列の席はリクライニングができる様に真後ろの壁と距離があります。
筆者は最後列より一列前の座席に座りましたが、足元も広く、とても快適でした。窓の位置からして、最後列の座席とシートピッチはあまり変わらないと判断できます。
こちらでは、足元が狭いかもしれない、という記載が。トイレは、この座席の非常口を過ぎてずーっと後ろになるので、近くも無い!
<メリット:後ろを気にせずリクライニングができる>
最後列の座席のメリットとしては、後ろに乗客が居ないので、気にせずリクライニングを一番深くする事ができます。機内食の時も。これを加味すると、実は結構最後列は快適な場合も考えられるのです。
<デメリット:サービスを受けるのは最後になる可能性が高い>
最後列のデメリットとしては、やはり降機の際に時間がかかってしまう事(ターミナルまでバス移動で無い限り)。最後の乗客となる場合があるので、最終目的地である際は国によって入国手続きに時間がかかる事も。
もう一つは機内食が最後になる可能性が高い(もしくは最初)。シンガポール航空は、最後列と最前列からスタートしてキャビンの真ん中らへんが一番最後に提供されるが、殆どの航空会社は前から後ろという順序が一般的。
まとめ
Seatguruはとても便利だけど、最後列の案内や説明については適当な部分があるので、他の情報と照らし合わせて参考程度にするのが一番。結論、最近は他の座席と同様にリクライニングもできるし、トイレからの騒音が気にならない様に設定されている場合が多いので快適性は特に概ね問題無いはず。
おまけ
座席選びの参考サイトとして、最近はAerolopa.comがとても見やすく窓の位置までくっきりわかるので人気を増しています。
「飛行機の一番後ろの座席はやばいのか?」への9件のフィードバック
ミールのチョイスがなかったりするよね
確かに、それも重要なポイント!
会社は忘れました。
成田に着いたときワインの小瓶いただきました。後ろでガチャガチャして迷惑料かな?
なんと!ある意味思い出になりますね。
トイレのそばは混むし待ってる人がいたりして落ち着かないからBADで間違いないよ
私の定位置は、エコノミーなら一番後ろの進行方向窓側です。一番後ろは、ピットクルーが乗ることが多くて、静かさもあります。そして、降りる際にはダラダラ並んでいる必要がなく、動き始めてからユックリと準備ができます。
同感です。クルーが騒がなければ一番後ろでうるさいと感じる事はあまり無いですし、到着後焦る必要が無い場合には結構アリだと思います。
最後に乗ると、意味もなく早く乗って荷物上げるのに通路塞いでた人達から、「む?こいつのせいで出発遅れてるのか?」って目で見られるのよね…
着いても、ドア開いてないのに立って通路塞いで荷物下ろす邪魔するし
笑