JALとANAのファーストクラスサービスを徹底比較!選ぶならどちら?

今回ANAのファーストクラスに搭乗し、前からやってみたかったのが今年1月に乗ったJALファーストクラスとの比較。今回のシンガポール線とほぼ同距離の成田→ジャカルタ間で乗りました。

どちらも1回しか利用していないので、こういう比較は本来なら係員や乗務員によってサービスにはバラツキが考えられるため複数利用しないとより正確な判断はできないものですが、とてもファーストクラスを何回も乗る余裕は無いので、あくまで両方とも1回限りの体験を基に比べます。

では、地上から機内までレビューしてみたいと思います。

<空港チェックイン(成田)>

JALとANAの大きな違いは、ANAのファーストクラスチェックインカウンターはターミナルの中の仕切られた城塞の様な空間にあり、自動ドアで入らなければなりません。JALは普通のチェックインカウンターになります。

JAL ANA ファーストクラス 比較:ANAのファーストクラスカウンター
ANAのファーストクラスカウンター
中もお洒落
中もお洒落

ANAのカウンターは凄く特別感ある存在でしたが、チェックインプロセスは至って普通でした。

それに対しJALはカウンター自体は普通ですが、手続きは手厚く、チェックイン係員の対応はJALの方が丁寧でした。

JALのファーストクラスカウンター
JALのファーストクラスカウンター

2名が対応してくれ、1名がチェックイン手続きを行ってくれる係員と、もう1名はわざわざ手書きで書いてくれたファーストクラスタグを手荷物リュックに付けてくれる係員で、保安検査場まで同行してくれようとしました。

手書きのタグ
手書きのタグ

空港チェックイン(成田)部門の優勝は:JAL

<ラウンジ(成田)>

JALはファーストクラスラウンジ、ANAはスイートラウンジが比較対象となります。どちらも美味しい食事が並び、魅力的要素が高いですが、それぞれ個性があります。

JALファーストクラスラウンジの高いポイント
☆シャワー室がとても「和」で落ち着いた空間。シャワーの勢いが良くとても快適。

☆10分間のセラピストによるマッサージを受けられる。(ビジネスクラス用のサクララウンジでも楽しめる)→後日追加:これは2017年10月に提供を終了するらしいですね。

☆ビーフカレーがうまい!(サクララウンジでも楽しめる)

☆寿司職人さんによって握られる寿司が嬉しい!(提供時間は決まっている)

☆前菜もうまい!

☆重厚感があり、落ち着く。

JALFラウンジのシャワーが最高
JALFラウンジのシャワーが最高
寿司も嬉しい!
寿司も嬉しい!
ラウンジの様子
ラウンジの様子

ANAスイートラウンジの高いポイント

☆ラウンジに入室すると、従業員がおしぼりを持ってきてくれ、飲み物を運んできてくれる。食事も希望すれば席まで持ってきてくれる。対するJALは基本すべてセルフサービス。

☆デザートのクオリティーが高い。

☆カウンターで生パスタや海鮮丼、ラーメンやそば・うどん等を頼める(ラーメンやそば・うどんはビジネスクラス用のANAラウンジでも楽しめる)。

☆シャワー室利用の際に資生堂製のボディーソープ、シャンプー、コンディショナーの3点セットを結構な量で貰える。

おしぼりと飲み物のサービス
おしぼりと飲み物のサービス
ANAスイートラウンジの様子
ANAスイートラウンジの様子
スイーツは最高!
スイーツは最高!

その他の面ではANAはJALより劣る部分がありました。シャワー室はまぁまぁでシャワーの水圧が低かった。食事はデザートは感動したけどその他は美味しいながらも特に深い印象はありませんでした。一番気になったのは、ANAのスイートラウンジは混雑するとあまり落ち着きません。椅子も安っぽく、JALのゆったりとしたソファーとは異なりました。以前、JALのラウンジが混みすぎて特別感が無い記事を書きましたが、これでもANAのスイートラウンジよりはマシでした。

ラウンジ(成田)部門の優勝は:JAL

<シート>
今度は機内に。JALとANAはどちらもファーストクラスが搭載されているのはB777-300ER機のみで座席数も8席ですが、シートには大きな違いがあります。ANAは半個室型でシートの周りがしっかり囲まれ、対するJALはオープンな座席で解放感があります。

