ぶっちゃけプレエコって価値あるの?

プレミアムエコノミー。

最近、多くの航空会社が導入を始めていますが、実際のところエコノミーと比較してどれぐらいの価値があるのでしょうか。

プレエコはビジネスクラスとエコノミークラスの間にある、通常はこじんまりとした小さなキャビンです。実際何がエコノミーと違うのか、そして幾らぐらいの差額の価値に相当するのか、解説していきます。

<プレエコの座席はどれぐらい広い?>

基本は足元の広さが38インチ(97センチ)ですが、そんな事を言われても分からん!となりそうなので、写真で。

まずはシンガポール航空で比較してみましょう。

エコノミーはこんな感じ。業界平均は31〜32インチ(79〜81センチ)です。

シンガポール航空A350のエコノミーシートピッチ
シンガポール航空A350のエコノミーシートピッチ

同機材のプレエコはここまでゆったりとなる。これが業界平均の38インチ(96センチ)です。

シンガポール航空A350のプレエコシートピッチ
シンガポール航空A350のプレエコシートピッチ

大体15センチ程エコノミーより足元がゆったりします。大した事無さそうですが、足元は5センチの差だけで結構な違いがあるので、そこそこの余裕を実感させられるはずです。

因みに、JALとANAのエコノミー(長距離仕様)は、33〜34インチ(84〜86センチ)業界水準より広めのシートピッチ。欧米系の航空会社ではまず無いです。

JAL787のエコノミーシーチピッチ
JAL787のエコノミーシーチピッチ

上記シンガポール航空のエコノミークラスの座席と比較するとJALのエコノミーがどれだけゆったりしているか伺えます。

因みに、JALのプレミアムエコノミーは足元が42インチ(107センチ)もあり、これは30年前のビジネスクラス並み

JAL777のプレエコシートピッチ
JAL777のプレエコシートピッチ

JAL広すぎる・・・ANAは業界水準の38インチ(97センチ)にとどまっています。

<隣人を跨がないで通路へ出るのは厳しい>

窓際から通路側へ出るのに、隣人を跨が無いで行くのは結構厳しいです。JALのプレエコなら、もし前方列の座席がリクライニングしていなければ辛うじて可能かもしれませんが、基本足元が広い分、リクライニングも深くなるので、座席が倒されたら隣人に退いてもらう必要があります。

<横幅が広い:2席以上跨ぐ必要が無い>

エコノミーと決定的に違うのが、プレエコでは横幅が広いので、窓際を指定した際、最大隣人1名を跨ぐだけ。エコノミーだと3席並びが多いので、窓際だと通路へ出る際に2人跨がなければならず。

一般的なプレエコの配列は、2-3-2、もしくは2-4-2。

キャセイのプレエコキャビン
キャセイのプレエコキャビン

<座席両側に専用のアームレストが>

エコノミーには無いプレエコの特権は、座席の両脇に専用のアームレストがある事。エコノミーだと、細いアームレストが隣人と共有になるので争奪戦が起こりやすい(まぁ日本人なら安心ですが、外国人の場合結構「俺の陣地に入るな」バトルやりますw)。

<機内食やドリンクはエコノミーにプラスアルファした形式が多い>

機内食はエコノミーと一緒かほぼ一緒が多いです。

例えば、ANAでは条件付きでビジネスクラスのデザートを頼めるし、JALでは軽食メニューにビジネスクラスと同じ〜ですかいシリーズが注文できます。機内食自体はエコノミーと一緒。

シンガポール航空では、エコノミーでは提供されない前菜が付き、特定空港の出発では事前にBook the Cookに掲載された数種類のメニューからメインディッシュが指定可能。

シンガポール航空のプレエコ機内食
シンガポール航空のプレエコ機内食

ただし、エミレーツではエコノミーとは全く異なるメニューで、朝食にはナチュラルヨーグルトが提供され、食器は陶器等ビジネスクラスに近い形で提供されます。

エミレーツのプレエコ機内食※
エミレーツのプレエコ機内食※

※エミレーツ航空ホームページより引用

ドリンクではエコノミーでなかなか見かけないシャンパンを提供している航空会社が多い。

<アメニティーがグレードアップ>

まずは枕と毛布のサイズが違う。

キャセイパシフィック航空の例:

ヘッドフォンはノイズキャンセリング型を始めとした良質なものが多い。

シンガポール航空の例:

<あまり意味が無いと思うもの:レッグレスト>

レッグレストを設けている航空会社が多いですが、足元がもっと広く無い限り、殆ど無意味な気がします。子供には良いかもしれないけど、大人では足を伸ばせないので中途半端になってしまう。プレエコに乗られた方でこれがあって良かったと思ったら、是非ご意見下さい!

中途半端に感じてしまうレッグレスト
中途半端に感じてしまうレッグレスト

因みに、足の裏を休めるフットレストはとても快適だと思います。

<ラウンジ利用特権は日系航空会社のみ>

基本、外資系のプレエコではステータスが無い限りラウンジ利用はできません。JALやANAはこれが可能です。

<結局プレエコは幾らの価値?>

筆者の場合、条件のあった一番安いエコノミークラスの料金から2割増までぐらいであれば、選択の視野に入れます。それ以上の場合は、エコノミーと比較して判断(例えば、エコノミーの座席が異常に狭い様であればもっと価値を追加)。

JALとANAは長距離路線仕様の機材の場合エコノミーは足元が業界でも広い方なので、例え2割増であってもエコノミーで満足するかもしれません。

まとめ

プレミアムエコノミーはワンランク上というよりも、その名の通りあくまでエコノミーです。窮屈なエコノミーの場合にはプレエコはとても快適になりますが、日系の様に既にエコノミーでも座席が広い(特にJAL)場合は僅かな差額で無い限り、別にそこまでしてもアップグレードしなくても良いかな?というのが筆者の意見です。

ただし、近年プレエコを導入し始めたエミレーツに関してはワンランク上っぽい香りがするので、是非一度試してみたいです。

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