キャセイパシフィック航空777-300ERエコノミークラス搭乗記:デリー→香港

航空会社:キャセイパシフィック航空
便名:CX 694
フライト区間:デリー→香港
フライト利用日:2023年3月16日(木)
予定出発時刻:01:30発
実際の出発時刻:01:25発
予定到着時刻:09:20着
実際の到着時刻:08:41着
時刻表上のフライト時間:5時間20分
実際のフライト時間:4時間46分
機種:ボーイング777-300ER

利用クラス:エコノミー
座席番号:40K(最前列有料シート)
機材番号:B-KPY
機材導入日:2012年2月25日
チケット代:44,990円(デリー→香港片道)

<プロっぽくないチェックインスタッフ>

空港には出発2時間半前に到着しました。expertflyer.comにて事前に調べた情報だとこのフライトは満席なのでさぞチェックインは混雑するかと思いきや、結構ガラガラ。ビジネスクラスの列の方が長かったので、エコノミーのカウンターへ案内されました。

空いているチェックインカウンター
空いているチェックインカウンター

パンデミックの影響でスタッフが入れ替わったのか、チェックインのスタッフは素人。ワンワールドサファイアなのに、預ける荷物に優先タグをつけようとしないので、こちらから指示するとそんなタグは無いとか!?渋々、横のポーチからタグを用意しましたが。ラウンジのバウチャーも発行しなそうだったので、再度サファイア会員である事を伝えると「サファイア会員?」と反応。しっかりせい!

<デリー空港はラウンジ不足>

どうやら、現在デリーには稼働しているラウンジが少ないらしく、以前提携していたプラザプレミアムラウンジは閉鎖中。その代わりに、4つあるカフェ・レストラン・バーを選ぶ事ができます。

渡されたバウチャー
渡されたバウチャー
チョイスの一つ
チョイスの一つ
チョイスの一つ
チョイスの一つ
チョイスの一つ
チョイスの一つ

酒を飲みたい気分だったので、二つあるバーのどちらか選ぶ事にしました。広々としている、Delhi Capitalsを選択。

<無料ドリンクは一杯のみ>

バウチャーを渡すと、一杯だけドリンクが無料です。ウィスキーを頼みました。

ビュッフェも提供されてこちらもバウチャー客には無料な様ですが、あまり魅力的では無かった。

奥の広いソファー席を占領できたので、ゆっくりしました。

無料のウィスキー
無料のウィスキー
広々としたバー
広々としたバー
ビュッフェカウンター
ビュッフェカウンター
あまり食欲は湧かなかった
あまり食欲は湧かなかった

<スムーズな搭乗>

流石キャセイだけあって、搭乗はスムーズ。ワンワールドサファイア会員のメリットとして優先搭乗を楽しませてもらいました(機内の写真が撮影しやすいのでとてもこの待遇は嬉しいです)。

<機材は長距離路線用の777-300ER>

今回のフライトは、キャセイがヨーロッパや北米に投入している長距離路線用の機材でした。そのため、全体的に快適な内装になっています。

ビジネスクラスとプレエコのキャビンを通ります。

ビジネスクラス
ビジネスクラス
ビジネスクラス
ビジネスクラス
ビジネスクラス
ビジネスクラス
プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー

一つ驚いたのが、プレエコには専用のトイレがこの小さいキャビンに設置されていました。シンガポール航空だとトイレはエコノミーとの共有で機内後方まで歩かなければならないので、これは良いですね。

プレエコのトイレ
プレエコのトイレ

<足元の広い最前列のエコノミー座席を指定>

本来なら事前指定すると有料なこの前方席、ワンワールドサファイアのステータスのお陰で無料で選択ができました。窓二つ分以上の広さがあり、お、これなら余裕で窓際座っていてもトイレへ行けるぜ!と思っていたけど。。。甘かった!詳細は後ほど。

最前列40番の座席
最前列40番の座席

他のエコノミー座席を見てみましょう。

エコノミーの機内
エコノミーの機内
エコノミーの座席
エコノミーの座席
エコノミーの座席
エコノミーの座席
エコノミーの座席
エコノミーの座席
当初迷った二人掛け座席
当初迷った二人掛け座席

↑一番後ろの座席は二人掛け。窓際好きとしては、できるだけトイレへ行く際に人を跨ぎたくないので、この座席は魅力です。カップルなら、何も気にせずに座れます。しっかりリクライニングもできそうだし、悪くないです。

エコノミーの機内
エコノミーの機内

<良質のアメニティーとセンスの良いシート>

エコノミーとしては比較的大きな枕はふかふかしていて、毛布はとても滑らかな肌触りでした。

大きな枕と毛布
大きな枕と毛布

500mlサイズの水のボトルは本当に嬉しいです。大した原価で無いはずなのに、何故かエコノミークラスではなかなか提供されないのです。機内は喉が渇きやすいのに。

水のボトルは嬉しい!
水のボトルは嬉しい!