ANAファースト座席
ANAファースト座席
ANAファースト座席
ANAファースト座席

当初、ANAの座席は窓際に座っても囲いのため景色が眺めにくいと思いましたが、ちょっと前へ寄っかかれば普通に楽しむことができました。プライバシー感があって、結構気に入りました。

JALの方が「社長の椅子」という感じがしますw。厚い囲いが無い分、ANAより座席の横幅は広く感じます。重厚感もありますね。

JALのファーストクラス座席
JALのファーストクラス座席

ただ、プライバシーがあまりありません。ベッドの状態にしても、丸見えという感じがしてあまり落ち着きません。通路を挟んだ反対側に座っている乗客のテレビ画面も見えたりもします。

オープンな感じのシート
オープンな感じのシート

これは好みだと思いますが、個人的にはANAのプライバシー重視のシートの方が魅力的です。

シート部門の優勝は:ANA

<アメニティーキットとパジャマ>

JALはスペインブランドのロエベ(Loewe)、ANAはサムソナイト製のハードケースです。

JALのファーストアメニティーキット
JALのファーストアメニティーキット

JALの場合は上記とは別に、資生堂製の洗顔フォーム、顔用化粧水、顔用クリームの3点セットが入っていて、これは男女別々になっています。そこそこボリュームもあります。普段からあまりコスメは利用しないので、そんなにもらっても嬉しくなかったですが、ここでは意見は完全に個人の好みになりますね。

資生堂製の化粧品3点セット
資生堂製の化粧品3点セット

対するANAは、使いやすいハードケースでやってきます。これ、実はかなり気に入りました!旅行トランクをミニチュアバージョンにした感じで、かなり使い勝手が良さそうです。JAL程大きくありませんが、超高級ブランドThe Ginza製の化粧水、乳液、洗顔料の3点セットが入っていました。これは男女とも共用ですが、この3点セットの量で合計額を市場価格に換算すると12,600円の価値があり、これは今までもらったどの航空会社のアメニティーの中でダントツトップクラスになります。

ANAのアメニティーキット
ANAのアメニティーキット
真ん中下の3点がThe Ginza製のコスメグッズ
真ん中下の3点がThe Ginza製のコスメグッズ

パジャマに関しては、JALの方が厚手のフリースであり、パジャマっぽいです。ANAはかなり薄い生地なのですが、暑がりの自分にとってはANAの方が快適です。

JALのパジャマ
JALのパジャマ
ANAのパジャマ
ANAのパジャマ

ANAの方が:お気に入りのポーチ、質の高いアメニティーキット、そして着心地良いパジャマとしてポイントは高いです。

アメニティーキットとパジャマ部門の優勝は:ANA

<機内食&ドリンク>

ここは、はっきり言ってJALが天下です。ミシュラン3つ星レストランと提携した料理を提供し、日本発のフライトに至ってはこんなに凝って美味しい機内食は他社を思いっきり追い抜ていると思う。

まず、ANAの機内食から。一点、ANAの和食は乗ったフライトのメニューでは苦手な食材が数点使われていたため、洋食を選びました。本来ならJALで体験した和食で比べるべきなので、一応ANAの軽食で頂いた鯛茶漬けも含めて評価したいと思います。

あ、あとはシャンパンでも比較しないと。

ANAは「王道」のクリュッグを提供しています。キャセイやシンガポール航空、カタール航空等、所謂スカイトラックス社で「5つ星」に認定された航空会社がこれを同じくファーストクラスで提供しています。

クリュッグ
クリュッグ
洋食のステーキ
洋食のステーキ

ANAの機内食は美味しく頂き、焼き加減もミディアムで丁度良かったです。軽食の鯛茶漬けも非常に美味しく頂きました。

鯛茶漬け
鯛茶漬け

でも、JALの機内食はその上のレベルを行っています。シャンパンも含めて。JALのファーストでは、世界の航空会社で一番高価なシャンパンを提供しています。その名もサロン。750mlボトル一本市場価格で4万円以上もする超高級シャンパンです。クリュッグも十分に高級ですが、サロンの半額ぐらい。まぁ、値段より味ですが。

サロンのシャンパン
サロンのシャンパン

さて、JALの機内食は料亭レベルでした。 どれを食べても非常に凝っている。食材も最上級レベルのものを使用しています。

前菜でこのレベル!
前菜でこのレベル!

