入域制限も大分緩和され、トランジットがしやすくなった香港。キャセイパシフィック航空も苦難の3年を経て、世界各地へ路線を復活させています。
特に、日本とアジアを結ぶ際、便利なキャセイを利用する方が多いはず。
<キャセイの最安値エコノミーの座席指定は基本有料>
キャセイのホームページから予約する際、Economy Lightと記載されている最安値のエコノミークラスの座席指定は有料です。
例えば、東京からムンバイの往復チケットをキャセイのEconomy Lightで手配したとしましょう。
もし、全区間座席指定をしたければ、東京⇄香港、香港⇄ムンバイと4区間分の座席指定料がかかり、普通の座席が合計でUSD 52〜USD 66の範囲内。もし、足元の広い座席であれば、USD 206が加算されます。
オンラインチェックインの際のみ、全席無料で開放されます。
<ワンワールドサファイア以上の上級会員はどの座席も無料!>
JALを含む、ワンワールド系列のサファイア会員以上であれば、これらの座席指定料が無料になります。足元の広い座席でも!
参考までに、デリー→香港のキャセイシートマップを開いてみましょう。
こちらは、筆者が搭乗を予定しているフライト。ワンワールドの普通会員、もしくは未登録会員だと、この様なシートマップが現れます。
実は、レギュラーシート指定代を事前に支払っているので、前方座席や足元の広いシートは指定不可になる。
でも、指定代を支払った後で気づいたのですが、実は筆者のワンワールドサファイアステータス、有効期限が延長されていていました。
こちらは、パンデミックの初期にカタール航空がステータスマッチを実施していた時に得たワンワールドのサファイアステータス。ステータスマッチとは、他社の上級会員である事を証明して、航空会社が客を自社へ呼び込むために同じステータスを付与する事です。通常無料。
本来なら、2022年12月31日が有効期限だったのですが、ふとカタール航空のホームページへアクセスすると3ヶ月延長されていた!ラッキー!
てな訳で、キャセイ航空の予約管理画面へ戻り、カタール航空の番号を登録しました。
その後、シートマップを開くと。。。
あら不思議!
システム上で、カタール航空の会員番号を入力したと同時にサファイア会員と察知し、今度はどの座席でも無料で指定できるようになりました。通常であればUSD 58を支払わなければ確保できない、足元の広い座席も含めて。ヨーロッパ便になると一区間USD 195も!
JALはキャセイと同じワンワールドなので、もし上級会員であれば入力の際に同じ様に反応するはずです。
Extra Legroom座席は指定していませんが、事前調査するとエコノミー前方40H、J、Kは足元がとても広いそうなので、こちらの窓際を指定しました。恐らく隣人にあまり気にせずにトイレへ行けるぐらいかな?ま、後ほどレポートします。
<まとめ>
航空会社の上級会員のメリットは凄まじいです。優先チェックインやラウンジ利用だけでなく、例え最安値のエコノミークラスで手配した航空券でも会員が快適に過ごせる様に足元の広い座席が無料で指定できるのはステータスの醍醐味。自社の会員で無くても、アライアンス同士でこの様な待遇が受けられるのは嬉しい事です。