シンガポール航空A330ビジネスクラス搭乗記:シンガポール→デリー

航空会社:シンガポール航空
便名:SQ 402
フライト区間:シンガポール→デリー
フライト利用日:2017年7月3日(月)
予定出発時刻:02:35発
実際の離陸時刻:02:57発
予定到着時刻:05:40着
実際の着陸時刻:05:25着
時刻表上のフライト時間:5時間35分
実際の飛行時間:4時間58分
機種:エアバスA330-300
利用クラス:ビジネス
座席番号:16A
機材番号:9V-STQ
機材導入日:2010年9月17日

深夜のフライトです。

本来ならシンガポールで1泊してから夕方のA380機でデリーへ行くのが理想的だったのですが、今回のはアビアンカ航空のマイルを利用してホームページでそのオプションが無かったため、シンガポール経由のデリー行きはこのフライトのみ指定が可能でした。

また、シンガポール航空は自慢の超広いビジネスクラスシートは自社以外のマイレージ会員には特典航空券枠を付与しないので、どちらにしろ広いビジネスクラスシートが導入されているA380機の航空券はゲットできませんでした。

さて、ANAよりチャンギ空港到着後はまず第3ターミナルまで無人レールで移動し、そこからシルバークリスラウンジへ向かいます。話に聞いていた豪華なラウンジで知られてまだ利用した事が無かったので、期待が結構高かったです。このラウンジは、エコノミーの上級会員でも利用できず、あくまでビジネスクラス以上を利用する乗客だけが利用できます。

チャンギ空港第3ターミナル
チャンギ空港第3ターミナル
シルバークリスラウンジ入口
シルバークリスラウンジ入口

まずシャワーを浴びたく、お手洗いへ行きました。シルバークリスラウンジのシャワーはトイレと別々にあり、お手洗いの中に位置します。あくまでシャワーはシャワー室だけ。そのため、結構狭いです。

シャワー室
シャワー室
シャワー
シャワー

シャワーは様々な角度が水が吹き付ける様になっています。

次にトイレを拝見。う~む、床とか、便座がそんなに清潔では無かった。日本から到着したばかりなので、もしかしたら頭の中は完全に日本基準になっているかもしれません。

トイレ
トイレ

そして、楽しみにしていた食事コーナーへ。

ラウンジはこの時間帯ヨーロッパや長距離便が多く出発する時間帯だったので、とても混雑していました。座るところを確保するのがあまり簡単では無かった。

食事コーナー
食事コーナー

食事の並びを確認します。正直、思ったよりも品揃えが少なかったのが本音です。正しくは、期待していたよりは下、というべきでしょうか。

日本そばとサラダ類
日本そばとサラダ類
欧風ビーフ
欧風ビーフ
ヌードルバー
ヌードルバー
ヌードルバーの具
ヌードルバーの具

ヌードルバーは美味しそうでしたが、ポークベースの汁に独特の臭みがあったため、パス。

この他に、インド料理が3品、欧風料理が3品程、他に中華料理少々とありました。

デザートはタロイモのペーストのみ。

深夜なので、料理の種類を少なくしているのかな。他のブログで確認した内容とは結構異なっている印象でした。

あまり魅力的な食べ物が無いのと機内食が控えているので、ここではペットボトルの水だけ頂きました。

混雑しているラウンジ
混雑しているラウンジ

さて、ラウンジですが、デリー行きがシンガポール航空の深夜に出発する最終便です。

次第にラウンジは空いてきましたが、あまりこのラウンジは好きになれません。

まず、雰囲気&照明が暗いのと、滑走路では無く、ターミナルの出発ロビーの方に面しているので外の光が入ってこない。従業員の対応は良かったですが。ラウンジは全体的に結構期待外れでした。

もしかしたら、もっと早い時間に来るとまた別の印象があるかもしれません。

あ、写真には納めませんでしたが、シンガポール名物TWGのお茶のセルフサービスコーナーがありました。生憎試していませんが、機内で後ほどTWGのカモミールティーが絶品だったのでここでも一杯飲んでおけば良かったと後悔しました(笑)。

ガラガラの第3ターミナル
ガラガラの第3ターミナル
デリー便出発ゲート
デリー便出発ゲート

機材はA330です。

シンガポール航空は人生で一番多く回数を乗っている航空会社なのに、実は2005年4月以来一度も乗っていませんでした。

高校時代の一時帰国は毎度ほぼシンガポール経由で帰っていて、一人でストップオーバーしてシンガポール滞在する事が楽しみでした。そんな思いで深い場所です。

機内に搭乗すると3名のクルーに挨拶をされましたが、やはりここはシンガポール航空ならではのプロっぽい雰囲気がしていました。清々しいです。適度にケアをしてくれ明るいシンガポール航空のクルーのサービスはとても親近感があります。

