先日、インド生活時代の友人ちーちゃんが夫の転勤に伴う帯同のためにアブダビへ移動。
幼い子供3人と旦那の家族計5名で成田からエティハド航空に乗りました。
旦那は既に現地に出向済みなので、旦那はエコノミークラス、ちーちゃんと子供3人はビジネスクラス。
機材は最新鋭A350-1000でビジネスクラスは全席個室型。
さぞ、快適だったと思いきや、聞くと:
「フルフラットの個室は最高に眠れるね」と絶賛していた一方で、
「子連れの個室タイプビジネスはなかなか悲惨だった」
との返答でした。
え、どういう事?と思って、写真を送ってもらったのでそれを拝見するとよく理解できます。
(当記事の写真はちーちゃんの許可を得て掲載しています。)
まず、エティハド航空A350-1000のビジネスクラスはJAL787-9に搭載されているSSIIIと同じ、リバースヘリンボーンタイプ。
リバースヘリンボーンは要注意
全席斜めに窓もしくは真ん中の方を向いていて、とてもプライバシー感がある座席です。



このリバースヘリンボーン座席の問題点は、真ん中の2席が隣同士であってもお互い足元で向かい合っているので、座った際に顔が遠くなります。
しかも、座席間の通り抜けができないので子供と一緒にトイレへ行きづらいし(機内をぐるっと一周しなければならない)、ちょっとした食事の助けもできません。
となると、通路を挟んだ同じ列の座席を確保するのが一番ですが、流石に通路を挟んで子供の世話をするのも大変。
必然的に食事の時になると親が子供を抱きながら、面倒を見なければならないので大変です。


機内食はこんなに豪華なのに・・・
大人は優雅に楽しんでいられません!
座席同士が近ければ、せめてお子さんをシートに座らせたままヘルプができるのにね。

座席同士が遠いと、テレビの操作とかも子供達だけだと厳しいから同じ席で一緒に居なければならないね。
まぁ、こんな形で座席をフラットにすると子供達だけでも楽しめそうですが。


子供達が寝付いてからは、大人の至福タイム。

流石中東御三家と言われるぐらい、コーヒー一つにとってもお洒落です。
付け合わせにはゴディバのチョコレートが!
幼い子連れに適した座席とは
この様に、全席がお互い離れていると幼児をあやす時が大変です。
シンプルに、隣同士の距離が近いシートタイプを選べば良いのです。
例えば
<従来の2人・3人がけ座席>
長距離路線でこのタイプは減ってきていますが、例えばJALやANAの近距離路線用787-8は従来タイプですし、ターキッシュエアラインズの777もこのスタイルを導入しています。
開放感があり、窓際の乗客は隣人を跨いで通路へ出るので一人旅にはあまり人気はないのですけどね。
同伴者が居る際には最適です。


<真ん中の座席が通り抜けできる様になっている>
ANA787の中・長距離路線に搭載されているスタッガードシートは真ん中の2席が通り抜けになっているので便利です。お互いの距離は少しありますけどね。

スターラックス航空も同様。

他にもタイ国際航空の777やターキッシュエアラインズ787-9、シンガポール航空787-10や近距離用A350も上記と同様のアレンジなので子連れには優しいですね。
<真ん中の座席がくっついている事(カップルシート)>
航空会社によっては、真ん中の2席の間にある仕切りを一気に下げて、ダブルベッドができるぐらいまで可能な場合があります。
それがカタール航空のQスイートや、シンガポール航空A380のビジネスクラス。


厳密には通り抜けはできませんが、座る場所の部分がくっつけられるぐらいなので靴を脱げば跨ぐ事は容易です。
自分の乗る飛行機の座席配置が気になる場合は
Aerolopaのシートマップで確認すると良いです。
もし、利用検討ルートに様々な航空会社のオプションがあれば、子連れに適した座席配置のフライトを選択するのもありですね。
まさらママのサバイバル生活
ちーちゃんのブログです。 双子の幼児を含む3人の子供を持つ、子育て中心のブログ。 ちーちゃんとはインド生活がかぶっており、過酷なデリーで現地採用として女性一人で逞しく生き抜けたエネルギッシュなお方。 最近アブダビに暮らし始めました。 |
まとめ
子連れとビジネスクラスで移動ってとても贅沢に聞こえるけど、機内では世話もあるので結構大変だと言う事を今回お話を聞いて実感させられました。
シートの配置ってとても大切ですね。
エコノミークラスであれば、座席は狭いけど子供の面倒が見やすいし、意外に楽では無いのかな、とも思ってきました。
おまけ
ちーちゃんが送ってくれたエティハド航空の成田→アブダビのビジネスクラスメニュー。
メインの食事でもアラカルトで好きな時にいつでもオーダーができる形式です!

