コスパ高い?エジプト航空のビジネスクラスはぶっちゃけどう?

再開したてのエジプト航空の成田便に搭乗しました。

当初は9月中旬に週2便体制でボーイング777による運航計画でしたが、

実際は9月下旬に週1便体制でボーイング787へ変更になりました(しかし、10月末から週2便体制になる予定)。

今回はフランクフルト→カイロ→成田路線の両区間、この787に乗りました。

結論から言うと、場合によってはコスパが高いです。座席は快適だし、概ね機内食も悪くない。

詳しく説明していきます。

エジプト航空787-9機
エジプト航空787-9機

①出発地によっては非常にお手頃感あり;SFC修行に適している

航空運賃が高騰化していくこのご時世、ビジネスクラスの価格がとても魅力的です。

例えば、ヨーロッパ発だとブダペストやコペンハーゲンから成田への片道運賃は最安値が10万円台!

ブダペスト→成田片道
ブダペスト→成田片道

ブダペスト発が一番安く、この円安時であっても、片道11万円弱。

カタール航空やエミレーツ航空のエコノミーよりも安いです。

更に、この運賃クラス(予約クラスZ)はANAの会員だと積算率100%なので、搭乗ポイント一区間あたり400ポイントもらえる。

ブダペストから成田の合計マイル※
ブダペストから成田の合計マイル※

※gcmap.comにて作成

合計概ね8,000プレミアムポイントもらえる事になるので、PP単価も14円弱と悪くない。

コペンハーゲン発もお手頃。

コペンハーゲン→成田片道
コペンハーゲン→成田片道

こちらはチュニジアのチュニス発。

チュニス→成田片道
チュニス→成田片道

上記の運賃はあくまで安い運賃の枠に空席がある場合。

グーグルフライトでの詳しい検索方法は、こちら

②ボーイング787-9の座席はとても快適!

JALの787-9のスカイスイートIIIと同じリバースヘリンボーン型座席だけど、エジプト航空の方が快適。

ドア1とドア2の間のキャビンは同じ数の列(真ん中7列)なのに。

まずはJALのシートマップ。

JALSSIIIのシートマップ
JALSSIIIのシートマップ

そして同機種エジプト航空のシートマップ。

JALがトイレを設置している場所は、エジプト航空では座席に替えています。

エジプト航空787のシートマップ
エジプト航空787のシートマップ

JALは窮屈で圧迫感があり、エジプト航空はゆったりとしていました。

同じ配列なのに何故?

この違い、判りますでしょうか。

JAL787-9の座席
JAL787-9の座席
エジプト航空787-9の座席
エジプト航空787-9の座席

エジプト航空787の同型シートはエアカナダ、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、チャイナエアライン(台湾)にも搭載されています。

成田便は枕も大型で寝るときは快適です。

ただし、敷マットは用意されず、毛布はそこまで良いクオリティーとは言い難いです。

快適なベッド
快適なベッド

③機内食はバラエティー豊か&ボリュームあり

カイロ⇄成田便は深夜でもガッツリフルコースの夜食が提供され、到着前に朝食。

どちらもメインは3種類から選べ、更に間食としてサンドイッチが提供されます。

野菜がたっぷりで健康には良さそう。

夜食メインのサーモンはとても美味しかったです。

カイロ→成田便夜食前菜
カイロ→成田便夜食前菜
美味しかったサーモンのメイン
美味しかったサーモンのメイン

フルーツはワゴンサービスで、そしてデザートもあります。

機内で腹が減る事はまず無いでしょう。

④酒の提供は無いが持ち込みOK、イチゴジュースは美味しい

エジプト航空では酒類は一切提供されません。

が、持ち込みは大丈夫らしいです。

酒好きには飲み物が寂しいですが、ウェルカムドリンクで頂いたイチゴジュースは濃厚で生搾りっぽく、なかなかでした。

ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンク

⑤ボーイング787はトイレが一つしか無い!

エジプト航空ボーイング787の一番嫌だった事は、30席あるビジネスクラスのキャビンでトイレがたった1箇所しか用意されていなかった事。

参考までに、JALの同機種、スカイスイートIIIでは、28席もしくは52席あるキャビンで3つのトイレが用意されています。

そのため、食事前後はひっきりなしに使用中でした。

クルーによる清掃もあまり頻繁にされていなかったため、フライト後半はあまり気持ち良く使用できない状態。

キャビンは満席だったけど、日本人乗客の比率は少なかったので、想像がつくと思います。

⑥カイロのラウンジはかなり質素

今まで訪れたスターアライアンスラウンジとしては最低レベル。

ホットミールであるはずのパスタやミートボールは冷たい、他には前菜が少々とパン類が豊富。

飲み物は水か、一般的なコーラなどの炭酸飲料水のみ。

Wi-Fiは速度が遅く、電源はほぼ無い。

ピーク時に近づくと混雑して座る場所を確保するのも難しい。

質素な食事オプション
質素な食事オプション

⑦アメニティーキットは普通

成田便にはスリッパとアメニティーキットが提供されます。

ポーチ内には、靴下、アイマスク、歯ブラシセット、くし、耳栓、エジプト航空ロゴ入りのペン(何気にこれは嬉しい!)、ハンドサニタイザー、そしてEvviva製のハンドクリーム、フェイシャルミストと、リップバームが。

Evviva?、グーグル検索したら中国らしきメーカーで、ホームページもアマチュアな感じ・・・うーん、使うかなぁ?

アメニティーキット
アメニティーキット

⑧コーヒーはコーヒー味の白湯と思って飲む事!

朝食にコーヒーをもらいましたが、今まで機内で飲んだコーヒーで一番薄くて不味かった!

インスタントコーヒーはまだ許せるけど、とにかく薄くて、コーヒー味の白湯と思って飲んだ方がガッカリしないかもしれません。

コーヒーフレイバーの白湯
コーヒーフレイバーの白湯

⑨東京支店の対応がとても丁寧だった!

最後に、東京支店の対応がとても良かった事を記載します。

今回、アビアンカ航空のマイルを使用して発券したのですが、その際エジプト航空のホームページで個人詳細の入力がロックされていて、東京支店に電話をしました。

3つの質問を問いかけ、後ほどメールで返信をしてくれるとの事。

数時間以内に返答が来て、それぞれとても丁寧に解説してくれました。

メールの内容
メールの内容

エジプト航空は急なスケジュール変更の可能性等あるので、この様な対応を日本語でできる方がいらっしゃると大変心強い!

まとめ

決して洗練された航空会社では無いけど、価格がお手頃であればコスパは高く、快適に移動ができます。クルーも親切でチャーミングでした。色々と改善余地はあるけど、機内食は楽しめたし787機材に至っては座席が広いので12時間の移動も非常に楽でした。

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