A330は近距離路線用の機材なので、座席配置も2-2-2。でも、結構フラットに近いほどシートは倒れます。意外に快適でした。

シンガポール航空 A330 ビジネスクラス:A330ビジネスクラス
A330ビジネスクラス
シートピッチ
シートピッチ

結構狭く見えますが、悪くないです。これでも、シートはフラット近くまで倒れる訳ですから。

前方には収納ボックスが2つあり、左のレバーでロックをかける事ができます。便利です。

シート前方
シート前方

ウェルカムドリンクはシャンパン、オレンジジュースか、シンガポール航空オリジナルのパイナップル系モックテルでした。モックテルを頂きました。

ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンク

シンガポール航空は昔からビジネスクラスではアメニティーキットを提供しない事で有名でしたが(その代りにトイレに歯ブラシやくしを装備し、アイマスクや靴下は直接配られる)、今回はシンガポール航空就航70周年記念を記載された立派なポーチがシートに配備され、その中にはThe Laudressのアメニティーが入っていました。

親切にジップロックも入っていました。内容もビジネスマンにはとても役に立ちそうな、アイロンをしなくてもしわが取れるスプレーや、シミ落とし用の石鹸等、この様なちょっと個性あるキットは嬉しいです。

SQ就航70周年記念のアメニティーキット
SQ就航70周年記念のアメニティーキット

そして、スリッパ、靴下、アイマスクが配られました。

その他アメニティー
その他アメニティー

ヘッドフォン🎧はかなり良質でした。メーカーは判らないけど。

ヘッドフォン
ヘッドフォン

離陸後のドリンクサービスはシンガポールスリングを頼んでみました。

初めてかな?結構甘さが強く、あまり好みでは無いかも。

ナッツとシンガポールスリング
ナッツとシンガポールスリング

すぐに機内食タイムになります。

この機材には30席のビジネスクラスがあり、ほぼ満席でしたが、機内食を食べるのはこの僕ともう1名だけの様でした。すぐに消灯になり、他は眠りに入りました。まぁ、現地時間午前3時すぎですからね。。。

この便では、Supper(夜食)が提供されます。事前に、オンラインでBook The Cookからシンガポール航空の人気メニュー、ロブスターテルミドールを事前予約していました。特定空港出発便では何十種類ものメニューからメインを選べるので、嬉しいサービスです。

ぎりぎりまでシンガポール名物のラクサーを選んでいましたが、量が多いかなと思い、直前にロブスターへ変えました。

SupperがLunchやDinnerと違うのは、Supperでは突き出しにサテーのサービスが無く、そして何とデザート(チーズを含む)もありません。前菜、メイン、フルーツのみです(西洋料理コースの場合)。

エコノミーでもデザートがあるのに、ビジネスでデザートが無いってどう言う事?

甘党にとってはNGですw。

メニューを確認したら、インド料理のオプションではターリーというのがあって、とても興味津々でした。銀の皿で出てくるのかな?しかもインド料理のオプションだとデザートもありました。

昔、母親がシンガポール航空のインド料理のクオリティーを絶賛していた事があり、その影響か僕もその後は同航空会社のインド路線ではよくカレーを選んでいました(エコノミーです)。確かに結構インド料理は美味しいのです。まぁ、今回は事前にロブスター頼んじゃったので、欧風オプションで。

前菜は:Seared Marinated Prawns。

前菜
前菜
前菜のアップ
前菜のアップ

シンプルで美味しかったです。付け合わせはクスクスでした。 そして、シンガポール航空のは美味しいと聞いたガーリックブレッド。普通に美味しかったです。

ガーリックブレッド
ガーリックブレッド

メインコースがすぐに運ばれました。シンガポール航空はちゃきちゃきしていて仕事が早く、でもきっちりサービスをするから良いです。まぁ、機内食食べていたのが2名だけというのも理由だと思いますがw。

ロブスターテルミドール
ロブスターテルミドール

通常ロブスターになるとファーストクラスでしか提供されない料理なので、これがビジネスでも味わえるというのはお得感を感じますね。結構ボリュームもありました。

付け合わせにターメリックライスとアスパラガス。トッピングにコリアンダー(パクチー)も載って、どこかアジアンな感じのロブスターテルミドールでした(笑)。

満腹だったので、海老と野菜だけ手を付けました。プリプリしていて美味しかったです。

ただ、クリームソース系はあまり好きでは無いので、今回は噂に聞いて試したかっただけです。

次回はラクサーを頼んでみます♪

メインのアップ
メインのアップ

メインの後、クルーがWhat would you like to have next?と聞かれたので、デザートが無いのを承知でもデザートをお願いしました。そうしたら、この洋風オプションには無いけど、インド料理オプションのデザートを持ってきてくれるとの事。嬉しいです。

そして、そのTWGのお茶を試してみました。なんとTWGだけで15種類のお茶があり、どれにするか迷いますが、カモミールを選んでみました。

う。ま。い。!

