JAL、ANA両社は日本発のフライトは結構機内食に力を入れ、JALに至ってはエコノミークラスでも有名食プロデューサーやシェフ監修のメニューを提供していますが、インド発のフライトはどうでしょうか。
結論から言うと、ANAは出発国関係無く安定のメニュー内容、JALに至っては、インド出発便に関しては内容が充実しているにも関わらず、かなり栄養が偏っている印象です。
2022年7月のメニューで検証してみましょう。メニューは、両社ホームページから確認ができます。
まずはJALのデリー→羽田・東京線エコノミークラスメニューから。
写真は2017年に撮影したJALのデリー→成田便の夕食。野菜が少なくて炭水化物が多い。前菜にキッシュと蕎麦、そしてデザートが巨大マフィン。
最新のメニューも前菜に野菜が無く、その代わりにペンネ&蕎麦。そして、デザートはパウンドケーキと重い。。。全く当時からメニューの雰囲気が変わっていない。。。
因みに、ベンガルール発のフライトは深夜発のため、出発直後はサンドイッチ等の軽食が提供されます。日本到着前に、上記のメニューがほぼ同じ内容で提供されます(違いはメインディッシュの内容と、パウンドケーキの味が異なるぐらい)。
そして、こちらがANAのデリー→羽田便のエコノミークラスメニュー。ムンバイ→成田便と内容は全く一緒です。
メインディッシュ以外の詳細をアップしてみましょう。
ANAの方が全体的な栄養バランスが良さそう。しっかり野菜も豊富で、チーズも付いている。デザートはアイスクリームで食べやすい。
こちらは、2013年のANAデリー→成田便の機内食。当時はデリー出発が深夜だったので、主な食事は朝食となりますが全体的にバランスが取れている感じがします。
東京到着前の食事に関しては、JALの方が和食の弁当スタイルで、日本食好きならこちらの方が満足感が高そう。以前はおにぎりが入っていて、インドに長く居るとこの味がとても懐かしく思えました。
ANAは、パンとヨーグルトとカットフルーツでとてもシンプル。
まとめ
JALの日本発は素晴らしいメニューなのに、インド発は内容が豊富であるにも関わらず、重い炭水化物系がぞろっと並びます。せめてサラダは欲しい。その反面、日本到着前の弁当は嬉しい配慮だと思います。
ANAに関してはとても栄養バランスの取れたメニューです。到着前の軽食はちょっと質素ですが、日本発・インド発関係無くメニューに安定性があるのは利用者として安心します。
おまけ
こちらが、日本発の両社メニュー。JALがいかに力を入れているか伺えます。デリー・ベンガルール両便とも同メニュー。
こちらはANA。デリー・ムンバイ線共に同メニュー。
個人的には、日本出発便であればJAL、帰国便であればANAの方が機内食ベースで判断するなら良いかな。