搭乗しました。このフライトは午前10:00デリー発、スリナガル11:20着のフライトですが、実際の飛行時間は1時間8分でした。機種はB737-800;機体番号はVT-JFQ;初飛行は2013年12月8日とまだ1年半しか飛んでいない比較的新しい機材です。インテリアは新型のネクスト・ジェネレーション(NG)タイプで、荷物入りのロッカーが斜めの形に改良されています。
どうせ距離が短いからビジネスクラスに乗る意味無いよ!と少々思いましたが、これがサービスの内容がエコノミークラスとはっきり分かれている事を実感しました。
前とのシートピッチは約107センチ。エコノミーが76センチなので、30センチ程前幅が広くなります。
搭乗したらすぐに、ウェルカムドリンクが提供されました。チョイスは、水か、ココナッツジュースか、バターミルク(酸味の効いた塩味の薄いヨーグルトドリンク)。ココナッツジュースを選びました。大好きな飲み物です。その後、コールドタオル(冷たいおしぼり)が提供されました。
メニューが次に配られました。たった1時間のフライトなので結構本格的です。驚かされたのは、こんな短距離路線でもホットミールが提供され、しかもチョイスは3種類も!デザートも、2種類から選べます。更に、ランチでもディナーでもなく、これはリフレッシュメント(軽食)なのです。昼食や夕食だったらどんなのが出てくるのかなぁ。
メインのチョイスは以下の通り:
①バジル風味のタンドゥーリチキン、炒め野菜をチャパティで包んだ巻物とトウモロコシの団子。
②ほうれん草とトウモロコシのサンドイッチ(ベジタリアン)。
③野菜と豆のエンチラーダ、トウモロコシの団子とメキシコ風フライドポテト。
デザートのチョイスは以下の通り:
①季節のフルーツ。
②ティラミス。
離陸後、すぐにグルガオンの方へ飛行をし、その後、進路を北へ向けました。晴れていれば離陸してから30分ぐらいしてからヒマラヤ山脈の高峰が右側に見えるはずなのですが、生憎雲が多く、ヒマラヤ山脈を見る事がほとんどできませんでした。
離陸後、まずシートで遊んでみました。まずは座席のリクライニング。国際線の標準レベルよりは下がりますが、短距離でしたらこれで十分です。周りの客でリクライニングする人は見かけませんでした。
そして機内食。同僚は、メキシカンのエンチラーダとフルーツ、そしてフルーツジュースを頼みました。僕はバジル風味のタンドゥーリチキンとティラミス、そしてココナッツジュースを頼みました。
このフライト、離陸の時から気になっていた乗客がいました。丁度僕らの前に座っていた夫婦で、飛行機はぎりぎりに乗るし付き添いの人も多し。そして、食事後はクルーがバースデイケーキを持ってきて祝っていました。クルーは一緒に写真を撮ったりし、機長まで出て来て挨拶しました。相当なVIPです。後で調べたら、Piyush Goyalと言うインド政府BJP政党の高官で、Minister of Stateらしいです。
もう食事が終わった時点で既に着陸態勢に入りました。今度はホットタオル(暖かいおしぼり)が提供されました。
<まとめ>
インド国内線のビジネスクラスって普通で購入すると割引でも結構高いです。1時間ぐらいのフライトでも片道Rs. 10,000以上はし、ムンバイとなるとRs. 20,000以上になり、エコノミークラスとは大分開きがあります。今回は4ヶ月前のキャンペーン価格で乗ったのでお得でしたが、普通に購入して乗りたいかと言われるとどうかな?と思います。それだったら、日本の国内線のプレミアムクラスへのアップグレード(ANAの場合;7,000円)や、ファーストクラスへのアップグレード(JALの場合;9,000円)の方が全然お得です。インド国内線は酒は出ませんが、日本国内線の上級クラスは酒も提供されます。シートも日本の方が広いです。
唯一、ジェットエアウェイズの国内線ビジネスクラスの方が凄いと思えば食事のチョイスです。日本国内線の上級クラスは基本チョイス不可ですから(ただしこちらの方が色鮮やかで色々なメニューがありそうです)。
インド国内線エコノミークラスとビジネスクラスの違いは以下の通りです。
○1時間程の短距離路線でもホットミールのメイン3種類から選べる。エコノミーはチョイス不可でホットミールが付かない(短距離路線の場合)。
○優先チェックイン、ラウンジの使用可(主要空港のみ)、優先搭乗、優先荷物のピックアップ等。
○座席が広い。
もし、一番安いエコノミークラスとビジネスクラスの差がRs. 3,000以下なら試す価値はあると思います。今度はまだ乗った事の無い日本の国内線の上級クラスを利用してみたいです。