飛行機に乗るとき、できるだけ空いている場所を選びたいでしょう。
特に隣席に見知らぬ人が座るよりは自分、もしくは自分達で占有できたら尚更。
実体験を元に、語ります。
キャビン半分から4分の3ぐらいのエリアがベスト?
結論から言うと、満席でない場合に一番隣が空きそうな場所はキャビンの半分から4分の3ぐらいの場所まで。
キャビンというのは、機内全部を指すのでは無く、エコノミークラスならエコノミークラス内のみの事を指します。
国際線機材で一般的なJALとANAの787-9機で比較してみましょう。
赤枠で囲っている部分が該当するエリアです。
前方は人気エリア
キャビンの前方は、他の乗客より早く降機できたり、機内サービスが早く受けられたりする可能性が高いので人気です。
特に入国審査に長蛇の列ができやすい目的地の場合(アメリカや一部ヨーロッパの国々など)、少しでも早く飛行機から降りる事は必須。
乗継便がある場合には尚更。
後方は意外に埋まりやすい?
前方程では無いけど、実は後方も満席になりやすい。
その理由は:
①無料で指定できる可能性が一番高い、もしくは座席指定料が安価
②心理的に一番空いていそうと思いやすい
③機材によっては2席ブロック列が並ぶ
①の場合、多くの航空会社が座席指定を有料化し始めているこのご時世、機内後方を無料で解放しているか、もしくは座席指定料を安価にしている設定している場合があります。
そうなるとどうしても後方座席は埋まりやすくなる。
そして②は意外にありそうなパターンで、どうせ後方は空くだろうと一番後ろの数列を狙われる場合も珍しくない。
ボーイング777などの大型機材になると後ろの方は胴体が狭くなるため、一般的な3-3-3もしくは3-4-3配列が後方では2-3-2もしくは2-4-2配列になるので、③カップルや二人旅行に確保されやすい。
最後列は実は穴場?
ただし、最後列は例外かもしれない。
トイレに近くて落ち着かない?座席がリクライニングできないかもしれない?という心配があるから。
以前、最後列の座席はありか議論しました。
実際、殆どの航空会社では一番後ろの座席でもリクライニングができる様になっているし、トイレから匂いが漏れない様に反対側にドアが開く様になっている場合があるので、そこまで気にならないはずです。
また、最後列の座席のすぐ後ろがトイレとも限らず、実際はギャレーだったりする事もあり。
個人的にはサービスを受けるのが最後になって食事のチョイスが指定できないかもしれない事以外、リクライニングを気にしなくても済むし結構快適だと思います。
特に窓際であれば。
通路側座席の方が人気
通路側座席は基本ビジネスマンのデフォルト指定座席になるので、出張需要が多い路線程通路側の座席は埋まりやすくなります。
また、トイレに気にせず行けるのもメリット。
もし隣を空けたい場合、通路側座席を最初から指定しておいた方が可能性が高くなるかもしれません。
通路側座席希望であれば真ん中ブロックが空きやすい
真ん中の座席ブロックはあまり人気が無い。
複数で移動する際、窓際が確保できないし、あまりパーっとしない。
でも最初から通路側を希望するのであれば、チャンス。
真ん中の通路側座席は4人掛けもしくは3人掛けが多いが、隣人がトイレへ行く際に跨がれる可能性は最高一人だし(窓がある3席ブロックが埋まった場合には2人に跨がれる覚悟が必要)、そもそも真ん中の真ん中は奥まっているので一番最後に埋まりやすい。
まとめ
可能性で考えると、キャビン後方から4/3あたりのエリアが最も空きやすい。その中でも真ん中ブロック座席が最後に埋まりやすい傾向があるので、満席で無いフライトで隣席を一番占有しやすい。もしくは最後列の座席はリクライニングができないかもしれないのとトイレが近すぎる不安になりやすいので空きやすい傾向があります。