南アの治安状況について現地人の体験談と対策

南アの治安はやはり大問題だと思います。以前より改善されているらしいですが、依然として友人や友人の知り合いから色々な話を聞きます。

例(現地人から直接聞いた体験談):

〇結婚式数日前、家が荒らされて保管してあった結婚指輪が盗まれた。幸い家の中はその時不在だった。後で調べたら怪しいのはこの家を建てたビルダー人の犯行だった可能性が高い。

〇車荒らし。路上駐車していたら窓を割られていた。又は、運転席のロックを思いっきり壊されそうになった(南アでは大抵どこの駐車場もしくは路上で駐車している車の管理をする人物が居るが、それでも最低賃金で働く彼らにギャングが賄賂を払えば何でもできる)。

〇夜間ケープタウン郊外の裏路地を歩いていたら突然ホールドアップされ、抵抗したらふくらはぎをナイフで刺された。

〇クレジットカード詐欺。何十万円分も請求がSMSでやってきた。

対策:

〇自分の家の中に修理人を呼ぶときには信用できる人のみ。例え配管修理や電気修理に人を呼ぶときにも知らない人、もしくは個人的に紹介されて無い限りは基本的に入れない(家の造りが解って強盗が入りやすくなるため)。

〇家の周りの電気柵は囲むのはマスト。

〇一軒家に住むより、できれば警備員がしっかり常駐している囲まれた住居地の方が安心。

〇市内を歩く時、必ず警察や警備員が巡回している場所を選ぶ。同じ通りでも、夜になると警備員が居る場所とそうでない場所で極端に雰囲気が変わる場合がある。警備員が居るか居ないだけで大分治安状況は変わる。

〇市内のレストランの中でも置き引きには要注意。貴重品の入ったカバンは抱いているか、腕に括っているのが一番。

〇ATMのキャッシングは場所を選ぶ。特に外に置いてあるATMからキャッシュを下ろすのは要注意。誰が何処で暗証番号を見ているか分からない。空港や混雑しているショッピングセンター等が安心。

〇どんな事があっても駐車する時車の中に貴重品は置かない。また、買い物袋であっても、セダンだったらトランクの中に入れるかバンタイプだったら必ず後ろにカバーを掛けて外から見えないようにする。

〇デビットカードは悪用されたらそれまでなので、使用しない。クレジットカードなら後でクレームをつけられるので不当請求が来ても安心。

〇ダミーの財布があると良い。万が一ホールドアップされてもすぐに渡せるように。

〇治安のあまり良くない場所を歩く時にはなるべく手ぶらが良い。現地人は現金はあまり持たず、基本カード一枚と携帯電話のみ。

〇夜間は警備員が居ないところは一人で絶対に歩かない。

個人的には3回の南ア訪問で一度も大きな被害にはあっていませんが、最初の2回連続でヨハネスブルグ空港に到着した際には預け荷物のロックが破壊され、中が簡単に開けられる状態でした。幸い、貴重品は入っていませんでしたが2回目は友人のスーツケースを借りたために後の修理が面倒くさかった。その後、南アの空港を利用する際には到着・出発を含めてビニールでラップする事にしています。

南アフリカ 治安:ヨハネスブルグ・パーク(中央)駅付近
ヨハネスブルグ・パーク(中央)駅付近

用心する所は大有りですがその分南アの人々は黒人、白人、カラード、インド系誰でも非常にフレンドリーで心から親切な人が多いです。すべてが「悪」なのでは無く、治安が悪い半面大抵誰でも礼儀正しいし、明るい。決して治安面で判断せず、このブログに紹介している他の魅力に浸って欲しいです。

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