そしてメインの和牛フィレのすき焼き。この牛肉は本気で口の中でとろけるほど柔らかい肉を使用しています。

JAL和食メイン
JAL和食メイン

JALで頂いた軽食のうどんはまぁまぁでしたが、これだけメインの食事をクオリティー高く提供できるのは驚きです。そして、幻の焼酎と言われている森伊蔵や720mlで2万5,000円近くする日本酒の十四代、幻のクスダワイン等、シャンパン以外の酒の並びも申し訳ないです。JALはかなり機内食と飲み物に力を入れています。

機内食&ドリンク部門の優勝は:JAL

<ベッドの寝心地>

どちらも30分から1時間たらずの睡眠だけですが、上質なベッドパッドを提供し、とても寝心地が良いです。JALはエアウィーブ製を提供し、表と裏でハードかソフトを選べます。ただ、ちょっとシャリシャリした感覚が気になり、掛布団は厚めなので機内の温度だと暑くなってしまいます。

JALのベッド
JALのベッド

ANAのベッドパッドの方が快適でした。大きなつぶつぶ(説明が難いw)みたいなのが背中で感じて、ちょっとしたマッサージ感覚で楽しめました。枕も気持ちよかったです、暑がりの自分にとって薄い掛布団は嬉しかったです。すべて東京西川製。

ANAのベッド
ANAのベッド

ベッドの寝心地部門の優勝は:ANA

<クルーの対応>

どちらも日系らしくきめ細かく痒い所に手が届くサービスが期待できます。でも、ファーストクラスに限った事では無く、JALとANAでは大きな違いがクルーにあると思います。

JALはとても手厚く、一つ一つが丁寧に感じます。ただ、その丁寧さが逆にサービスのペースを遅くしているのでは無いかと思う事があります。あと、個人的に思うのがJALのクルーはちょっと壁を感じる。とても対応は良いのですが、ちょっとした会話をしても向こうはこちらの事を聞こうとしないし、あまりこちらの個人的な事に興味を持たない様なちょっと人間的に冷たい印象があります。たまたまその様なクルーに多く出会ったのかもしれませんが。

それに対してANAの場合、同じく丁寧ですが、もっとさっぱりした感じでテキパキと効率良い仕事をするイメージです。「これから目的地で何をされるのですか」と興味を持ってくれたり、もう少し個人的な話ができるオープンな感じです。もっと人間的かな。たまにドライな感じのクルーも居ますが、しっかり仕事をしていればそれはそれでも良いと思う。こちらの方が態度がもうちょっとはっきりしている(=偽の笑顔が少ない)。全体的にANAのクルーの方が明るい。

クルーの対応部門の優勝は:ANA

<機内化粧室>

機内で利用するトイレ。そんなに大きな事じゃないけど、気になりますね。これはANAとJALで大きな開きがありました。

ANAファーストクラスのトイレ
ANAファーストクラスのトイレ
JALファーストクラスのトイレ
JALファーストクラスのトイレ

JALのはファーストクラスでもエコノミーの化粧室と大差を感じさせられません。その反面、ANAはしっかりハンドタオルが常備してあり、保湿クリームや化粧水が添えてあり、蘭の生花が雰囲気を明るくしています。

機内化粧室部門の優勝は:ANA

<番外編:フライト後のフィードバック対応>

ファーストクラスに乗った後、必ずどの航空会社へ対してもフィードバックを搭乗後に送っています。基本良い事をフォーカスして、お世話になったクルーの名前を入れて感謝の意を送ります。良い思い出を提供してくれたお礼にそれがこちらができる最低限の事だと思います。それに、1点改善点を追加させて頂いています。JALの場合はラウンジの混雑状況に付いて触れ、ANAに付いてはフライト利用後のメールでやってきたアンケート調査が長すぎてしかも質問が解りにくい事を指摘させてもらいました。

JALの方が細かく温かい返信を頂き、それに対してANAはかなりマニュアルフォーマットが入っている様でちょっと機械的に感じました。ま、これは返信する担当者によって大分印象が異なると思うので、これはあくまで参考までにという事で。

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☆JALの返信☆

平素はJALマイレージバンク会員として格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。先般は、ファーストクラスにてJL725便をご利用いただき誠にありがとうございました。また、ラウンジに関するご意見と、客室乗務員の応対についてご丁寧なお褒めの言葉を頂戴し、恐縮に存じます。弊社のサービス全般をあずかりますお客さまサポート室より返信申し上げます。

