インフレ&円安でニューヨークの物価は高いイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。
結論から言うと、質と量からすると全体的に日本と同額かニューヨークの方が安いイメージです。
<テイクアウトのサンドイッチ>
確かに、金額的にはメニューは日本の方が一般的に安いと感じますが、量が少ない。アメリカでは設定は高価な分、ボリュームがたっぷりだし中は具沢山です。
例えば、ここのベーグルショップで購入したフィリーステーキサンドは、カットされたビーフステーキと野菜が山盛り入って日本で言うと完全に二人分かそれ以上。これで、$9でした。
日本円で1,000円は超えるけど、東京のサンドイッチ屋でこれだけ巨大で具沢山のものがあったらこの金額では済まないでしょう。
朝は2kmsのジョギング、その後は1日中市内を歩き回っても、このサンドイッチ一つと夕方に購入したサラダだけで腹は満たされました。
<こだわりスーパーのサラダ>
日本で言う成城石井に近い、厳選した商品を販売しているニューヨーク市内のスーパー、Union Market。ここで厚切りのグリルドサーモンが載ったサラダが$14、チョコレートが$4でした。サラダは新鮮でサーモンは軽く100グラムを超えるレベル。日本のコンビニで購入できるサラダと比較すると4倍ぐらいの量はあります。
なので、決して安くは無いけどべらぼうに高い印象はありません。
<ベトナム風のオシャレカフェでのフォー>
カフェ一押しの特製ビーフフォーが$16。日本円で2,000円を超えて流石に高い!?と思うかもしれないけど、出てきたのはコレ↓
この量!そして、具沢山!日本のベトナム料理店のフォーは小鉢っぽい大きさが多いので、それと比較すると3倍はあります!牛肉の量も半端無い。当日は朝食を抜いて昼食としてこれを頂きましたが、完食した時には腹がはち切れそうでした(笑)。割と麺はそれほど多く無いにも関わらずです(アメリカの外食の良い点は、炭水化物よりも具材が豊富なところ)。
<有名サンドイッチ店Katzのサーモンプラッター>
ノーホー近くにある、ユダヤ系のサンドイッチ店Katz。週末は行列ができる程混雑するカジュアルダイニングです。
ここで頼んだスモークサーモンのプラッターは$16。サーモンは重さ半ポンドなので約227グラム。日本で同量のスモークサーモン頼んだらいくらになりますか??サラダがたっぷり。そして、熱々の全粒小麦ベーグルと一緒に。
こちらは友人が頼んだこの店王道のパストラミサンド。この量!流石のアメリカ人でもこれ食べ尽くせない様でした(笑)。こちらは$26ですが、半端無い肉の量です。
因みに、ニューヨークではスモークサーモンの事をロックス(lox)とも呼びます。最初メニューでロックスが沢山あったりすると、何が何だか分からない。
<ハードロックカフェの王道ハンバーガー>
タイムズスクエアにあるハードロックカフェのレジェンダリーバーガーは$18。東京とほぼ同額です。
こちらは東京のハードロックカフェのメニュー。上記と同じオリジナルレジェンダリーバーガーが2,680円なので、円安でもほぼ同じ料金設定です。
ただし、レストランになるとアメリカでは最低15%〜のチップが期待されるので、結構それが高くついてしまいます。。。
<本格イタリアンレストランでの夕食>
ノーホーにある満席のイタリアンレストラン。これは結構高くつきました。。。が、こちらも東京の同レベルレストランと比較するとそこまで法外な金額でもありません。
気になるお値段は。。。
1リットル近いミネラルウォーター(炭酸入り)が$8、ショートパスタが$26($6追加でブッラータチーズをトッピング)、カクテルが$16、そして2人前あるティラミスが$18。
食事のクオリティーは非常に高く、同行していたイタリア系の友人でさえ、今まで食べたイタリアンレストランで最も美味しかったと満足そうに言ってたので値段設定も良心的だとは言えます。
<セントラルパークのソーダ水>
これはめっちゃ高いと思いました。日本の様に自販機をあまり見かけないニューヨークでは、露店で購入すると結構な金額!なんと、San Peregrinoの炭酸入りミネラルウォーターが500mlぐらいで$5もしました!
<まとめ>
確かに、吉野家の牛丼とかくら寿司等日本では安くて美味しい外食チェーンが多いです。ただ、結構思うのが炭水化物が多い事。ラーメンを頼んでも、チャーシューが1枚と半卵が載っているぐらい。肉を頼むと脂身が多かったりします。ニューヨークの方が金額は高いですが、その分具沢山で満足できるところがあります。
<余談>
よく日本のメディアでニューヨークの物価を現地で食べるラーメン価格と比較しますが、海外だと材料を日本から輸入したりしなければならないのでそりゃ日本より高くつくでしょ!と思っちゃいます。