出発前と出発後で異なる航空券の権限

航空券を発券した後、最初の区間使用前使用後で権限が変わります。

権限とはどう言う意味?

航空券の責任者みたいなものです。例えば、日付変更やキャンセルを申し込む際の問い合わせ先。

結論から言うと、これだけ覚えておきましょう:

最初の区間の出発前:航空券の発券元が権限

最初の区間を使用後:航空会社が権限

ルフトハンザのチケットフォルダー
ルフトハンザのチケットフォルダー

①代理店で発券したら、最初の飛行機に乗るまで変更やキャンセルは航空会社では直接できない

例えば、スカイスキャナー経由でで安い運賃をE社で見つけたとしましょう。航空会社よりも、提示運賃が安い。

ここでチケットを発券します。

しかし、出発前に後程予定が変更して日付を延ばす事になりました。

この時、直接運行先の航空会社へ問い合わせをしても、対応してくれません。購入・発券先に連絡をする様に言われます。

チケットの所有者が最初の飛行機に乗るまでは、発券先が権限を持っているからです。

なのでE社に問い合わせをして変更を申し込む必要があります。

ただし、以下のリクエストは航空会社で対応をしてくれます。

<座席指定、特別機内食の手配、メールアドレスや電話番号の登録などは航空会社で対応してくれる>

例え代理店で発券しても、座席指定(有料座席を含む)や、遅延の際に連絡をしてくれるメールアドレスや携帯番号の登録は、航空会社のホームページから予約管理画面、もしくは電話で対応が可能です。

結構大事なポイントです。

代理店によっては、これらの依頼は追加の手数料を徴収される場合があるので、航空会社へ直接連絡すればタダです。

<航空会社の都合で勝手に変更やキャンセルをされても航空会社に責任は無い>

何とも理不尽ですが、航空会社のスケジュール調整や台風などの自然災害等で変更やキャンセルが生じても、搭乗者が直接航空会社に返金対応等の補償を求める事はできません

あくまで、搭乗者は代理店と契約を結んでいて航空会社は関係無いから。代理店が航空会社と交渉する役割を担います。

この場合、搭乗者自身で直接航空会社に説得できる自信があっても、代理店の担当者にその気がなければそこまで。

ここが一番面倒臭いので、筆者は極力航空券はできるだけ航空会社から直接手配をする様にしています。

②代理店で発券しても、最初の飛行機に乗った後は航空会社が対応をしてくれる

例えば、E社で手配したタイ国際航空の東京⇄バンコクの往復航空券。一度、東京を出発してバンコクに到着すれば、帰りのバンコク→東京を変更したい際、タイ国際航空へ問い合わせをすれば対応をしてくれます。

権限が、E社から航空会社になるからです。

もちろん、E社へ問い合わせをして変更は可能になりますが、航空会社の提示する手数料(及び差額)と、E社の手数料の両方を支払う必要があるので、バカバカしいかも。

航空会社へ直接問い合わせをすれば、航空会社の提示する手数料(及び差額)のみで済むので。

まとめ

もし普段から代理店で航空券を手配されている場合は、出発前と出発後でどの様に万が一の時に対処ができるか知っておくのは損がありません。特に、代理店の手数料はとても高額な場合もあるので、それが出発後で節約ができるだけでも結構な違いになるでしょう。

スパム防止のため、コメントは管理者が承認してから反映されます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の投稿

シンガポール航空A350機

非常口座席のデメリット

非常口座席って、大抵足元が通常より広いから価値があるだろう!と思いがちですが、実は僕は指定料金が無料であっても、例外を除き、選びません。 この記事では、あえて非常口座席のデメリットだけを並べて、最後に

もっと読む>

アーカイブ

過去投稿
上部へスクロール