⑤ベストファーストクラスラウンジ5選→今回はこれ
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当ブログに紹介されているファーストクラスラウンジのランキングは以下になります。
JALファーストクラスラウンジ(成田)とシンガポール航空のザ・プライベート・ルーム(シンガポール)は、改装前の利用なのでランキングには含めません。
また、エティハドファーストクラスラウンジ(アブダビ)も近年ターミナルが移転され、利用した旧ラウンジが存在しないのでこちらもランキングから除外しました。
順位 | 航空会社とラウンジ名 | 空港 |
5 | ANAスイートラウンジ🇯🇵 | 成田 |
4 | エミレーツファーストクラスラウンジ🇦🇪 | ドバイ |
3 | キャセイパシフィック・ザ・ウィング・ファースト🇭🇰 | 香港 |
2 | ルフトハンザファーストクラスターミナル🇩🇪 | フランクフルト |
1 | スイスファーストクラスラウンジE🇨🇭 | チューリッヒ |
ランキングの評価基準
・座席はゆったりして快適か(密集感がないか)
・レストラン式のダイニングでの食べ物・飲み物の質は高いか
・雰囲気
・スタッフの対応は良いか
・サプライズ要素はあるか
ビジネスクラスラウンジの評価基準である清潔感やシャワー室の設備はファーストクラスラウンジでは当たり前の要素なので評価外とします。
<5位:ANAスイートラウンジ:成田>
混雑時の利用でしたがファーストクラスラウンジとは思えない程座席が密集して、椅子は快適では無く、アラカルトのダイニングはファミレスレベルでそこまで感動しませんでした。
利用当時は2017年で多くのANAフライトが成田発着だったので、現在は羽田空港に多く移転して更には第2・第3と分かれているので、現在の混雑状況はかなり改善されているかと想定します。
もし、ランキング対象外としたシンガポール航空、エティハド航空、JALの旧ラウンジと比較しても、微妙なレベルです。
ビジネスクラスのANAラウンジとの違いはスマホで注文できるアラカルトメニューのオプションが豊富(ANAラウンジはヌードルバーメニューのみ)、前菜類を始めとするビュッフェの種類が若干豊富です。
ドリンクは基本セルフサービスでカクテルなどのメニューは存在しないし、基本利用者は大半以上が最上級会員でファーストクラス乗客では無いと見られるので、あまり特別感の無いラウンジです。
現在ANAは羽田空港第2ターミナル(国際線)に本家ラウンジ(?)を設けているので、こちらを訪問すればもしかしたらANAスイートラウンジに対する印象が変わるかもしれません。
ANAスイートラウンジはANA自社のファーストクラスや最上級会員の他、スターアライアンス系のファーストクラス利用客も対象になります。



<4位:エミレーツファーストクラスラウンジ:ドバイ>
食事の種類とクオリティーはどのラウンジよりも素晴らしいです。
何ページにも及ぶアラカルトメニューだけで無く、ビュッフェもあり、その内容もとても充実。
訪問者には15分のマッサージが含まれているのも嬉しいサービスです。
とても広い面積を誇り、特にコンコースAはフロア全体がラウンジになっているので広すぎて移動が大変です(端から端まで歩いて20分!)。
弱点としては対応がイマイチな従業員がちらほら居た事。
仮眠ベッドはありますがプライバシーは無く、開放感があるので同室に誰か休憩している場合にはあまり落ち着きません(コンコースBはカーテンで仕切られていますが隣との距離感は近いです)。
エミレーツファーストクラスラウンジは、有料で利用する事も可能です。






<3位:キャセイパシフィック航空ザ・ウィング・ファースト:香港>
香港国際空港には2つのキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジがあり、古い方がザ・ウィング、新しい方がザ・ピアです。
訪問時はコロナ禍で生憎ザ・ピアが閉鎖中だったので、対象は前者のみになります。
ザ・ウィングは正直、一つの設備を除いてそこまで感動するラウンジではありませんが、この「一つ」がとても良いです。

