今回のソウル旅行は以下の航空会社を利用しました。
往路(羽田→金浦):大韓航空エコノミークラス(A330-300)
復路(仁川→成田):アシアナ航空ビジネスクラス(A380)
エコノミーとビジネスの差なんだから、比較なんてできないでしょ!
なんて思われそうですが、少なくても大韓航空は革新的、アシアナ航空は衰退している印象がありました。
それぞれたった1回ずつのフライトなので、断定するには程遠く、あくまで筆者が実感したポイントを記載します。
①機材は同じ年齢だけどメンテ状況が違う!
今回は両フライトとも2014年に導入された機材でしたが、大韓航空の方はまだ座席が比較的新しい感覚でアシアナ航空は清潔ではありましたが老朽化が目立っていました。
アシアナ航空ではアームレストのカバーに年季が入り、リモートコントローラー画面に少し傷があり、そしてシート操作盤はハゲかけ始めていました。
映画を観ている最中に定期的に音が遮断されるし、テレビ画面はサクサク動く大韓航空と異なり、旧来タイプなので反応が遅いし画質も荒い。
こちらは大韓航空のテレビ画面。
②大韓航空はエコノミーで枕を提供;アシアナ航空はビジネスでも無し!
同じ東京⇄ソウル路線でも、大韓航空はエコノミークラスでさえ枕を提供。
アシアナ航空はビジネスクラスなのにも関わらず、枕はありませんでした。
短いフライトなのでエコノミークラスでの提供は期待しませんが、ビジネスクラスで無いのは珍しいかな。
その代わり、アシアナ航空ではスリッパは提供されましたが。
③アシアナラウンジのシャワー室が適当!?
今まで様々な空港で何十回とシャワー室を拝見してきましたが、アシアナ航空のハブ空港でもある仁川のアシアナラウンジのシャワー室で初めて便器がしっかり清掃されていなかった光景を目の当たりにしました。
便座には髪の毛が付着してあり、濡れていた。
シャワー室はアメニティーが充実しているものの、シャンプーやボディーソープは市販かと思われるDove製のもの。
訳の分からない変なブランドよりは全然良いですが、ビジネスクラスラウンジとは思えないアットホーム感でした(笑)。
大韓航空のラウンジは体験していないので比較対象とはなりませんが、少なくてもアシアナラウンジでは今までのシャワー室ではあまり無いような出来事があって驚きました。
良いポイント
この記事ではちょっとアシアナ航空のネガティブなポイントにフォーカスしてしまいましたが、全体的には満足しています。
両方の航空会社もクルーのサービスは良かったし、機内食はとても美味しかった。
大韓航空ではエコノミークラスで鰻が提供されたし、アシアナ航空ではオリジナリティー溢れるサンバップを頂く事ができました。
まとめ
アシアナ航空は近年の経営悪化により、大韓航空と統合する事が決定しました。確かに、両社の財政状況は正に提供内容に反映されている様でした。アシアナ航空のA380は長距離用機材なのに、大韓航空の中・近距離用機材のA330の方がしっかりメンテがされている事が確認できたし、エコノミーでありながら質が全体的に高かったです。