エアアジアXA330普通席搭乗記:羽田→クアラルンプール

概要

搭乗総合評価:74点

<利用詳細>

航空会社:エアアジアX

便名:D7 523

フライト区間:羽田→クアラルンプール

フライト利用月:2023年9月

予定出発時刻:23:50発

実際の出発時刻:00:34発

予定到着時刻:翌06:10着

実際の到着時刻:翌06:14着

時刻表上のフライト時間:7時間20分

実際のフライト時間:6時間40分

機種:エアバスA330-300

利用クラス:普通席

座席番号:12G

機材番号:9M-XXQ

機材導入日:2006年1月18日(ドラゴンエア)→2014年1月17日(エアアジアX)

<チケット代>

もし預け荷物が無ければ、羽田→クアラルンプール→シンガポールの2区間合計で一番安い運賃は諸税込みで約21,000円でした。

が、今回は荷物が多かったので、事前に預け荷物、機内食、座席指定を含めたパッケージを選択して合計28,419円。

更に、機内前方のクワイエットゾーンの座席指定料が追加で1,550円かかったので、総額は29,969円でした。

搭乗記

・チェックインカウンターはガラガラだった

フライト出発時間の約1時間半前に到着しましたが、誰も並んでいませんでした。

ガラガラのチェックインカウンター
ガラガラのチェックインカウンター

日本発のフライトはモバイル搭乗券を発行できないため、搭乗者は皆チェックインカウンターもしくはキオスクで紙の搭乗券を印刷する必要があります。

なので混雑を想定していましたが、こんなに空いていて唖然としました。

因みに、オンラインチェックインを事前にせず、空港のカウンターで行うと手数料が発生するので気をつけましょう。

・機内持ち込み荷物のチェックは厳しい

エアアジアでは追加料金を支払わない限り、機内持ち込みの荷物は7kgまでと決まっています。

チェックインカウンターでは、しっかり重量を測らせられます。

また、ゲート付近でも、荷物が多い乗客にはしっかりスタッフが巡回して重量を測るように命じられていました。

因みに、空港の制限エリアで買い物したお土産等は対象外な様です。

マレーシア人と思われる乗客の多くが、免税店で購入されたお菓子の袋を大量に持ち込んでいる光景を搭乗ゲートで見かけました。

・出発は約45分の遅延

機材の到着が遅れたため、出発も遅延となりました。

ただ、搭乗ゲートでも機内でも、スタッフと機長から頻繁に謝罪アナウンスがありました。

いくらLCCであっても、時間厳守には妥協しない姿勢を感じ取られました。

結果的には、現地の到着はたった4分遅れでほぼ定刻でした。

・搭乗は搭乗券記載のゾーン順

前方のドアから機内に入ると、まずプレミアム・フラットベッドシートが2-2-2配列で2列並びます。

プレミアムフラットベッドシート
プレミアムフラットベッドシート
プレミアムフラットベッドシート
プレミアムフラットベッドシート

こちらは斜めに傾いたフラットシートでJAL Shell Flatとよく似ています。

追加料金は通常の金額の何倍にもなるので、コスパはそこまで高く無いかもしれません。

サービス内容は基本的に普通席と一緒です。

・普通席は横幅が狭いがシートピッチは悪くない

通常のA330機エコノミークラスのレイアウトは2-4-2配列の横8席ですが、エアアジアXでは3-3-3配列の横9席と1席多くなります。

そのため、横幅はかなり狭いですが、足元のシートピッチは比較的ゆとりがあります。

エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
エアアジアXの普通席
シートピッチは悪くない
シートピッチは悪くない

・座席に可動式ヘッドレストあり

LCCとしては珍しく、可動式のヘッドレストが全席付いています。

上下と、横の2箇所。

可動式ヘッドレスト
可動式ヘッドレスト
可動式ヘッドレスト
可動式ヘッドレスト
可動式ヘッドレスト
可動式ヘッドレスト

・普通席前方のクワイエットゾーンは価値あり!

クワイエットゾーンはその名の通り、「ノイズを最小限に抑えた静かなゾーンで特別照明がついた座席」とエアアジアのホームページに記載があります。

10歳未満の子供は予約ができません。

通常の座席よりたった1,550円の追加料金で座席指定ができ、このゾーンは空席も目立ち、自分の真ん中列は3席を占有する事ができて結構快適に移動する事ができました♪

・アームレストを上げても自動的に下がる!