ヘッドフォンは今流行りの粗悪な使い捨てイヤフォンでは無く、そこそこちゃんとしたものでした。

ヘッドフォン
ヘッドフォン
しっかりしている
しっかりしている

最前列は若干シートの造りが異なりますが、それでもデザイン性があると感じました。特にサイドテーブル。

機能性が高いサイドテーブル
機能性が高いサイドテーブル
スマホやタブレットも置き易い
スマホやタブレットも置き易い
広げる
広げる

座席の下には、全世界対応の電源が設置されています。

ユニバーサル電源
ユニバーサル電源

少し座席から遠いけど、壁に設置されたシートテレビの下にはUSB電源も用意されています。

<豊富なエンターテイメント>

キャセイで退屈する事は無いでしょう。操作画面は日本語のオプションもあるので、ナビゲートがし易いです。

日本語オプションあり
日本語オプションあり
トップ画面
トップ画面
コントローラー
コントローラー

<窓際からトイレへ行き易いはずが。。。>

最前列の40番列、確かに足元は広いです。

足元はかなり広い!
足元はかなり広い!

でも、実はここ、ベビーベッド座席。事前に知っていましたが、多分幼児連れの家族は座らないかな?なんて思っていたら、その反対でした。

ベビーベッドが設置された状態
ベビーベッドが設置された状態
ベビーベッドが設置された状態
ベビーベッドが設置された状態

ベビーベッドが設置されると、一般座席よりもトイレへ行きにくくなります。なので、こればかりはギャンブルですね。

<機内食は具沢山だった>

メニューは配られなかったものの、メインディッシュは3種類から選べました。このフライトでは到着2時間程前に朝食が提供されます。

朝食の鶏肉の焼きそば
朝食の鶏肉の焼きそば

麺は少し硬さがあって逆に美味しかった。鶏肉がたっぷり!優しい味付けでした。

カトラリーはメタル製
カトラリーはメタル製

<トイレは普通>

トイレは特に普通です。歯ブラシ等のアメニティーは常備されていません。

エコノミーのトイレ
エコノミーのトイレ
洗面台
洗面台
ハンドジェルとハンドクリーム
ハンドジェルとハンドクリーム

<え、国名が「中華本土」!?>

キャセイの地図が面白いです。所謂、「中国」が「Chinese Mainland」、即ち「中華本土」という国名に記載されていました。隣に「(China)」と記載があるものの、「香港とは違うんだぞ!一緒にするな!」というメッセージが微かに伝わってきます。また、キャセイはイギリス資本の航空会社でもあるので、どことなく香港の複雑な情勢を訴えている感じが伝わってきますね。

Chinese Mainlandと記載
Chinese Mainlandと記載

<着陸の景色>

デリーからのフライトは通常西側からのアプローチなので、香港の摩天楼付近は通過しません。

中国上空
中国上空
港珠澳大橋が見えてきました
港珠澳大橋が見えてきました
香港トランジット中にトレッキングをした大東山がバックに
香港トランジット中にトレッキングをした大東山(写真中央)がバックに
到着!
到着!
キャセイの777-300ER機
キャセイの777-300ER機

<搭乗評価>

地上サービス:☆☆☆(チェックイン担当者があまりに素人すぎたが愛想はそこそこあった)
機内の清潔感:☆☆☆☆☆(全体的に綺麗で、窓は拭かなくても良い程ピカピカだった)
機内クルーの対応:☆☆☆☆(安定の良さだが、特別凄い良かった!という感じでも無い)
アメニティー・シートの設備:☆☆☆☆☆(良質の枕や毛布、電源コンセント、500mlサイズのミネラルウォーターのボトルあり)
シートの快適度:☆☆☆(足元は広かったが、ベビーベッドを広げるとかなりスペースは限られる)
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆(具沢山の焼きそばは良かった)
エンターテインメント:☆☆☆☆☆(プログラムがとても充実)
コスパ:☆☆☆(片道のフライトとしてはちょっと高いかなぁ?)

<フライトの印象>

10年ぶりのキャセイですが、安定した安心感が昔からありますね。質の高いアメニティー、機能性あるシートで、清潔感あり、食事も美味しかった。シートテレビのプログラムが充実しているので退屈することもありません。次回は最前列では無く、普通の座席を試してみたいです。

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「キャセイパシフィック航空777-300ERエコノミークラス搭乗記:デリー→香港」への2件のフィードバック

  1. はじめましてこんにちは。
    2023年10月にキャセイパシフィックを利用して東京-アムステルダム旅行を検討しています。
    香港で乗り継ぎをする往復チケットがエコノミー席、フレックスプランを利用した場合約23万円です。
    脚を伸ばしたいのでエクストラレッグのある席に座りたいです。
    インドから香港の片道で4万円強だったと拝読いたしました。
    それに比べてかなり割高に感じますが、現在ヨーロッパ行きは高いようですね。
    他社と比べてもキャセイの便が安くて発着時間等も利便性が高いようです。

    しかし23万円、、自分にとっては高いです。
    選択を誤っているのか、このご時世に遠くに行こうとするとこのくらいはするものなのか。

    よろしかったらご意見をお聞かせください。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    1. すしまる

      もしお時間に余裕があれば、例えば東京からロンドンまでであればスリランカ航空で往復11万円弱(10月)で行けるので、ロンドンからアムステルダムは別途チケット手配(もしくは高速鉄道)という手段をとるのもありかもしれません。

      もしくは、東京⇄バンコク往復と、バンコク⇄アムス往復など、チケットを分けた方がだいぶ安くなります。その代わり、乗継等で時間はかかります。

      23万円はちょっと高いと思います。

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