アブダビ滞在記その6~アブダビ?ドバイ?UAE?アラブ首長国連邦?

旅行者がこの地域を観光するのにちょっとこんがらがってしまうのが、呼び名。

アブダビ?ドバイ?UAE?アラブ首長国連邦?みんな何が違うの?

まず、国家であるのは日本語名だとアラブ首長国連邦です。英語名はUnited Arab Emirates、そして省略してUAEです。ちなみにアラブ首長国連邦人は、エマラーティー(Emarati)と呼びます。アラビア語では、UAEの事をアル・エマーラートと通称で呼びます。

なので、アラブ首長国連邦とUAEは同じ事。日本語名だと長いので、UAEとこのブログで表記しています。

UAEは、7つの首長国から成り立っており、国は一つでもそれぞれ7つの首長国は別々の法律や王がいます。アブダビはアル・ナハヤーン家、ドバイはアル・マクトゥーム家等、それぞれ統治者が違います。法律に関しても、ドバイの様に(外国人の)飲酒が寛容な場所もあれば、そのお隣シャルジャの様に酒の持ち込みすら禁止の首長国があったりと、様々です。

アブダビは首長国でもあり、街の名前でもあります。アブダビ首長国の最大の都市がアブダビ市でもあります。アブダビ市は、UAEの首都でもあり、アブダビの王が7つの首長国を代表し、国の大統領として役割を果たしています。アブダビはUAEの中でも一番面積の大きい首長国で、実に国土の9割近くを占めています。豊富な石油資源を持ち、ドバイを含める他6つの首長国は資源があまりないのでこれらの財政も支えているのがアブダビです。有名なのが、2008年のドバイショック。ドバイ経済が打撃を食らいましたが、そこをアブダビが資金提供し、ドバイにある世界一高いビルの名前もブルジュ・ドバイからブルジュ・カリーファへ変更されました。カリーファはアブダビの現王の名前です。

ドバイは、アブダビの隣の首長国。UAEで2番目に大きい面積を持ちますが、アブダビの様な豊富な資源はありません。この地域に石油が採掘される前からドバイは商業都市で、この地域の貿易のハブでした。そのため、現在でもドバイは湾岸地域の貿易の中心でもあり、ここは石油産業では無く商業で財政を支えています。世界一高いビルや人工島、遊園地、巨大モール等を造る事によって、観光にも力を入れています。ドバイ首長国の最大都市がドバイ市です。ドバイ市とアブダビ市はとても近く、車で1時間半です。国の大統領はアブダビの王ですが、次に権力がある首相はドバイの王が役割を果たしています。

旅行者が多く行かれるドバイは国でもなく、UAEの中の首長国なのです。アブダビとドバイは結構ライバル意識が強く、ドバイは世界でも知られるようになっていますがアブダビは旅行者も少なく、あまり知られていません。アブダビも観光に力を入れ、ドバイ並に呼び寄せようとしていますが、まだまだですね。

ドバイ アブダビ 違い
アブダビの中心部

でも、個人的にはドバイよりアブダビの方が好きで、観光するにもアブダビの方をお勧めします。

理由は次の記事に書く事にします。

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