折角3席占有できるのに、アームレストを上げて「貧乏人のファーストクラス」にしたくても、自動的に重さで下がる工夫がされていました。

LCCで快適になるな!って事でしょうか!?

まぁ、他の詰められた乗客からすれば、「ふっ」と言う声が聞こえそうです(笑)。

・アメニティーの提供は一切無し;快適に過ごすには工夫が必要

LCCなので枕も毛布も無料ではありません。

この時、大変なミスを犯してしまいました:暖かい格好を持ち込むの忘れた。

案の定、機内は極寒で、いかにも「寒ければ機内で毛布を買ってね!」という事がみえみえ。

枕は、ランドリーバッグにロスバゲ対策として数日間用の服を用意しているので、それを丸めてその上に頭を置きます。

手作り枕
手作り枕

・シートの設備やエンターテインメントはシンプル

このノリで理解できると思いますが、電源は無く、シートテレビも無し。

唯一のエンターテインメントは機内雑誌ですが、各就航先の旅情報が満載で結構面白いです。

・機内食は事前指定にナシレマを選択

エアアジアの楽しみは機内食。

有料ですが、風味が豊かで様々なオプションから選べるのが特徴です。

今回は、マレーシアの朝食定番メニュー、ナシレマ(ココナッツライスにチキンカレーや茹で卵など付け合わせがある品)を予約しました。

出発後、43分後に配られました。

ナシレマの説明
ナシレマの説明
機内食
機内食
ナシレマ
ナシレマ

ココナッツミルクで炊いた米は香りがたっぷり。左側に、甘酸っぱいサンバルソースと、辛いチキンレンダン(カレー)、そして茹で卵、ピーナッツ、小魚が付け合わせられて栄養満点!?

深夜便LCCの良い点は、機内食サービスが素早い(用意がシンプル&皆が注文している訳でないので)から、就寝時間が長くなる事。

お陰で、すぐに寝付く事ができました。

・極寒の機内;クルーに温度調整をお願いしたが断られた

筆者は暑がりなので機内で寒く感じる事はほぼ無いのですが、このフライトに関しては容赦無く思いっきり冷えていました。

周りを見ると、ガンガンのエアコンに慣れているはずの東南アジア系の人たちでさえ、ダウンジャケットを着込んだりしています。

通りすがりのクルーに指摘して、何とか温度を上げる事ができないか聞きましたが、クルー曰く、寒いのはここだけでプレミアム座席は暖かいから、このままにしないとNGだとか。

単なる言い訳じゃないの??と思いましたが、まぁこればかりは一人で文句言っても他から同意が無いと意味がありません。

・トイレは・・・床がベタベタ

トイレはフライト着陸間際に使用しましたが、清潔とはあまり言えない状況でした。

まぁ朝だし、乗客が一斉に利用するタイミングでもあるから無理は無いけど。

窓があるトイレ
窓があるトイレ
シンク
シンク

採点

地上&機内クルーの対応:7/10(テキパキして明るい印象だがドライ)

機内の清潔感:3/5(座席は結構使用された感がある;トイレはあまり綺麗でなかった)

シートの設備:7/10(ヘッドレストあり、リクライニング可、アームレストは上がらない様になっている)

シートの快適度:5/10(横幅はとても狭いが、前方のシートピッチは悪くない;極寒の機内が不快)

アメニティー:LCCなので対象外

機内食・飲み物の種類・量:5/5(基本事前指定で有料だがオプションは豊富で量も十分)

機内食・飲み物のクオリティー:8/10(美味しく頂いたが、かなり辛かった)

エンターテインメント:3/5(機内雑誌があり、アジア各国の旅行スポットなど掲載されていて面白い)

コスパ:10/10(価格は文句無し)

総合評価:48/65 = 74点

まとめ

機内が異常に寒かったのと座席の横幅が狭い事を除けば、コスパを考えると全く悪く無いです。機内食は美味しいし、シートテレビが無いお陰で機内は真っ暗になるので寝やすいし、工夫をすれば快適に過ごす事はできます。LCCとしてはまた利用する事があるでしょう。

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