JALファーストクラスラウンジは、ファーストクラスにご搭乗のお客さまに加え、上位ステイタス会員のお客さまもご利用いただける基準を設けておりますが、すしまる様には混雑などにより特別感や優雅な雰囲気が感じられないとのご意見を頂戴することとなり、申し訳なく存じます。

すしまる様から頂戴したご意見は、大切なお客さまの声として成田空港弊社担当部に申し伝え、今後ラウンジの改善を検討する際に、大切に活用させていただきたく存じます。また、皆さまに出発前のお時間をごゆっくりとおくつろぎいただける環境を提供できますよう、常に混雑状況を把握し適切なラウンジ運営に努めてまいります。

一方で、客室乗務員の応対について温かなお言葉をお寄せくださり、感謝申し上げます。ご搭乗便での乗務員の応対が、僅かながらもすしまる様の心に届くものとなりましたようで、幸いに存じます。

乗務員にとりまして、お客さまよりいただく「ありがとう」のお言葉は何より嬉しく、日々の業務の励みとなりますので、頂戴したお言葉は客室担当部を通じて当該乗務員に申し伝えます。本人たちもこれを機に、より一層チームワークを大切にし、親しみやすく気配りの行き届いた応対を心がけてまいることと存じます。すしまる様のお心遣いに、本人たちに代わりまして御礼申し上げます。

弊社はこれからもお客さまの声をさらなるサービス品質の向上に役立て、皆さまに選ばれる航空会社となれますよう努力してまいりますので、引き続きご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

日本航空株式会社
お客さまサポート室
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☆ANAの返信☆

平素よりANAマイレージクラブ会員として弊社便をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この度は、過日7月2日弊社801便(成田-シンガポール)ファーストクラスをご利用いただき、誠にありがとうございました。その際の客室乗務員の応対につきまして、温かいお言葉を頂戴し、大変恐縮に存じますとともに、心より御礼申し上げます。

弊社では、日頃より客室乗務員に対し、お客様のご様子をよく拝見し、快適な空の旅をお届け出来ますよう、きめ細やかな対応を致すよう指導しておりますが、今般、客室乗務員の機内でのサービスがすしまる様のお心に留まり、当デスクに丁寧なご連絡を頂戴し、弊社と致しましても大変嬉しく存じます。

このようなお言葉を頂戴出来ますことは、客室乗務員にとりましてこの上ない喜びでございます。早速、客室担当部署の責任者を通じ、当該便の客室乗務員に申し伝え、今後の励みとさせていただきますとともに、引き続き、お客様に寄り添ったきめ細やかなサービスのご提供を致して参りたく存じます。

また、弊社サービスアンケートにつきまして、ご指摘を頂戴し、恐縮に存じます。

弊社では、お客様満足ならびにサービス品質の向上を目的とし、ご搭乗いただいたお客様に対しまして、定期的にアンケート調査へのご協力をお願い致しておりますが、質問がわかりにくく、アンケートの項目も多すぎるとのご指摘を頂戴致し、誠に申し訳なくお詫び申し上げます。

今般、すしまる様から頂戴致しました、回答内容に関するご指摘は、早速担当部署に申し伝え、次回アンケート調査の参考として参る所存でございます。

この度は、貴重なお時間を割いてご連絡を賜り、あらためまして感謝申し上げます。

弊社と致しましては、今後とも、お客様からのお声を大切にし、サービス品質の向上に努めて参る所存でございますので、弊社便への変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

ANA SKY WEB
ご意見・ご要望デスク
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フライト後のフィードバック対応部門の優勝は:JAL

<まとめ>

最後の2点は遊び心ですが、それを含めても9項目の中でJALの優勝が4部門、ANAの優勝が5部門なので、単純にそれぞれ同じ重要度でスケールに掛けると4対5でANAの優勝になります。

ただし、JALの機内食・飲み物のクオリティーは非常に高いので、これは多めにカウントしても良いかと思います。なので、両社引き分けとしたいです。

どちらが良いかは好みになります。

もし、空港から手厚いサービスを体験し、ラウンジで美味しい軽食を楽しんで気持ち良いシャワーでリラックスし、機内ではトップクラスの飲み物や食事重視で楽しむのであればJALでしょう。

もし、プライバシー感あるシートに寛ぎ、機内で気持ち良く寝る事を重視し、効率良いフレンドリーなサービスを求めるのであればANAが良いと思います。

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