それは、ザ・キャバナ。
個室の中にバスタブがあり、横に簡易ベッドが用意されています。
専用トイレも付いています。
90分まで滞在でき、プライベート空間を満喫できるスペースです。
ラウンジで湯に浸かるのはとても気持ち良いです🎵

ラウンジ内ではアラカルトレストラン、ザ・へーブンがありますが、種類はそこまで多くなく、味もまぁまぁという感じでした。
その他、ダイニングエリアではビュッフェコーナーがあり、アラカルトとビュッフェの両方が楽しめます。


一般的には新しいザ・ピアの方が人気が高いので、個人的に今後訪れてみたいラウンジのトップリストに入っています。
ザ・ウィング、ザ・ピア共にワンワールドエメラルドのステイタスがあれば入場できるので、必ずファーストクラスに乗らなければいけない事はありません。
<2位:ルフトハンザファーストクラスターミナル:フランクフルト>
世界で唯一、ターミナル全体がファーストクラス専用になっています。
対象者はルフトハンザグループの最上級会員(HON Circle)か、同グループのファーストクラス利用者のみ。
入口から付き添いのスタッフがチェックイン手続きを済ませて出国審査場に同行し、すぐにラウンジへ案内してくれます。
そして時間になれば、搭乗フライトまで専用車で送迎。
究極の待遇です。
ラウンジ内にはバスタブ付きのシャワー室や、完全個室型の仮眠室が用意されていますが、それぞれ1室のみなので利用の際にはゆったり過ごせる方が良いです。
食事は豊富なアラカルトメニューと、別にビュッフェも用意されています。
そして味も非常に美味しい!
バーには様々なワインやウィスキーが並べられてあり、テイスティングが可能です。
1位のスイスファーストクラスラウンジとほぼ同レベルで甲乙をつけ難いですが、1位の方が感動する要素が2つあったので、こちらを2位としました。








<1位:スイスファーストクラスラウンジE:チューリッヒ>
便利さで言えば殆どターミナル内での徒歩移動が無いフランクフルトのファーストクラスターミナルには敵いませんが、ラウンジ自体の雰囲気や設備はチューリッヒ空港のスイスファーストクラスラウンジの方が個人的に好みです。
チューリッヒ空港には2つのファーストクラスラウンジがあり、一つはシェンゲン出発便エリア内にあるA、そしておすすめは長距離を中心としたシェンゲン以外の出発便エリアにあたりE(出域審査後)です。
・ラウンジにはテラスがあり、様々な飛行機の離着陸や、晴れていればアルプス山脈が見渡せる。
・5つ星ホテルの客室と遜色ないバスルーム付きの仮眠室が2室用意され、しかも部屋から滑走路や雪山の景色が楽しめる!
・アラカルトの食事は高級レストランレベル並みのコースメニューが用意され、それぞれワインペアリングも楽しめる。特に時期ごとに替わるスイス伝統料理のフルコース料理は大の試す価値あり!
弱点としては料理は基本全てオーダー形式なのでビュッフェが無いが、その分食事のクオリティーはかなり高いです。





スイスファーストクラスラウンジはフランクフルトのルフトハンザファーストクラスターミナル同様、最上級会員のHON Circleか、同日に発着するルフトハンザグループのファーストクラス(ルフトハンザ航空及びスイス国際航空)のみが利用可能です。
ファーストクラスで到着→エコノミークラスで出発の際でも利用が可能です。
まとめ
欧州系の航空会社がトップ2を占めました。スイス国際航空とルフトハンザ航空のラウンジ(ターミナル)は格別です。キャセイパシフィック航空のラウンジ内にあるスパもとてもユニークな発想。エミレーツ航空のラウンジは食事のオプションが豊富でどれも美味しく、飯のために戻りたいです。残念ながら、ANAのファーストクラスは機内は素晴らしいけどラウンジは改善点が多く見られます。