ジワ・サイ保護区:徒歩で巨大なシロサイを直近で観察🇺🇬〜S1EP4

マーチソンフォールズへ向かう道中にある民間運営のミナミシロサイ保護区

エンテベからサファリカーで本格的にウガンダ周遊の旅がスタートします。

この日の目的地は世界屈指の豪快な流れな滝で知られるナイル川のマーチソンフォールズです。

所要時間は約8時間ですが、途中 Ziwa Rhino and Wildlife Ranch(以下ジワ・サイ保護区)に寄って徒歩でサファリをします。

エンテベ→ジワ・サイ保護区→マーチソンフォールズのルート
エンテベ→ジワ・サイ保護区→マーチソンフォールズのルート

お世話になるサファリカーはトヨタ製の改造車

今回の旅で欠かせない専用車は、現地の旅行会社のオーナー自ら改造したトヨタ製ランドクルーザーのサファリカー。

6席+助手席で計7名が乗車できるゆったりとした1−1配列。

そして運転は気がとても利く優しいドライバー兼ガイドのロバートさん。

サファリカーでの旅開始
サファリカーでの旅開始
サファリカー
サファリカー
サファリカーの内部
サファリカーの内部

クーラーボックスの中には冷えた水や各ドリンクを保存できます。

ジワ・サイ保護区までの景色は単調

ウガンダは国土の大部分が標高1,000m前後の高原地帯。

なだらかな丘が重なり合い、道路は直線に伸びます。

道中、保全状況が危機(希少)とされているされる、ウガンダの黒鳥にもなっているホオジロカンムリヅル(頬白冠鶴)が国道沿いの空き地にたむろしていました!

頭の部分に金色の細い毛が冠の様に束になっているのが特徴です。

ウガンダの国鳥ホオジロカンムリヅル
ウガンダの国鳥ホオジロカンムリヅル

ホオジロカンムリヅルはウガンダの国旗のシンボルにもなっている。

ウガンダの国旗
ウガンダの国旗

カンパラ都市圏は車が多いけど、郊外に出ると↓こんな感じで走行している車の数も減ってきます。

ウガンダの国道
ウガンダの国道

途中、バナナ売りのお姉様がやってきました。

カメラを向けると少し複雑な表情になってしまった💦

しっかり購入しましたよ!

バナナ売りのお姉様
バナナ売りのお姉様

因みに、写真には写っていませんが甘いマンゴーが1kgなんとUGX 4,000、当時の為替レートで140円ぐらいでした!

日本で売っているスーパーの輸入マンゴー大体3つ分です!

マンゴー好きにはたまらない!!

ジワ・サイ保護区内は1時間半〜2時間半のウォーキングサファリ

保護区のセンターでまずは安全のブリーフィングが行われます。

ウガンダでは既に1980年代にサイは絶滅してしまいましたが、2005年に野生に復活させるためにケニアとアメリカから数頭ずつこの地に放してから、2024年6月までに41頭の生息が確認できる様になりました。

園内は広さが70平方キロもあるので、とても貴重な存在である事は確かです。

レンジャーが居場所を把握しているので、近い場所まで園内を車で移動してから、そこからウォーキングサファリを実施します。

2025年3月時点、サファリの参加費用は一人USD 50。

園内を移動する車は自身で手配する必要があります。

茂みの中を徒歩で移動
茂みの中を徒歩で移動

1時間もしない内に、シロサイが茂みの中で寝ていました!

サイは夜行性もしくは薄明薄暮性なので日中は木陰に隠れて睡眠している様です。

富士サファリパークのホームページから、シロサイの特徴を抜粋します。

現存する5種類のサイの内、最も体が大きく、体重は1.5t~2tにもなります。視覚が弱く、30mほど先の物はよく見えていないが、すぐれた嗅覚と聴覚を持っています。

睡眠中のシロサイ
睡眠中のシロサイ
睡眠中のシロサイ
睡眠中のシロサイ

サイって一見鈍そうに見えるけど、実際走ると人間よりも速いみたい。

保護区のレンジャーと
保護区のレンジャーと

↑↓別の場所で記念撮影。

レンジャーのシルバーさんは説明上手でいつも楽しそうにしていました。

遠くにシロサイいるでしょ❤️

茂みの中にサイが寝ている
茂みの中にサイが寝ている

昼食はローレックス!!??

本来は保護区内のレストランで昼食を頂く予定でしたが、参加者の一人がローレックスが食べたい!というリクエストがあり、急遽変更に。

え、ローレックス??

実はこれ、ウガンダを代表する庶民的な食べ物で、オムレツをチャパティで巻いたもの。

ロールエッグス(Roll Eggs)の発音があの某腕時計メーカーの社名に似ている事から、高級感を出すためにローレックス(Rolex)と名付けられる様になったそう(笑)。

それがこれ。

昼食のローレックス
昼食のローレックス

至ってシンプルです。

味付けはトマトケチャップで。

中国が敷いたハイウェイに圧倒される

エンテベを出発して、この日に宿泊するパラーサファリロッジまで、途中のジワ・サイ保護区での滞在を含めて12時間の移動でした。

北上を続けると走行車も少なくなってきます。

道路は概ね舗装されていますが、最後のマーチソンフォールズ国立公園に差し掛かると、急に舗装状態がかなり良くなります。

後者は中国によるインフラ設備投資の一環として近年作られて、国立公園へのアクセスが大分スムーズになりました。

マーチソンフォールズへ続く道
マーチソンフォールズへ続く道
中国が作った快適なハイウェイ
中国が作った快適なハイウェイ

上の2枚で舗装状態の違いが分かりますでしょうか。

もちろん、中国も無料の援助でインフラ整備をしている訳で無く、この辺りに眠る豊富な資源の輸送を活発できる様に敷かれたと言われています。

そして最後は白ナイル川が出迎えてくれました。

これがエジプトのカイロまで流れると思うとやはり世界最長の川である事が理解できます。

白ナイル川
白ナイル川

まとめ

ウォーキングサファリはとても珍しいタイプで、巨大野生動物に徒歩で会いに行くのは迫力があって面白いです。丁度ウガンダの主要観光名所であるマーチソンフォールズの道中にジワ・サイ保護区が位置するので、立ち寄る価値は大あり。準絶滅危惧種とされているミナミシロサイの近くに寄れるのは貴重な体験です。

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