本当にコクがあってどうせティーバッグなんて、と馬鹿にしていた偏見が無くなりました。ティーバッグも立派です。

インド料理のデザートはGulab Jamun Cheese Cake。名前からして超興味津々。インド在住者はご存知かと思いますが、グラーブ・ジャムーンは蜜に漬けた激甘の丸い揚げパンみたいなので、インドを代表するデザートです。そのチーズケーキって何??

デザートと美味しいお茶
デザートと美味しいお茶

これまでは普通のチーズケーキ(というか、ムースに近い)です。さて、中を開けると、グラーブ・ジャムーンが丸ごと入っていました!

甘すぎず、シンガポール航空のは優しい味。かなり周りのチーズと味がマッチし、この創作料理にはちょっと感動しました。これは結構いけましたよ!

ブルーベリーソースも酸味を足してくれ、味にキックを入れてくれました。さすがシンガポール航空!

グラーブ・ジャム―ンが中に
グラーブ・ジャム―ンが中に

さて、シンガポール航空のフルーツサービスはかなり大胆です。。。

でっかいフルーツバスケットをクルーが持ってきてくれ、丸ごとフルーツを好きなだけ取るシステムですから。オレンジ、アップル、ぶどう等。。。

ちょっとで良いし、カットしてくれた方が面倒くさく無いのに。まぁ、贅沢と言えば贅沢ですけどね。

ぶどうだけもらいました。

最後のぶどう
最後のぶどう

さて、ここまでで離陸してから1時間半しか経っていません。さすがサービスが速く効率が良いです。

5時間のフライトなので、まだこの先も寝られます。すぐにベッドモードにしました。

シートコントローラー
シートコントローラー
ほぼフラット状態
ほぼフラット状態

座席はかなり倒れますが、その代り大分低い位置になり、ほとんど床とくっつく感じになります。

そのお陰で、寝ているお隣さんをまたぎ安く便利ですが。最後に化粧室を拝見します。

アメニティーキットを配らない代わりに、様々な種類のアメニティーキットが化粧室に常備しています。これは、エコノミークラスでも同様です。

髭剃り、歯ブラシセット、女性用ナプキン、くし等一通りそろっています。

アメニティーボックス
アメニティーボックス
洗面台
洗面台
化粧水等
化粧水等
生花が
生花が

そして、座席に戻るとぐっすり3時間は眠れました!

シートは結構快適で枕もふかふかだったのもあります。さすがシンガポール航空、近距離路線用でも、これだけの工夫されたシートが装備されている事に凄いです。

起きたのは機内の照明が点灯された着陸30分ぐらい前。これぐらいぎりぎりまで寝かしてくれると良いですね。

もうデリー(ドゥワルカ)
もうデリー(ドゥワルカ)

飛行機から降りる時、チーフパーサーが自分の名前を憶えていてくれ、「Thank you Mr. Sushimaru!」と言ってくれたのはとても嬉しかったです。

成田で付いたファーストクラスタグ
成田で付いたファーストクラスタグ

<シンガポール航空ビジネスクラスの印象>
当初はラウンジの暗い印象や、座席もちょっと老朽化(そんなに古い機体では無いのに)が目立ちましたが、やっぱり全体的にみると天下のシンガポール航空です。昔ながらの素晴らしいサービスは期待通りでした。クルーはテキパキ動いて効率が非常に良く、また深夜便なので極力長く乗客に睡眠を取ってもらうという事が伺えます(ごほんごほん、日系Jさん?)。ビジネス客のニーズにはとても合っていると思います。クルーは洗練され明るいし一緒に話していてとても気分が良い。当初、機内では時間が短すぎて眠れないだろうと思っていたのにこれだけ気持ちよく眠れたお陰で、この日は朝からずっと疲れずにデリーで仕事もでき行動する事ができました。個人的に昔からシンガポール航空ファンだったのでかなり偏ったイメージがあるかもしれませんが、でも懐かしい思い出を蘇らせてくれました。是非また利用したいです。うん、やっぱりシンガポール航空が僕の中では一番居心地が良くてベストです。

スパム防止のため、コメントは管理者が承認してから反映されます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の投稿

シンガポール航空A350機

非常口座席のデメリット

非常口座席って、大抵足元が通常より広いから価値があるだろう!と思いがちですが、実は僕は指定料金が無料であっても、例外を除き、選びません。 この記事では、あえて非常口座席のデメリットだけを並べて、最後に

もっと読む>

アーカイブ

過去投稿
上部へスクロール